明慧法会|師を信じ法を信じればできないことは何もない
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 文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2016年4月2日】私は1996年に修煉を始めた修煉者です。修煉の道を歩んですでに19年間たちました。まだまだ足元が固まっていませんが、それでも師父に付いて今日まで歩んでこれました。精進し着実に修煉した時の喜びや、うまくいかなかった時の悩み、さらに執着を取り除く時の心がえぐられ骨にまで突き刺さるような辛さを感じてきました。そして、はっきりとわかったことは「たとえどんなことであろうと、完全に師を信じ法を信じれば、成し遂げられないことは何もない」ということでした。

 (一)存在しないフィルターワード(訳注:インターネットで送信できない言葉)

 数年前、地元の市に小さな店を開きました。店と家は10キロ離れていました。店に行くまでの時間を利用して、真相を伝えるメッセージを送って衆生を救い済度していました。

 しかし、中国共産党はインターネットトロール(訳注:インターネット上で迷惑行為を繰り返す人間)を利用して大法に関するあらゆる言葉を遮り「真・善・忍は素晴らしい」という言葉さえも送ることができませんでした。このフィルターワードの件について、明慧ネットでは専門的な「安全手册(セイフティブック)」を出していました。そこではその通りに操作するよう指示されていました。フィルターワードを解除する設定以外はすべてできたのですが、どんなことをしてもフィルターワードの解除の設定がうまくいきませんでした。しかも記号がやたら多くて書き方がわかりづらいので、読んでもわからず、さらに中国共産党に位置を測定され、盗聴されてしまうことを恐れていました。

 新しい携帯電話を買い、端末識別番号を変え、新しいSIMカードを買って真相メッセージを送信しました。すると、1件目のメッセージを送信し終わった後に「送信失敗」と表示されました。改めて送信し直してもやはり「送信失敗」のメッセージが表示されました。恐ろしくなって急いで携帯電話から電池を取り出し、SIMカードを捨てました。というのは、その時「中国共産党に位置を測定され盗聴されているかもしれない」と思ったからでした。再び端末識別番号を変え、新しいSIMカードを買いましたがメッセージの送信は前回と同じように失敗し、恐怖のあまり再びSIMカードを捨てました。

 いつまでも同じことを繰り返しているわけにはいかないと思いました。心を静めて考えてみると、まず自分の心の持ちようが正しなく、恐れる心が重すぎました。ショートメールを発信する時、恐ろしさに手がぶるぶる震え、心臓はドキドキしていました。再び新しいSIMカードを買っても携帯電話にセットする気にならず「どのようにすればショートメールを順調に発送でき、衆生が見ればすぐわかるようにできるのか」とよくよく考えてみました。

 ある日、道を歩いていると、師父が「最大の一層の分子から構成された煉瓦、セメントなどは皆さんを制約できなくなります。あなたの最大の一層の分子は既に完全に高エネルギー物質に転化したため、分子以下の更に小さな分子は既に妨げにならないのです。それは布に向かって息を吹けば、息が通り抜けるのと同じことです。つまりあなたは布を通り抜けることができます」[1]と説かれたお言葉を突然思い出しました。この法を学んで、私はすぐに理解しました。「法輪大法」と「真・善・忍」は宇宙全体の中でエネルギーが最も強大で、最もミクロで、すべての生命と物質を通り抜けることができるのに、ショートメッセージを送信できないなんて事がありえるのでしょうか? 誰がそれを押しとどめることができるというのでしょうか?

 私は急いで新しいSIMカードを携帯電話にセットし、簡単で直観的なショートメッセージを編集しました。ショートメッセージを編集する時にはフィルターワードの問題はまったく考えませんでした。ショートメッセージの内容はだいたい「『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』、中国共産党、共青団、少年先鋒隊を脱退すれば、無事に危険を免れ、災難が起こることもなく平安に過ごすことができます」というような内容でした

 ショートメッセージを書き終わって「送信」すると、「送信成功」と表示されました。続いて、ショートメッセージを送った相手から「誰ですか?」と返信が来ました。そこで「あなたの友達です。今は名前を言えませんが、あなたに送った言葉を覚えていてください。あなたが無事に過ごされることだけを考えています」と返信しました。すると「ありがとう!」と返信がありました。

 続いて、携帯電話を自動送信に設定し、ポケットに入れて引き続き道を急ぎました。店に着いて携帯電話の記録を見て見ると、すでに160通以上のメッセージが送られてきていました。そして夜に家に帰る時も、歩きながら送信し、さらに100~200通のメッセージを送信しました。

 この経験で「もし完全に師を信じ法を信じることができ、石のように固い意志で、衆生を救い済度し大法を実証するという出発点に立ちさえすれば、本当にできないことは何もない」ということがわかりました。実際、私たちの多くは普段から人の観念や執着心、世間の虚像によって妨害され続けています。だからこそ、私たちは普段から明慧ネットの指示通りに行わなければならず、常人の中でどんなに難しくても、いつでも十分な正念を保持していなければなりません。なぜなら、個人と同修の全体の安全が最も重要だからです。

 (二)私服警官は自分の目的を忘れた

 何年か前のある夏の日の夜、娘をオートバイに乗せて地元の市の中心の高所得者の居住区へ真相資料を配りに行きました。資料を配り終えて戻る時、途中で突然「ガチャン」という音が聞こえました。、オートバイのU字型の鍵が地面に落ちたのだと思いました。鍵はとても重くて、オートバイのペダルの上に置いてあったのです。急いでオートバイを止め、オートバイから下りて鍵を探そうとしました。下を見ると、鍵はペダルの上にちゃんとあって、落ちていなかったのです。確かに鍵が地面に落ちる音を聞いたのです。「鍵が落ちていないとなると、他のものが落ちたに違いない。なぜなら大きな音だったから」と思いました。引き返して何が落ちたのかを探す準備を始めました。

 無意識に横を見ると、黒い車がオートバイの後ろから同じ速度でついてきているのに気付きました。オートバイは自転車道を走っており、黒い車は車道を走っていました。その間にはモチノキが植えられた分離帯がありました。「この車はおかしい」とすぐに気づきました。なぜならオートバイは2、30キロの速度で走っていました。この車はどうしてこんなに遅く走っていたのでしょうか? それに黒い車はモチノキが植えられた分離帯に貼りつくように走っていました。考えがまとまらないままオートバイを止めると、黒い車が突然モチノキが切れたところから自転車道に乗り上げて来て、オートバイの前に停まり、行く手を遮りました。この時、黒い車が私をつけてきたのだとすでに断定しました。実際には何も地面に落ちておらず、師父が「誰かがつけて来ている」と注意してくださったのでした。

 すぐに私は緊張し始め、無理やり前に進もうとは思わず、その場にオートバイを止め、オートバイの後ろ側に回って物を探すふりをしました。それは考える時間が少し欲しかったからでした。資料を配る時はいつも「誰かにつけられているのではないか」と恐れていました。大法を実証する時や、同修の家に行く時も「誰かに付けられているのではないか」と恐れていたことを思い出しました。この「誰かにつけられることを恐れる」心があることで、中国共産党の邪悪に隙を突かれたということでした。

 執着心は見つけ出しましたが、黒い車はまだその場で動かずにいました。以前は師父に助けを求めることはあrませんでした。なぜなら「修煉がよくできていないので師父に助けを求める資格がない」と思っていたからでした。しかし、師父は「邪悪が彼を殴った時、彼も自分が大法弟子であることを忘れ、師父に助けを求めようということに思い至らなかったのです」[2]と説かれました。私は「師父はこのようにおっしゃられており、弟子が難に遭い、自分でその難を解消できない時には師父にお願いしてもいいのだ」と思いました。それは中国共産党に大法弟子が迫害されないようにするためであり、衆生に大法に対して犯罪を犯させないためだからでした。そこで、小さい声で師父に「師父、悪いことをしようとしている人がいます。その人は今まさに悪事を働こうとしています。弟子の正念を加持し、中国共産党に目的を達せさせないでください」とお願いしました。

 師父にお願いし終わると「ワッハッハー!ワッハッハー!」という声が聞こえてきました。前面に停まっていた車の前後左右の四つのドアが同時に開き、私服を着た4人の男が下りて来て、大声で笑いながら道端の大木を4人で同時に取り囲んで小便をし始めました。

 白日の下ではないとはいえ、街灯がともっており、夜の10時にもなっていない時間でした。ちょうど夜勤をしていた人たちが帰る時間でした。夏の夜で道行く通行人はまだ多いというのに、この4人はまるで誰も人がいないと勘違いしているかのように、多くの通行人の前でこのような不道徳なことをし始めたのです。これは「私が師父にお願いしたので、師父の加持の下、私の正念が彼らの意識を混乱させ、自分たちが何のために来たのかをすっかり忘れてしまい、羞恥心すら忘れてしまったのだ」と思いました。

 4人が排尿している間に、急いでオートバイに乗って娘を連れてその場を離れました。家からあまり離れていないスーパーに入り、ぐるっと一周して、確実に誰もつけていないことを確かめると、安心して家に帰りました。

 弟子を守ってくださった師父のご慈悲に感謝いたします!

 (三)中国共産党のポスターを除去した素晴らしい行程

 一昨年、私を迫害したことを裁判所に告発し、さらに裁判への招待状と中国共産党の悪事を暴露する公開書簡を送ったので、中国共産党は面子が立たなくなったと感じ、さまざまな方法を使って私に危害を加えようと考えました。師父の慈悲深い保護と同修全体の正念による排斥により、目的を達することができませんでした。最後に中国共産党は重症の麻薬中毒の人を利用して、反撃するための大きなポスターを作り、それを宣伝用掲示板に貼りつけました。大法を陥れ、衆生を毒害しました。掲示板の上には電話が置いてありました。真相資料を配ったり送ったりする人を住人に通報させようとしていました。私の名前は直接には書かれていませんでしたが、私が訴えたためにこの大きなポスターを職場が貼ったのだ、ということを常人は皆知っていました。私は「自分の闘争心とメンツを重んじる心が強すぎるために中国共産党の迫害を招いたのだ」ということがわかりました。

 ポスターが貼りだされた後、同修は「これは中国共産党が設置したわななので、簡単には取り除くことはできない」と考えました。なぜなら中国共産党が陰に隠れて監視しているかもしれなかったからでした。この同修の注意に理がないわけではありませんでした。しかし、大法弟子としてこのポスターをそのまま放っておくことはできませんでした。そこで私はセキュリティーが確保できているメールアドレスでメールを出し、他の地域の同修にポスターを取り除いてもらおうと思いました。しかし、2、3日過ぎても、中国共産党のポスターはまだ掲示板に貼られたままでした。実際、他の地域の同修はすでに2回もポスターをはがしに来ていたのですが、ポスターは鍵のかかったガラス扉の中にあり、扉の周りはアルミ合金フレームでした。後で同修から聞いたところによると「2人の男性同修が力いっぱい開けようとしてもガラス扉を破ることはできなかった」ということでした。さらに、掲示板の周りは昼間は人々が行き交い、夜は街灯がともっていました。周辺にはネットワークカメラが設置されていました。その上、2台のパトカーがポスターの前に横付けされていました。表面的にみるとそれは本当に「たとえ虎が空を食べたいと思ってもどうしようもない」という状況でした。

 同修はみな焦りましたが、集中して正念を発する以外に他の方法はありませんでした。住宅地域の最も目立つ場所に、あのようなポスターを貼られることは、衆生を害毒していることは言うまでもなく、大法弟子にとっても恥さらしでした。夫でさえ皮肉な口調で「できないんじゃないのか? 恥ずかしいだろう? 中国共産党にあんな『・・・』を貼られて(夫はまだ私があのポスターを見ていないと思っていた)」と言いました。

 夫の話はかえって私の正念を大いに高め、脳裏に何回となく浮かんできたいろいろな良くない考えが一瞬にしてなくなりました。私は何も言わずに、「明日ポスターは消えてなくなる」と思いました。

 2日前に私は1通の真相を伝える手紙を書きました。次の日出勤すると、真相を伝える手紙を持って職場の宣伝部の責任者に会って真相を伝えました。ポスターをはがすことの利害関係を伝え「宣伝部員が自分で取り除くか、鍵を渡して私にポスターを取り除かせてほしい」と伝えました。宣伝部の責任者は「これは会社と局が共同で検討して決定したもので、あなたが取り除きたいからといって取り除けるものではありません」と言いました。私は疑いをはさませない、有無を言わせぬ口調で笑いながら「もし鍵を渡してくれないのなら、ガラスを割りますが、ガラスぐらい大したことないので新しいガラスに交換してください。みんなが良くなるために、ポスターは必ず取り除かなければなりません」と言いました。宣伝部の責任者は「もしそんなことをしたら、大変なことになるぞ」と言いました。宣伝部の責任者の話には答えず、またそれがどれだけ大変なことになるのか、ということも特に考えませんでした。私は真相を伝える手紙を取り出し、宣伝部の責任者に「手紙を書きましたので見てください。私はこれで帰ります」と言いました。

 家に帰って、どのようにすればポスターを取り除けるのかを心を静めて「これは私が歩まなければならない道なので、他の人に頼むことはできない」と考えました。そして、大法弟子は言ったことは守らなければならず、言ったことを実行しなければなrません。中国共産党の笑いの種になってはならないのでした。しかし、もともと、私が法輪功を学び続け、職場を告訴したこと自体がすでに多くの人に不思議がられているのに、もし人々の前でガラスを割ってポスターを取り除いたりしたら、常人はまったく理解しない可能性がありました。私が職場に逆らっている、と人々は思うか、あるいは、私が目立ちたがり屋だ、と思うか、あるいは、私に対してさらにもっとよくない考えも持つかもしれません。いずれにしてもガラスを割ったりしたら、必ず大法に悪い影響を及ぼすことになったでしょう。師父は「皆さんに単なる迫害を制止する中の常人の英雄になってもらうのではなく、皆さんは旧勢力の按配と迫害を否定しながら法を実証し、それによって神になっていくのです」[3]と説かれました。

 最後に、夜半過ぎになって誰もいなくなった時にポスターを取り除くことを決めました。

 夜中の2時過ぎに起きて発正念をし、まず自分の闘争心、メンツを重んじる心と恐怖心などの良くない人心を取り除きました。それから、心の中で師父に「師父、衆生を害毒させないために、私は中国共産党のポスターを取り除き、最も短い時間で、最も速い速度で、最も完璧な方法(鍵とガラスを壊さずに)で、ポスターを取り除かなければなりません」と申し上げました。師父にこのように申し上げてから靴底の柔らかい靴に履き替え、ドライバーを1本持って音をたてないように出かけました。

 それは素晴らしくて仕方がないほどの行程でした。私は元々、アルミ合金フレームのちょうつがいをドライバーで取り外す準備をしていました。ポスターが私の背の高さより大きく、ドライバーでちょうつがいを取り外すのに30分はかかりそうでした。さらに上側のちょうつがいには届かないのは言うまでもなく、もしかしたらガラス扉が倒れて大きな音を立て、保安員と住民を驚かせてしまうかもしれませんでした。この時、はじめてポスターを取り除いた時のこと(下側のフレームをこじ開ける)を師父が私に思いつかせてくださりました。そこで、しゃがみこみ、ドライバーで一番下側のアルミ合金フレームをこじ開けました。フレームをこじ開けながら、手で外側にフレームを引っ張りました。2枚のガラス扉を音をたてないようにして真ん中から開きました。その時は、音はまったくしませんでした。そして、ポスターの一番下側の2つの角をつかんで引っ張りました。ポスター全体を引っ張り出した後、急いで2枚のガラス扉を音をたてないようにして閉めました。鍵も壊さず、ガラスも割らず、しかも、最初から最後まで私はしゃがんでいました。外に停まっていたパトカーがちょうど目隠しの役割をしてくれました。私は「ネットワークカメラが全行程を撮っていたとしても、ガラス扉が勝手に開き、ポスターが勝手に下がり、ガラス扉が自然に閉まったことが撮影されているだけのはずだ」と思いました。すべての行程にかかった時間は1分を越えておらず、本当に「最も短い時間で、最も速い速度で、最も完璧な方法でポスターを取り除かなければなりません」と師父にお願いした通りになりました。

 ポスターがなくなり、職場のリーダーはそれが私と関係があると気づくかもしれませんが、リーダーたちがネットワークカメラの映像を取り調べたとしても、勝手にポスターが下に落ちていく映像が見えるだけで、きっととても不思議に感じるでしょう。リーダーたちは法輪功が本当にすごいと思うでしょう。なぜなら、このような劣悪な環境下でも、取り除くと言ったから取り除いたのであり、しかも、このような簡単で不思議な方法で大法を実証できただけでなく、中国共産党を震え上がらせたからでした。

 今まで、この件を尋ねに来た人は誰もいません。例の掲示板は長い間何も貼られていませんでしたが、最近になって他のポスターが貼られました。

 師を信じ法を信じればできないことは何もなく、一見不可能なことでも、やってみると1分もかからずにできてしまいました。私は「このすべては師父がなさったことだ」と知っていました。私たちはただ人間の空間で使い走りをしたにすぎませんでした。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『ヨーロッパ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『北米での巡回説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「海外の電話会議における説法」

 (明慧ネット第12回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/7/318557.html )
 
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