拘置所での思いがけない出会い
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年1月21日】私は手紙で法輪功への迫害の真相を伝えたため、2003年の秋、拘置所に拘束されました。そこで、喜枝という農村の女性に出会いました。彼女は近所の人とトラブルがあり喧嘩をして、10日間拘留されていました。

 彼女と同じ部屋でしたので、暇な時、大法を修煉する素晴らしさを伝えました。彼女はとても興味津々の様子で聞いていましたが、その後、「私はキリスト教を23年間信じてきて、一度も動揺しませんでした。しかし、あなたの話を聞いて、私も法輪功を学びたくなりました。ここに来る途中、良い人に出会えるようにと願っていましたが、本当に出会えてよかった」と言いました。また、そのすぐ後で「今学ぶのではなく、まず家に帰って、私と喧嘩したあの一家を罵って、鬱憤を晴らしてからにします。今学ぶと罵ることができなくなるから」と言いました。私は笑って、何も言いませんでした。

 しかし、翌日、彼女は考えが変わって、すぐ学びたいと言いました。私は「間もなくあなたは出て行くので、やはり家に帰って、落ちついて隣の村の法輪功修煉者に学んだほうがいいかもしれません」と言いました。言った途端、ふと今教えてあげなければ、家に帰って農作業で忙しくなったら、彼女はまだ学ぶのでしょうか? しかも、隣の村の修煉者を知らないし・・・と考えると、直ちに教えることに決めました。そして、監視カメラの死角で法輪功の動作を教えました。

 翌日、彼女は自ら第二式の功法をおよそ30分間しました。終わると、「この功は本当に不思議です! 私は心臓病を患っていて、家では今まで10分間でさえ立つことができませんでした。麺を伸ばすにしても、途中で1回休まなければなりません。しかし、昨日あなたに動作を教わってから、何となく心臓病が治ったような気がします。先ほど30分間も立って煉功したのに、ぜんぜん疲れを感じません。今までこんなことはあり得ませんでした! 私は帰ってから、もうあの一家を罵りません」と言いました。

 それからの数日、彼女は煉功を続けていました。私は李洪志先生の『洪吟』の中の詩も暗誦して聞かせました。彼女は拘置所を出る間際に「今回の入所は無駄ではありませんでした。この心臓病は例え入院しても、必ず治るとは限りません。そのうえ、いくらお金を払っても買うことのできない、素晴らしい功法を得ました! ありがとうございました」と言って、嬉しそうに帰って行きました。

 その後、私は留置場に移され、8カ月後解放されました。彼女が残していった住所に従って彼女を訪ねました。彼女の話から、それからずっと煉功を堅持していることが分かりました。しかも「今、体はとても丈夫で、体力のいる仕事でも何でも大丈夫です!」と言いました。

 これはすでに十数年前の話ですが、この話を通して、未だに中国共産党のデマに騙されている人たちに、ぜひ法輪功の実態をはっきりと認識し、私たちと同様に佛陀の恩恵に浴してほしいと願って書きました。美しい未来を選択できますようお祈ります。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/16/322274.html )
 
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