法輪功学習者の突然の死亡 毒物注射が原因か
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 【明慧日本2015年12月5日】法輪功学習者の丁文斌さんは遂寧洗脳班で30日間拘禁されたのち、突然解放された。

 最初丁さんは元気そうだったが、104日後に身体の状況が急激に悪化し、2013年9月16日にこの世を去った。丁さんの家族と友人らは洗脳班で毒を注射されたのではないかと強く疑っている。

 薬の投与を認める

 法輪功に対する江沢民政権の根絶政策の下で、法輪功学習者に対して薬を投与することは、法輪功学習者に対する系統的な迫害の一つの方法として採用され、上層部から下層部までこの方法を実行した。「反邪教関連内部参考資料」には「必要な場合、転向させるために、臨床試験と医療処置ができる」と書かれていた。

 丁さんの経歴

 61歳の丁さんは射洪県の農民だった。その後、彼は都市部に引っ越し三輪自転車を使って生計を営み、2006年から法輪功の修煉をはじめた。彼は率直で、楽観的で、喜んで人を助けていた。

 丁さんは大法の力を体験し、人々に自分の体験したことを伝え、みんなに法輪大法の素晴らしさを知ってもらいたかった。丁さんは至るところで人々に中国共産党が法輪功を迫害している事実を伝えた。

 最初の連行と強制労働

 丁さんは2011年12月29日の夜、法輪功の資料を配布していたところ、太和鎮城北派出所の警官に連行された。1カ月後、1年間の強制労働を言い渡され、新華労働教養所に送られた。2012年11月29日、労働教養所から解放された彼は非常に衰弱していた。体重は60キロから45キロに減っていた。しかし、彼は動揺せず大法を信じ煉功を行い法輪功の書籍を読んでいた。1カ月たたないうちに完全に回復し、再び三輪自転車を運転しはじめた。

 最後の連行と洗脳班での監禁

 2013年4月21日、彼は仁和鎮に行き、人々に法輪功の実態を伝えたが、法輪功への迫害を知らない人に密告され仁和派出所に連行された。県の国保大隊の警官は彼を県留置場に送った。

 15日間拘禁されたのち、再び遂寧洗脳班に送られた。彼は真・善・忍の原則を貫き、転向を拒んだ。洗脳班に30日間拘禁されたのち、6月5日、洗脳班の人らにより射洪県の親戚のところに返された。

 丁さんの解放に関する疑問

 解放されたのち、友人と親戚は洗脳班でどんな迫害を受けたかを聞いた。彼は終始、転向させようとする企みを拒否したが、数回ビンタを食らわせられた以外、基本的に身体的な虐待を受けてないと答えた。

 友人と親戚は安堵すると共に意外に感じた。絶えず「普段、労働教養所では法輪功学習者に対して残酷に迫害すし、転向しない人に対して、野蛮に拷問する。なぜ、丁さんは例外だったのか、なぜ彼を解放したのか?」と考え続けた。

 身体の悪化と死亡

 人々が丁さんのことについて、いろいろ推測していたところ、丁さんの体の状況が激変した。最初の数日間自宅にいたが、彼は非常に弱っていると感じ、何をするにしても困難に感じた。少しずつ胃が張ると同時に痛みだし、水を飲むこともできなくなった。親戚と友人がどういうことなのか、原因を見つけられないうちに9月16日、洗脳班から解放されて104日後、丁さんはこの世を去った。

 政府の法輪功に対する迫害政策と学習者に対して繰り返し使われた拷問方法に基づき、丁さんの友人と親族は、丁さんが遂寧洗脳班に監禁されていた時、毒を注射されたのではないかと強く疑っている。ほかの学習者にもたくさんの似たような事例が発生した。

 拷問の再現:不明な薬の注射

 趙天寿さん(66)は遼寧省盤錦市の幹部を退職した。彼は故郷の射洪県太和鎮に住んでいた。2013年8月26日、神韻DVDを配布していたとき、私服警官に連行された。彼は射洪県公安局に連れて行かれ、大隊長・周毅と副大隊長・何一平に尋問された。趙さんは記録に署名することや親指で押印することを拒否したら「署名しなかったら、DNXを注射する」と脅された。趙さんは、DNXは人の身体を害する薬で、警官が公に学習者に使っていることを知っていた。彼は最終的に書類に署名した。

 また、学習者の王徳義さん、張玉秀さんとそのほかの学習者も現地でDNXを注射されたことがある。彼らはひどく苦しんでいた。一部はいまも苦しみから回復しつつある。

 これらのことから丁さんの突然の死因は不明な薬に起因するのではないと疑われる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/4/280746.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/10/12/142679.html)
 
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