中国・吉林省扶余市裁判所 法輪功学習者(79)の自宅で不当開廷
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 【明慧日本2016年5月6日】中国・吉林省扶余市の法輪功学習者・趙淑霞(79歳女性)さんは、自宅で不正な裁判が行われた。吉林省扶余市裁判所の1人が、330日午前突然、趙さんの家に不法に侵入し、趙さんの自由を制限した。

 そして、すぐに二十数人が趙さんの家に入り込んで、趙さんは多勢に無勢、ひとりで強大な敵に向かっているようで、険悪な雰囲気になった。近所の人々は何事かと思って、見物しにやってきた。

 裁判官が趙さんに、「ここで、開廷する」と言い、もう1人は趙さんに向かって、「趙淑霞が1400部の法輪功の資料を所持していることは法律に違反し、『国家の法律の実施を破壊した』」との罪だと起訴状を読みあげた。

 最後に、裁判官は趙さんに「何か言いたいことがあるか」と聞くと、趙さんは「私は罪など犯していません。法輪功は、国に認定された14種類の邪教の中にも含まれていません。法輪功への迫害を引き起こした江沢民こそ、法を犯しています。迫害の資料に書いてあることは、すべて事実です」と弁明した。

 裁判は1時間あまりだった。裁判官は帰る前、「今日のことは、松原中級裁判所に報告し、お前に判決を下してやる。また来る」と、趙さんに言った。

 見物の人が、「お婆さんを刑務所に送るつもりですか! ひどすぎますね。法輪功を学んで元気になっただけなのに、それのどこが悪いのですか? 腐敗した高官が悪事ばかりしているのに、彼らの方を捕まえてください。良い人になることが許されないのなら、共産党こそもう終わりですよ。いつか、本当に天が変わって共産党を滅ぼしますよ」と言った。

 その後、趙さんの家族は趙さんのために、弁護士を依頼する手続きした。

 趙さんは法輪功を学ぶ前、心臓病、腎嚢胞、胃炎、十二指腸腫瘍、頸部脊椎症、脳梗塞などを患って、治療のため、ハルビン市の病院に行ったが、1万元以上かかっても治らなかった。しかし、1996年、趙さんは法輪功を学んで、病気がすべて完治した。子供たちに心配をかけなくなり、自立生活ができた。

 しかし、趙さんは法輪功を学んでいるとの理由で、昨年519日午前、扶余市西南派出所の警官と国保大隊の警官に家宅捜索をされた。警官6人は趙さんの家に不法に侵入し、「お前が趙淑霞か? 俺たちは国保大隊の警官だ。お前が罪を犯したので、家宅捜索する」と言った。それから、警官は趙さんの家を不当に家宅捜索し、法輪功の小冊子、法輪功の関連書籍30冊、1200元の現金を押収した。

 その後、趙さんの家が監視された。警官は常に趙さんの家にきて、法輪功の資料の出所、誰に渡したかなどを聞いたが、趙さんは答えなかった。警官は「お前が何にも言わないなら、お前に判決を下して、刑務所に送ってやる」と脅迫した。それから、趙さんは恐怖の日々を過ごしてきた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/13/326611.html)
 
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