中国上海の法輪功学習者 迫害され死亡
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 【明慧日本2016年1月26日】中国上海・嘉定(かてい)区に在住している法輪功学習者の李文娟さんの自宅に、今年1月19日、国保(法輪功迫害の実行機関)の警官らが押しかけ、不法に停電させ、断水をして、娘と娘婿を呼び出し、家宅捜査すると言い放った。その場で李さんの夫・歴玉欽さんが倒れたため水と電気を供給するよう求めたが拒否された。歴さんは翌日朝3時頃この世を去り、享年68歳だった。

 李さんと娘夫婦は上海市・嘉定(かてい)区・江橋鎮(こうきょうちん)嘉怡路に在住しており、同1月19日朝10時ごろに、嘉定区の国保警官及び江橋鎮派出所の警官らは李さんの家に押しかけ、李さんの娘・歴莉さん、婿・候亜剛さんを呼び出し、家宅捜査しようとした。昨年6月に法輪功への迫害を発動した江沢民を告訴したという理由であった。

 警官は無理やりドアを壊して入ろうとしたが失敗して、その腹いせに、不法に停電させ、断水をした。当時の上海の気温は0度前後であったにもかかわらず、そのような行為をした。その後ずっと李さんの家の前で見張った。

 李さんの夫・歴さんは以前、転倒して怪我をしたため休養していたが、警官が押しかけた当日午後に、再び倒れたため門外にいる警官らに歴さんの状態を説明し、水と電気を通すよう求めたが拒否された。翌日朝3時頃に歴さんはこの世を去った。

 警官らは1月20日、午前中に立ち去った。

 60歳後半の李文娟さんは、儀表局に属している一零一会社の労働組合の副主席だった。若いときに酷い腰痛、リウマチを患った。1997年に大法に出会ってから、「真・善・忍」に基づいて自分を律して、まじめに仕事をし、困っている人を全力で助けていた。修煉して数日後すべての病気が全快した。

 1999年「7.20」以来、李さんは法輪功を修煉しているという理由で、何度も不当に連行され、洗脳班に送られ不当に拘禁された。李さんの娘と婿も修煉しているため迫害を受けた。

 2009年6月5日、夜に李さんは近所の法輪功学習者・鐘怡君さんの家に遊びに行った時に、ちょうど上海普ダ公安局の警官及び610弁公室の警官らが鐘さんの家を家宅捜索しているところだったため、一緒に不当に連行された。その後、李さんの夫、歴さん、娘婿も連行され不当に拘禁された。歴さんは、同年7月1日に拘禁されてから衰弱し、心臓病で入院した。

 李さんは不当に懲役4年半の判決を下され、上海女子刑務所に拘禁され迫害された。やっと釈放された彼女は家に戻ったが、警官らに嫌がらせをされ、冤罪が晴れないままこの世を去った夫の死に直面し、家族は皆とても悲痛な思いをしている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/22/322553.html )
 
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