兄弟が迫害されて死亡(写真)
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 明慧日本2016年5月15日】法輪功学習者・楊中省さんは今年の4月10日、河南省鄭州市で警官に連行され、同市第三留置場に収容されたが、数日後、迫害により死亡した。関与した警官は「楊中省は断食したせいで、健康状態が悪化した。救急処置を受けさせたが、死亡した」と説明した。

杨中省的照片
手錠で椅子に固定された楊中省さん

 中省さんの兄・楊中耿さんは河南省鄭州市で拘束されて4日後の2013年6月28日、警官に殴打され死亡した。享年38歳。母親は息子の悲惨な遺体を見て、悲しみと恐怖のあまり意識を失った。中耿さんの遺体は全身傷だらけで、片足は黒く変色していた。

杨中耿
楊中耿さん

 明慧ネットの報道によると、今年4月10日、中省さんは法輪功学習者・劉建霞さんとともに、警官に尾行され連行された。その後、警官は中省さんの家を家宅捜索した。また14日には、浙江省瑞安市610弁公室の警官は鄭州市610弁公室の警官を伴って、中省さんの家に行き、母親をビデオ撮影し、「楊中省は断食している。食事をするように勧めろ」と言った。

 同月20日、留置場側は中省さんの父親に電話をかけ、「楊中省に救急処置をとったが、死亡した」と言った。23日、鄭州市610弁公室の警官は父親から採血し、「親子鑑定のためだ」と言った。

 楊さん兄弟は浙江省瑞安市の人で、商売を学ぶため、1994年に河南省三門峽市に行った。小さいころから武術や気功が好きだった中耿さんは、1995年に法輪功に出会い、修煉を始めた。その後、熱心な中耿さんは三門峽煉功拠点の責任者になった。

 しかし、1999年7.20、当時の共産党書記・江沢民は法輪功に対し迫害を開始した。法輪功の修煉を続けていた中耿さんは山東省乳山市の警官に連行・拘束された。中耿さんはスタンガンで電気ショックを加えられ、不明な薬物を注射された後、洗脳班に移された。その後、懲役3年執行猶予5年の判決を下された。

 2008年、三門峡靈宝市の何人かの法輪功学習者が連行された。中耿さんは巻き添えになり、靈宝市の610は中耿さんをネット上で指名手配犯として、行方を捜索した。

 2013年6月24日、中耿さんが携帯電話で真相を伝えていた時、鄭州市の警官4人に連行・拘束され、残虐な拷問で苦しめられた。同月26日、三門峽霊宝留置場に移送され、引き続き拷問された。2日後の28日、警官に猛打され、中耿さんは死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/1/327407.html)
 
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