多めに貰った米代 10万元を正直に返す

 

　【明慧日本2015年11月14日】

　「多めに貰った米代　10万元を正直に返す」

　楊利さんは黒竜江省虎林市の大法弟子です。約7ヘクタールの水田耕作をして生活をしています。2014年の年末、楊さんは黒竜江省の龍興米業株式会社に穀物を上納しに行ったとき、会社側から米代を10万元ほど、多めにもらいました。楊さんは気づいた後、すぐに返しました。　

　楊さんにとって、10万元はほぼ7ヘクタールの水田の1年分の収入です。米会社の会計係の人は感動して言いました。「あなたに感謝します」。

　「あなたは本当にいい人だ」

　私は村の交差点のすぐ近くに住んでいます。毎日、交差点でおしゃべりする人の話が、うちの庭ではっきりと聞こえます。

　ある日、ある人が（言葉のなまりがあるので、地元の人ではない）「私の三輪車が壊れてしまって、これから、直してくれるところを探しに行くんだが、誰か、自転車を貸してくれないか？」と聞きましたが、返事をする人がいませんでした。そのあとすぐに、家の庭に入ってきました。彼は「あなたの自転車を私に借してくださいませんか？　」と、言い終わらないうちに、私は「どうぞ、使っていいよ」と答えました。彼は感激して、自転車を押して庭から出ていきました。私はこの縁のある人が戻ってきたら、法輪功が迫害された真相を伝えようと思いました。

　しばらく経ってから、彼は戻って来て「すみません、自転車はここに止めておきますね。本当にありがとう」と言いました。彼の声を聞いて、私はすぐ外に出ました。しかし、彼は正門から出ていてしまいました。彼の忙しいそうにしている様子を見て、私は今度機会があれば、必ず法輪功が迫害された真相を伝えようと決心しました。

　数日過ぎたある日、学法しているときに、庭から「ごめんください」と声が聞こえて、庭へ出ました。そこに、以前自転車を貸した人が、たくさんのリンゴを持って立っていました。私を見かけると、彼は「あの日、あなたは何も考えずすぐ自転車を貸してくれて、あなたは本当にいい人だ。ありがとうございました」と言いました。そのあとも、さらにたくさん感謝の言葉を述べました。

　彼は「よかったら、このリンゴをどうぞ」と言いましたが、私は「このリンゴは受け取れないのです。あなたのお気持ちだけで、十分です。私は法輪功の修煉者です。いい人になるようにと師父が教えてくださいました」と話しました。その後、私は彼に法輪功が迫害された真相を伝え、「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』」を念じて下さいと教えました。それ以降、彼は教わった通り繰り返して念じていました。そして、偽名で中国共産党から脱退しました。帰るときに、彼は、ひたすら感謝しました。私は彼が本当に救われたと思いました。

　人には良心があるので、私たち法輪功修煉者が普段の生活の中で、世の人々に優しく接し、私たち法輪功修煉者の言動が「真・善・忍」に従うことで、世の中の多くの人々を救いやすくなると思いました。