自分を良く修めることは要である
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2016年5月13日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私はベトナム出身の修煉者で、シンガーポールで勤めています。以下は1年来の修煉体験ですが、同修の皆さんと分かち合いたいと思います。

 一、学法に対する認識

 最近、私は真に学法するとは何かがわかり、人間の一面で法を理解するのではなく、真の本性の一面をもって法を理解することができるようになりました。ある日、列車の中で『轉法輪』を読んでいた際、ある声が「学法とは、現在の認識を固守することではない」と教えてくれました。それから、私はもっと心を静めて学法することができるようになりました。以前、知らず知らずのうちに人間の一面で法を理解しようとしたため、法の暗記ができても、法理の内包に対する理解が少なかったのです。

 また、学法はなぜそれほど重要なのかということをはっきり認識できるようになりました。思想によって行動が決まり、私たちの持つ理念によって私たちの行動が決まってしまうことが分かりました。学法の際、本当に本性の一面をもって法を理解すれば、法理の違う次元の内包が現れ、それらの間違っている理念を排除してくれます。師父は「多くの法理をもって謎を解き明かすことができる」[1]とおっしゃっています。

 この点について分かるようになってから、学法の状態が以前よりずいぶんよくなって、ようやく真に修煉を始めたような気がします。そして、初めて真心から学法を渇望することを感じました。2日間で『轉法輪』を一気に五講を読み、効果もとても良かったのです。

 二、修煉と仕事の関係を正しく保つ

 仕事の中でよくトラブルに遭いました。社長からの圧力や顧客からの不当な要求が重なり、私はいつの間にか彼らに対して怨む心が生じました。当時の私は、毎日さっさと仕事を終えて、帰宅して大法の仕事をしようとばかり考えていました。多くの時間や精力を常人の仕事に注げば旧勢力の罠に入ってしまうことになると思っていました。そのため、私の仕事の質は良くありませんでした。幸い、その間、私は学法を非常に重視していました。

 ある日突然、私は「やはり彼らによく接し、仕事を良く行うべき。さっさと仕事を終えるのではなく、きちんと終えるべき。それに、ごまかしたら、顧客や会社が損失を被るのではないか? 彼らが私を迫害し、大法を実証する仕事を妨害していると思ってはいけない。旧勢力の妨害であろうと、師父による試練の按排であろうと、正念をもって対応すれば問題がない。それに、仕事をきちんと行う心も正しい」と思いました。そう思ってから、私は仕事を真面目に取り組み、忙しさは以前とは変わっていませんが、何回も社長に認められ、褒められました。

 私はソフトウェア部門の顧客サポートも担当しています。顧客は問題があれば私に尋ねますが、大概機嫌斜めて、聞き辛い言葉を言われます。学法を通じて、私はそれが心性を高める機会だと思い、その環境に感謝しながら心性を高めるように努めています。

 心性の向上に伴い、私の翻訳技術が良くなって、翻訳のスピードも速くなりました。もともと、翻訳の仕事においてはトラブルがなく、心性を向上させる機会がありません。職場で発生するトラブルは私の心性を向上させる唯一のチャンスなので、これからはそれらを妨害だと思ってはいけないと思いました。

 三、自我を放下する

 去年4月、私はベトナムに帰省し、故郷の学法グループに参加しました。そこで、同修たちの私に対する態度がおかしいと感じ、ある同修に「どうか教えてほしいんですが、私に何か問題でもあるのでしょうか?」と聞きました。同修は「あなたはよく、他人の話の腰を折りますね」と答えました。確かに、私にはそのような問題が存在しています。私は他人を尊重せず、集中して他人の話を聞こうとせず、常に自分の言いたいことを言おうとしていますが、どう改めればよいかが分かりませんでした。同修に自分の困惑を打ち明けると、彼は「認識ができれば、すでに一歩進んだことになりますよ。後は、自分のことをあまり重く思わず、他人のことにもっと重みをおくようにすれば、自然に頭が冴えてきて、他人の話が耳に入るようになります」と答えました。

 それから、私はこの方法を用いて両親と接し、自分の意見を表現しようとする考えを押さえ、彼らの話に真剣に耳を傾け、自然に彼らの生命をもっと大切にしようとする感覚を覚え、真相を伝える効果も以前より良くなりました。その後、父親は車で私を学法グループまで送ったり、祖父の友人たちにも大法の真相を伝えるようにと、車で連れていってくれました。

 以上は個人的な浅はかな認識ですが、妥当でない部分があれば同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 師父に感謝し、同修の皆さんに感謝します!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「聖者」

(二零一五年シンガーポール法会での発言原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/16/322249.html )
 
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