修煉者が常人と結婚することについて

 

文／中国の大法弟子

　【明慧日本2015年12月22日】私は1999年7月20日より前に修煉を始めました。当時は大学生でした。迫害が始まってから、家族は修煉に対する私の固い意志を感じ、修煉に集中させないために、早く結婚させようとしました。私は当時結婚を急いでいなかったのですが、男性との付き合いも拒んでいなかったので、常人の彼氏を見つけて付き合い始めました。　

　彼と付き合う前、長年の学法を通し、できあがった修煉の基礎があるので、絶対に自分をしっかり制御できると思っていました。しかし、まだ完全に取り除かれていない色欲の心、思想業力と常人の観念に左右され、いわゆる「常人の状態に符合して修煉する」ことを口実にして、してはならないことをしてしまいました。実質的に男女の関係はなかったにしても、やはり業力を造ってしまいました。結局彼が修煉を激しく反対したことが原因で別れてしまいました。その後、私は不当に逮捕され、労働教養所で危うく命が失うところまで迫害されたのですが、すべて男女の情と色欲の心が放下できなかったことが大きな原因でした。

　労働教養所から出てきて、家に戻った後、しばらく仕事が見つからなかったので、ネットで真相を伝え始めました。ある日、ネットで真相を伝えた時に、私を探していた常人に出会いました。私と同じ都市に住み、両親も修煉者で、本人も煉功したことがあるため、修煉に理解を示し、収入が高く、仕事の能力があるのをみて、その時私の心が動じました。しかし、1カ月後、彼に移民申請の許可が下りたため、海外に行くことになり、私も仕事を見つけ、地元を離れることになりました。彼と私は一度も会うことはありませんでした。

　その時、すべてを諦めるべきでしたが、私は男女の情に溺れたので、理性を失い、その人とネット上で付き合いを始めました。1回目に迫害されたことから教訓を学ばず、またネット上で大法弟子としてふさわしくない行為をしてしまいました。その後、大法のことに言及すると、彼は人が変わったようにひどく怒り出し、罵るようになりました。これは旧勢力が私を壊滅させる為、私を惑わす為に按排したのだと分かっていながらも、当時は情に溺れ、どうしても脱げ出すことができませんでした。

　2回目に不当に逮捕された時に、私はもうすでに正念を失い、してはいけないと分かっていながら、「三書」（訳注・中国共産党が法輪功修煉者を迫害する手段であり、修煉をしないことを保証する3通の書類のこと）を書いて釈放されました。家に戻ってから、ある夢をみました。夢の中で最近不当に逮捕された女性の同修からもらったおもちゃのビー玉を手に持っていたところ、うっかりそれをトイレに落としてしまい、取ろうとしてもどうしても届きませんでした。その女性の同修はある男性の同修と結婚したばかりで、2人とも2度目の結婚でした。私はその女性の同修も男女の情を放下できなかったために、捕まったと思いました。男女の情は糞のように汚いもので、それに未練があってはいけないと悟りました。

　法理上分かっていても、心の中では常人の幸せな生活に憧れる心が放下できないために、やはり放下する時になるととて辛く感じ、何度もぶり返しがありました。最後に私はついにこの恋を終わりにしようと決心しました。その後わかったことですが、ネット上で付き合っていた彼は前世の仇でした、立派な人でしたが、2人がそれぞれ属する国の間にどうしても和解できない敵対関係にありました。

　その後、他の男性の同修に好感を抱いたことがあり、夜寝る前にその人のことをちょっと思っただけで、労働教養所に入れられてしまいました。

　男女の関係については、修煉者に対する大法の要求は非常に厳しく、旧勢力もこのことについてとても重く見ています、ちょっと妄念を起こしただけで、旧勢力による深刻な迫害を招きかねません。

　常人と結婚することに関しては、男女の情と色欲の心などの根本的な執着をたえず取り除く過程の中で、修煉者自身を制御することはとても難しいのに、いったん常人と結婚すれば、常人の堕落した観念の影響を受け、一層自分を制御できなくなります。過ちを犯したら、億万年も待ち続け、歴史上法を得るために払った大きな代価はすべて台無しになってしまうかも知れません。

　常人と結婚してから相手も修煉を始め、平安無事に暮らす例もありますが、大多数はそのような因縁関係があり、新しい修煉者が常人と結婚することが多いと思います。修煉者一人一人はそれぞれ異なった修煉状況があり、この面において業力の大きい同修の場合、自分をしっかり制御できなけれ旧勢力の按排の中に用意された落とし穴に落ち、億万年も待っていた修煉のチャンスを逃してしまうかも知れません。