自分の身に起こった大法の奇跡
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文/中国の大法弟子 姚潔

 【明慧日本2016年4月3日】私は1994年4月から法輪功を修煉し始めましたが、1999年の「7.20」で中国共産党の江沢民らによる法輪功への弾圧により警察官に逮捕されて、不法に7年間の判決を下されました。

 困難の中で試練に耐えきれず、一時期は反対の方向に進んでしまい、師父と大法に背き、大きな業力を作ってしまいました。刑務所から出た後も事の重大性に気付かず、法も全く勉強しなければ、煉功もしないで、修煉しているとはとても言えない状態が2年間ほど続きました。

 2009年4月のある日、突然脳に異変を感じ、病院に行って検査を行ったところ、「脳梗塞」という診断結果が出たので危篤通知書を渡され、「この病気ですと、たとえ手術が成功しても半身不随になります」と医者に告知されました。その時は眠っていましたが、頭ははっきりしており、恐怖すらなく、ただ全身に力が入らないため起きることができませんでした。そして朦朧(もうろう)とした意識の中、法を勉強し、煉功もしなければならないと認識しましたし、師父の法身がずっとそばに居られるとはっきり感じ取ることもできました。また、師父が私に自らこの困難から歩き出すこの機会をくださったということを悟り、師父の慈悲に感動しました。すぐに「修煉者は、なんといっても常人ではないのですが、ならば、本性の一面は、なぜ法を正さないのでしょうか?」[1]という師父の説法を思いだし、次の瞬間には、体中に巨大なエネルギーが充満していくのを感じ、人の形をした「情を司る魔」らしき物質の中から抜け出したかのような感覚がしました。

 命の危険がなくなると、頭の中を整理し始めました。無限の宇宙を作り上げたすべての神々、すべての衆生に、再三の機会を与えてくださる偉大な師父は、情に自我を紛失し、大きな罪を犯した小さな私を見捨てずに、何度も機会を与えてくださいました。今回もまた新たな命を与えてくださり、言葉に表せないほど師父への感謝の気持ちでいっぱいです。今回の生死の難関を乗り越えたことで佛法の無限さを体験でき、師父の恩の広大さを感じ取ることができました。

 今回の困難の中、師父のご加護により、思想の中から多くの悪い物質を取り除くことができ、再び学法と煉功をしたいと思うようになりました。そして25日後、家族に支えてもらいながらも自らの足で家に帰り、周囲の人々もこの回復の早さに驚きました。

 家に帰るなり、同修からもらった『轉法輪』と1999年以降の全ての説法が入った電子書籍を、むさぼるように読みました。すべてを読み終えると、頭から足の爪先まで洗い出されたようなすっきりとした感じがして、心も明るくなり何もかも理解しました。

 法を正す時期の中で試練を乗り越えられず、自分自身の言動ですら法になく、その上、師父の教訓と大法の要求からかけ離れて、大法弟子としてすべきことをしていませんでした。そして大法の進展について行けなかっただけでなく、反対の方向に進んでしまい、修煉と大法にマイナスの影響を与え、まさに大法に対して罪を犯したと言えます。

 これらすべてを理解した後、毎日欠かさずに法を勉強し、煉功も発正念も続け、何度も自分の空間場の中の蛙が消滅していくところを、この目で見ました。そして世間の人々に法輪功に対する迫害の真相を伝えて「三退」を薦め、自分にできる限りのことをしてきたので、体も奇跡的に回復していき、松葉杖も必要としなくなりました。それから1年後、いつも通りの健康な体に戻りました。ある日、自分を担当した医者に出会いました。私の回復の早さを見て先生は、「君と同じ病室の人は、もうとっくに亡くなったのに、君はまだ生きていたのですね」と驚いていました。これは私自身の身体に起きた大法による奇跡です。

 その目で私の変化を見た人々は、法輪功を修煉し始めました。とある80過ぎの老夫婦が修煉した後、師父は2人の天目を開きました。そのお爺さんは心臓病があり、歩くのでさえもすぐに意気が上がってしまいますが、法輪功を修煉してから少し経つと顔色が良くなり、まるで跳ねているかのように歩けるようになりました。彼の妻は胸に大きな膿疱があり、20年間医者ですらお手上げの状態でしたが、修煉して1カ月で全癒したのです。「以前私に『法輪大法は素晴らしい』と教えてくれた時は機械的に唱えていましたが、今は心の底から法輪大法は素晴らしと思っていますよ」と嬉しそうにおばあさんが話してくれました。

 師父は「あなたのどの執着も、あなたの修煉を台無しにしてしまいます。どの執着もあなたの体に異常を来たし、大法に対する確固たる信念を揺るがしてしまいます。言い換えれば、皆さんに教えますが、誰もあなたたちの修煉の成功を望んでおらず、誰もあなたたちの修煉の出来具合を考慮していません。旧勢力は自身が完成させたいことを完成させているだけで、それだけなのです。具体的に破壊作用を働いた旧勢力、加担して負の作用を働いた旧勢力は皆さんを引き摺り下ろしたい一心であり、何としてもこのことを破壊したいと思っています。なぜならば、旧勢力はこのことの結末を知らないからです。邪悪はほかでもなく邪悪なのです。師父だけが皆さんを修煉を通じて円満成就させようとしています。師父だけが本当の意味でこのことを行なっています」[2]と説かれています。

 自分がこれほど大きな過ちを犯したにもかかわらず、師父は私を見捨てずに何度も機会を与えてくださいました。しかし、法を深く勉強していないため、心性は向上しておらず、悟性も悪く、主意識も強くない上、正念も足りていないこれらの隙を見つめた旧勢力は、「試練」という名目で私を迫害し、師父と大法に対して罪を犯させようとしました。また、旧勢力は人間界で按排した影響力をも駆使し、修煉者たちがまだ取り除いていない悪い一面を利用しながら、信念が不安定な学習者たちに「試練」を与え、乗り越えられなかった人たちを脱落させ、最終的にはすべての修煉者を地獄まで引き摺り下ろそうとしているのです。その他にも、旧勢力は真相を理解していない常人を使って、大法弟子を迫害させ、様々な手段で修煉をやめさせようと誘導したり、洗脳をし、そこで乗り越えられなかった修煉者や、「大法に対して罪を犯した」という理由で、信念を貫き通せなかった同修を消滅しようとしています。ですので、慈悲なる師父だけが真に私たちの事を考えて、大法弟子皆を本当の家に連れて帰ろうとされており、衆生の事を考えて、私たちに真相を伝えさせているのであり、師父だけが本当に私たちと衆生を大切にしてくださっているのです。

 今世は縁があって師父にお会いし、大法と出会い、修煉することを選びましたので、固い信念を持って師父についていくことを心に決め、旧勢力のいかなる按排にも妥協せず、徹底的に否定して、師父の教え通りに最後まで修煉し、有史以前の誓約を果たし、以前犯した罪を償うべく、決心を揺らさずに、師父が要求されたことをしっかりと行っていきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「道法」
 [2] 李洪志師父の著作:『二〇一五年米国西部法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/23/325678.html)
 
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