【明慧日本2016年6月7日】中国・江蘇省蘇州市の法輪功学習者・楊虎男(42)さんと妻の崔娟さんは、3月13日夜、別々に連行された。現在、楊さん夫婦は、蘇州市第四留置場に拘禁されている。
楊さんは蘇州グリーン精密部品有限会社の上級管理職で、会社の社長や従業員のみんなは、楊さんのことを、「善良で優しく、利己心のない人だ」と評価している。
3月13日夜8時、蘇州相城のあるスーパーの前の駐車場で、楊さんは、突然現れた相城公安局の国保大隊の警官ら5~6人に連行され、相城区市元和派出所に送られた。警官らは何の証明書も提示せず、楊さんに「俺たちがお前をだいぶ前から尾行していたぞ」と脅した。
同日、韓国語ガイドである妻の崔さんは、旅行団体を上海日帰りツアーのガイドをして、夜11時30分にやっと家に帰れたが、玄関に入るとすぐに隠れている警官ら8~9人に連行された。その後、元和派出所に入れられた崔さんは、24時間拘禁された後、楊さんとともに蘇州市第四留置場に送り込まれた。
3月14日、警官は誰もいない楊さんの家に行き、家宅捜索をした。警官は楊さんの乗用車、車内にある現金20000元、銀行のキャッシュカード2枚などの私物を押収した。3月26日、警官6人は楊さんの勤め先に行き、楊さんのオフィスも捜索した。
警官は楊さん夫婦の連行を家族に知らせなかった。そのため、家族は行方不明の楊さん夫婦を探した。家族は元和派出所にいることを探し当てた。家族に楊さん夫婦のことを聞かれた警官は「俺たちは何も知らない」と嘘をついた。
その後、楊さんの姉が国保大隊に行き、楊さんの乗用車と20000元の現金を返すようにと求めたが、警官に「乗用車は犯罪を犯す工具になるから、返せない」と言われた。
4月20日午前10時過ぎ、楊さんの2番目の姉と親族は、国保大隊に行き、楊さん夫婦のことを聞いたが、警官に相手にされず、罵られ、追い出された。
現在、崔さんの母親は、倒れて起き上がれない状態だが、娘が拘禁されているため、介護をしてくれる人がいないという。