山東省の馬玉芝さん ハルピンで強制連行され、聊城留置所に身柄を拘束された
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 【明慧日本2016年4月13日】山東省聊城の法輪功学習者の馬玉芝さんは、親戚に会うため黒竜江省賓県を訪れた。そのとき給料の銀行振り込み手続きをしようと、身分証明書を使用したのがきっかけで、2016年3月9日夜、黒竜江省ハルビン市阿成区の警察官に連行された。3月15日に、聊城東昌府区閆寺派出所の警察官に地元聊城まで連行され、市の留置所に身柄を拘束された。

 ことの始まりは去年2015年8月22日、聊城東昌府区の法輪功学習者の馬玉芝さんと王秀珍さんが、閆寺事務所付近で法輪功の真相を伝える資料を配布していたところを、閆寺派出所の警官に止められ、連行されそうになった。そのとき2人は脱出したが、所有物の三輪車や、神韻DVD、パンフレット、『共産党についての九つの論評』などの資料を没収された。

 聊城派出所は2台の自動車と10数人の警察官を出動させて、馬さんの2人の娘の家を家宅捜査しようとしたが、孫娘に違法性を指摘され、家に入れず捜査を断念した。この件に関わっている者は、東昌府区国保大隊隊長の周生橋、閆寺派出所所長の趙房秀と警察官の呂などである。

 その後、馬さんと王さんはタクシーで聊城に戻ったが、監視カメラに姿を撮られた。2人を拘束するために、警察官は毎日のように馬さんの娘の家を訪れて嫌がらせをしていた。居場所を言わせため、王さんの家族全員を監視した。王さんの写真を持って自宅周辺で身柄を探していた。それだけでなく「3日間で帰らせるから派出所に出頭せよ」という嘘の情報を流し、勤め先の取締役にも王さんを派出所に出頭させるようにと要求した。これを知った王さんは、家に帰ることができず、浪人の生活を強いられた。

 馬さんと王さんは法律に違反していないが、聊城公安当局は2人を犯人扱いして全国に「指名手配」した。聊城市公安局の責任者(あるいは副局長にあたる者)の孫は、「馬さんを長期拘禁する」と言っていた。

 馬さんへの迫害は初めてのことではない。

 2010年3月2日、山東省聊城市公安局付近で、真相がわからない人に通告された馬さんと10才の孫娘に対して、東昌府区「601弁公室」が強制的に身体捜査を行い、その後馬さんを連行した。令状の提示もなく2人の娘の家に入り、家宅捜査の上、家財を没収した。

 2012年2月7日、馬さんは法輪功の真相を伝えたとして、翌日に章丘思想改造施設に送られて迫害を受けた。当時、娘の王静さんは1年間の労働教養を強いられている最中だった。馬さんは施設の中で迫害を受け、2週間後に家に帰った。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/22/325662.html)
 
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