中国天津市:9年の実刑判決の法輪功学習者に再び不正裁判(写真)
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 【明慧日本2016年1月13日】天津市の法輪功学習者・周向陽さんは、かつて9年の実刑判決を言い渡され、刑務所に不当に拘禁された。昨年3月、周さんと妻・李珊珊さんはともに連行され、東麗区留置場に不当に拘禁された。周さんは昨年5月から、断食して迫害に抗議を行っているが、不正裁判に直面している。

周向阳

夫・周さん

周向阳妻子李珊珊

妻・李さん

 昨年11月12日、13日、東麗区裁判所は周さん夫婦に対する裁判の「開廷前の会議」を行った。周さんの弁護士と李さんの弁護士は会議に参加し、その場で法律に基づき、発言したが、裁判官たちは聞く耳を持たず、一方的に周さん夫婦に対する裁判の日程を決めた。

 周さんは天津市鉄道会社のエンジニアだったが、法輪功を学んでいるとの理由で労働教養処分や実刑判決9年を受けた。周さんは前後に、鉄道留置場、青泊洼労働教養所、双口労働教養所、漁山労働教養所、河西留置場に不当に拘禁されたことがあり、2003年5月31日に懲役9年の実刑判決を下され、刑務所に収容された。刑務所で周さんは30日間連続して、スタンガンで電気ショックを加えられ、独房に拘禁され、野蛮で、つらい灌食をされるなど、残酷な拷問を受け、体が傷だらけになった。

 その間、妻の李さんは周さんの無実を訴え、解放を求めたため、2006年に労働教養処分15カ月を下された。

 昨年3月2日朝、李さんは出勤しようと、家のドアを開けた途端、20数人の私服警官に一斉に家に不法侵入された。警官はパジャマ姿の周さんに、頭にカバーを被せ、両腕を背中に回して手錠をかけ、めがねをかけることも靴を履くことも許さず、パトカーに押し込んだ。その後、警官は李さんも不当に連行して家宅捜索をしたという。

 警官は周さんの家の隅々まで捜索して、ノートパソコン2台、DVD、新しい携帯電話、USB、1万元の現金、銀行キャッシュカードなどの私物を押収し、自ら周さんの車の下に密かに固定した盗聴器を持ち去った。

 その日の夜、周さん夫婦は留置場に送られ、別々の部屋に拘禁され、労働を科された。4月8日、夫婦ともに逮捕許可状が出された。

 10月26日、周さんの母親は「法廷で息子夫婦に弁護士を頼み、弁護をお願いしたい」と申し込んだが、断られたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/18/319310.html)
 
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