四川省 法輪功学習者が受けた迫害事実
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 【明慧日本2015年11月30日】四川省・隆昌(りゅうしょう)県の法輪功学習者・葉建国さんは、法輪功を学んでいることで、この10数年、当局からさまざまな迫害を加えられた。2013年10月18日、簡陽裁判所は弁護士の入廷を妨害して葉さんを含む法輪功学習者7人に対して不正裁判をかけた。葉さんは11年6カ月の実刑判決を言い渡されたが控訴した。しかしその後、資陽市中級裁判所は葉さんの控訴を却下し、原判決を維持するとの判決を下した。

 そして、葉さんは四川省・嘉州刑務所に収容された。刑務所で、葉さんは強制的に洗脳をされ「三書」を書くよう強いられた。従わなかった葉さんは、朝から晩まで軍人のように立たされる体罰を受け、少しでも動くと蹴られたり殴られたりした。葉さんは長時間立たされたので、足、腰、背中を痛め、また真冬でも薄着で外に立たされため、手足はしもやけになった。

 また、刑務所で葉さんは昼休みも与えられず、毎日長時間、目を酷使する厳しい労働を強いられたため、視力がかなり悪くなった。葉さんはかつて持病があったが、法輪功を学んで病気が完治し、仕事を一生懸命、真面目にやり周りの人から「いい人だ」とよく言われていた。しかし、1999年7月20日から、中国共産党が法輪功迫害を開始したため、葉さんは解雇された。その後、葉さんはアルバイトをして、病気の息子と未成年の娘を養い、とても困難で貧しい生活を送っていた。

 2005年5月11日、県610弁公室の警官は葉さんを連行し、同県の留置場に手かせ・足かせをつけ、5カ月間拘禁した。その後、葉さんは労働教養所外の執行で、労働教養処分5年を下された。

 2009年8月25日朝、県公安局の警官は葉さんの家に不正侵入し、家宅捜索をして葉さん夫婦を連行した。その後、葉さんは内江洗脳班に入れられた。法輪功を学んでいない葉さんの妻は病気のため、帰宅させられた。

 2010年10月30日午前、葉さんはバイト先で仕事中、610弁公室の警官に強制連行され、洗脳班にいれられた。

 2011年7月4日、葉さんは江油市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。拷問を加えられた葉さんが危篤に陥ったため、病院に搬送され、重い心臓病だと診断され、翌日に解放された。

 2012年7月、簡陽市国保大隊の警官は法輪功学習者10数人を連行し、二娥湖洗脳班に拘禁した。葉さんはその中の1人だった。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/10/20/317808.html)
 
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