明慧法会|江沢民告訴の過程で妖陣を破る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年7月2日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 昨年、江沢民への告訴が始まりました。以下では、江沢民に対して告訴を行う過程での体験を偉大なる師父にご報告するとともに、同修と交流したいと思います。至らないところがあれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。

 昨年の5月から、江沢民告訴の大潮流がだんだんと形成されていきました。私たちの所で数人が互いに連絡を取り合っている学法グループでも行動を開始しました。しかし、昨年の5月から数カ月間、江沢民告訴の行動を行う中で、波風が絶えず、本当に一難去ってまた一難で、中国共産党は修煉者の人心と漏れのある所を利用して、次から次へと妖陣を繰り出して来たのでした。

 一、不当連行という妖陣を破り、江沢民を告訴する中で衆生を救い済度する

 昨年の5月、江沢民告訴の知らせを聞いた後、江沢民告訴は大法弟子の責任であると知りました。私は1998年に法輪大法を修煉し始めました。そこで、私より早く1996年と1997年に修煉を始めた大法弟子に「どうすればいいのでしょうか、江沢民告訴の件は?」と聞きました。するとその同修たちは「告訴しなければなりませんよ!」と言いました。そこで私はしばらく待つことにし、「同修たちがどのように行うのかを見て、自分も同じように行えばいい」と思いました。

 ところが、5月下旬になっても江沢民告訴の事について尋ねた同修たちには何の動きも見られず、そうこうしているうちに、私たちのグループの中で重要な役割を担っていた同修が不当に連行されてしまったのです。2006年以降、私たちのグループでは不当に連行される事件は起きていなかったのですが、今回、連行された同修はとても精進しており三つのこともしっかり行っている、と同修たちはいつも思っていました。どうしてしっかり精進している同修が連行されてしまったのでしょうか?

 私たちはすぐにその同修を救い出すことを決めました。しかし、不当に連行された同修の夫はうっぷんを私たち修煉者に向け、お金とコネを使って奥さん(訳注:不当に連行された同修・Bさん)を救おうとしました。不当に連行されたBさんには2人の親戚がおり、ともに同修だったので、Bさんの夫がBさんを救おうとしている行動の進捗状況を知ることができました。最初はうまくコネを使ったので、しばらく拘置されるだけで済み、私たちもほっと一息つきました。

 ところがしばらくすると、相手方が吹っかけてくる金額がだんだん大きくなり、この時になって、同修たちは「私たちは中国共産党に隙に乗じられている。なぜなら私たちが常人に頼っていたからだ」ということにはっきり気が付いたのでした。私たちは修煉者の方法で同修を救わなければなりませんでした。そこで全員が全体を形成し、すぐに手分けして秩序立てて一連の救出活動を行いました。ある同修は不当な連行に加担した人間の電話番号を調べ、ある同修は善を勧める手紙を書き、ある同修は電話をかけ、またある同修は交代で留置場の近くへ行って正念を発しました・・・。

 昨年の6月中旬になるまで、学法グループの数人の同修は昼夜の別なく救出活動を行い、他のことは一切顧みませんでした。そうこうしているうちに、江沢民告訴の大潮流がすでに形成されつつありました。しかし、私たちのグループでは誰一人として江沢民告訴をする者はいませんでした。私たちは同修を救出するためにあくせくしていましたが、進展がないばかりでなく、状況はかえってめちゃくちゃになってきているような感がありました。

 この時、地方の同修から電話がかかって来たので、「今は忙しくしている」と伝えました。すると同修は「何を忙しくしているのですか? 今、最も重要なことが何かわからないのですか?」と言いました。私は呆然となり「何ですか?」と聞きました。すると同修は「江沢民告訴です!」と言いました。私はいきなり震えだしました。「そうだ、江沢民告訴だ!」

 私はすぐ地元の同修と交流しました。交流の中で、みんな少しずつはっきりと認識するようになってきました。私は「江沢民告訴は、師父が法を正す重大な進展の一つで、大きな天象の変化であり、世の中の万事万物は全て法を正す進展とともに動いている」と悟りました。これまでは、大法弟子が法を実証するにあたり本当の身分を公開する必要はありませんでした。なぜなら、大法弟子の個人情報は中国共産党がもっぱら収集しようとしており、常に修煉者に危害を加えようと企んでいたからでした。しかし、江沢民告訴を行うには個人情報を必ず公開しなければならず、さらに、私たち多くの大法弟子を迫害してきた中国の検察院と裁判所に公開しなければならなかったのです。大法は1992年に伝わり始めてから、大法修煉にはいかなる名簿もなかったのです。江沢民告訴は、これから以後、大法弟子がびくびくすることから抜け出し正々堂々と進んでいくことを意味しており、また、江沢民告訴は、旧勢力に対する最も徹底した否定を意味していました! 私たちが今まで行ってきた同修の救出活動では、今までと同じ順序に従って進めることはできず、江沢民告訴という天象の変化とともに行わなければならなかったのです。江沢民告訴は、中国共産党という邪悪要素に対する最大規模の行動であり、同修を救出するにあたって最も有効な手段なのでした。

 私たちはさらに「江沢民告訴は人類社会全体を必ず感動させ、ずっと虚言にだまされつづけてきた人を広範囲に救い済度し、その中でも最も直接に救われるのが中国の法曹機関の人間だ」と悟りました。私たちが同修を救い出す出発点は、法曹機関の人間のように毒害を最も深く受けた人を救い出すことに置くべきだったのです。

 その頃、明慧ネットが「正義の弁護士が江沢民を法廷で告発した」文章を発表しました。このニュースは、この犯罪における迫害の発起人は「国家の敵」であると指摘していました。私たちは「これはまさに、江沢民告訴が常人の弁護士の一面に引き起こしている正義の反応であった」ことを悟りました。

 法理がはっきりしたので、同修を救い出す活動の出発点を改めて設定しました。まず、江沢民告訴に関する真相を法曹機関の人々に伝え、法曹機関の人々に天下の大勢をはっきり認識させる機会を与え、江沢民という悪魔の支配を克服して、自分の未来を決めさせるのです。同時に、私たちはすぐに江沢民告訴の活動を開始し、江沢民告訴の大潮流に合流し、師父が大法弟子に与えた歴史的使命をしっかり果たさなければなりませんでした。

 すぐに同修たちは市内すべての法律事務所の住所を調べ上げました。私はBさんの親戚に当たる2人の同修と協力して、弁護士にお願いする切り口として、関係する法律の条文と、明慧ネットからダウンロードした「正義の弁護士が法廷で江沢民を告発した」というニュースを持って、法律事務所を1軒1軒回って真相を伝えました。

 私たちが1軒目の法律事務所に入るとすぐに訪問理由を述べると、弁護士はじっと私を見つめて、「上に貼ってある知らせの通り、法輪功の案件は受け付けません」と言いました。続いて弁護士は、私がどこそこの職場の何々で、邪教に参加して反動的であるため捕まった、と言いました。それを聞いて、弁護士が言っていたのは、私の職場とその時に私が迫害されたことだとわかりました。この弁護士は、もしかしたら私のことを詳しく知っているかもしれません。そう考えると、私の心はわずかに動じましたが、その心の動きはすぐに深い慈悲によって取り除かれ、「この弁護士はなんと気の毒なことか! 私たちは彼を救わなければならない」と考えました。そこで私は弁護士の目を直視して「法輪功は邪教ではなく、共産党こそ最大の邪教です! 法輪功を迫害することはいかなる法的根拠もありません」と伝えました。すると弁護士は「そんなはずはないだろう?」と言いました。そこで私は「それなら関係する法律の条文を見せてください」と言いました。もちろん、弁護士は見せることができませんでした。私は「私には根拠があります」と言いました。弁護士にパソコンを開いてもらい、公安部のホームページに直接入って、『公通字[2000]39号』を探して弁護士に見せると、公安部が認定した14種類の邪教の中に法輪功はありませんでした。弁護士は目を大きくして何度も「本当だ、本当だ!」と言いました。

 連日、私たちは十数軒の弁護士事務所を訪問しましたが、中国共産党の公安部が認定した邪教の中に法輪功が入っていないことを知っていた弁護士は一人もいませんでした。弁護士たちは真相を聞いた後、ほとんどの弁護士が、同修を救い出す案件を引き受けると表明しました。ある弁護士は「彼らが犯罪を犯しているのであって、あなたたちの犯罪ではない!」と言い、また、ある弁護士は「私はあなたたちの家族に『あなたには罪がない!』と伝えましょう」といい、さらにある弁護士は「あなたたちの家族のために無罪を主張しましょう!」と言いました。

 これと同時に、私も江沢民の告訴状の準備を始めました。私たちが出発点を正しくしてから3日目、Bさんは家に戻りました。

 昨年の6月25日、私ともう1人の同修は私たち全体の第1弾となる江沢民に対する「告訴状」を最高検察院に宛てて厳かに郵送しました。他の何人かの同修もしっかりと告訴状を書いていました。

 しかし、その頃、ちょうど江沢民告訴の準備をしていた2人の同修が不当に連行されました。2人の同修は私たち全体の中で大きな役割を担っていました。立て続けに不当に連行されたことで息つく暇もなくなり、一時期、全体はばらばらになってしまい、全員が辛く感じ、さらに恐れる心が押し寄せて、お互いに連絡を取るのも難しくなってきてしまいました。さらに、不当に連行された同修の家族が協力的でなかったので、救出活動は困難を極めました。ちょうど江沢民告訴の準備をしていた数人の同修もやむを得ず準備を中断してしまいました。

 昨年の6月28日、私は最高検察院と最高法院への配達済みの知らせを受け取りました。その知らせを見て、私は「江沢民告訴の大事な時に、立て続けに不当に連行された事には、表面上はいろいろな原因が考えられるが、実際は江沢民告訴に対する中国共産党の妨害であり、不当に連行することによって私たちを取り乱させ、恐怖の中で江沢民告訴の活動ができないようにすることが目的だったのだ!」と悟りました。

 私は連絡がつく同修に一人一人連絡を取り、江沢民に対する告訴状の配達済みの知らせを見せると、みんな大いに励まされました。みんなはすぐに「大法弟子は中国共産党に振り回されるわけにはいきません。江沢民告訴は師父が要求された事で、天下の大勢であり、中国共産党が最も恐れていることなのです。私たちはしっかりと師父に従って歩めば、中国共産党は瓦解し、同修を迫害する悪人の背後にいる中国共産党という邪悪は解体されるのです。江沢民告訴こそ、同修を救い出すための最も良い方法だった」ことを理解しました。同修たちは確信をいっそう強くし、引き続き江沢民告訴の準備を行いました。そして、昨年の7月中旬から下旬にかけて、私たち全体で7人の同修が告訴状の郵送に成功しました。すると、不当に連行された同修の1人が無事に戻ってきました。

 二、病業の妖陣を打破する

 不当に連行されたもう1人の同修がまだ戻っていなかった時、若い同修のAさんが突然重い病業の虚像に陥りました。Aさんは数年前に嫁いで他の省へ行きました。Aさんの母親も大法を学んでおり、Aさんの子供の世話をするために他の省へ移って行きました。Aさんと母親は他の省の同修を誰も知らず、数年来Aさんと母親は独自で修めていました。その時、Aさんは痩せて骨だけのようになり、それでいて腹水でお腹が膨らみ、まるで出産間際の妊婦のようでした。Aさんと母親はすぐにでも故郷に戻り、同修の助けを得たいと思っていたのでした。

 私たちがAさんの家に着いて2日目、Aさんの嫁ぎ先の家族は強制的にAさんを病院へ入れてしまい、病院の医者たちはすぐに危篤状態を告げたのでした。嫁ぎ先の家族は同修たちとAさんの母親を恨みがましく扱い、同修をAさんに近づけませんでした。ある新しい修煉者もこの病業の虚像に驚いてどうしていいかわからなくなり、誰それは腹水が心臓に達して亡くなった、と言い出しました。私たちの修煉環境は本当に一難去ってまた一難でした。

 Aさんはすでにひどい苦しみを受けていましたが、私は「中国共産党は江沢民告訴の肝心かなめの所で、同修を死に追いやって迫害することによって、私たちをどうしようもない状態に引き入れ、悲しみと度重なるトラブルの中で私たちの江沢民告訴を押しとどめようとしたのではないか? 私たちは絶対に目の前の虚像に影響されてはならず、もし私たちが少しでも間違った方向へ向かってしまえば、妖陣にはまってしまう。だから私たちは一歩一歩師父について行きさえすれば、目の前の苦しい状況から抜け出すことができ、同修を救い出すことができる」と思いました。

 病院に行く前夜、私とAさんは嫁ぎ先の家族の圧力に遭い、それをじっとこらえていました。私はAさんに「内に向けて探さなければなりません」と伝えましたが、Aさんは「探しきれません、発正念してもどうにもならず、どうすればいいのでしょうか?」と言いました。師父は「一切の邪悪を打破することができ」[1]と説かれました。そこで私は時間を無駄にせず、Aさんと一緒に師父の新経文『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』を学習しました。

 師父は説法の中で「しかし、この環境で、自分の足りないところに気づくことは本当に難しいのです。そうではありませんか? 本当に難しいのです。一歩外に出て会った人はこの考え方であり、人間の間の付き合いは全てこの状況で、どうしたらいいでしょうか?」[2]と説かれました。師父はさらに「大法があります。旧勢力もこのように言っています。あなたは大法弟子ではありませんか? 大法に基づいて修めるべきだとか、大法の要求に基づいて行うべきだとか言っています」[2]と説かれていました。

 今行うべきことは何か、師父は大法弟子に何を要求なさっているのでしょうか? それは師が法を正すことを手伝うことであり、人を救うことでした。そこで私は「あなたは江沢民を告訴しなければならず、この大事を、あなたは必ず行わなければなりません! 今、同修が不当に連行されたために、多くの年配の同修が江沢民に対する告訴状を整理し、プリントし、インターネット上でチェックしなければならず、あなたのコンピューター技術の助けをみんなが必要としているのですから、あなたの責任は重いのです! 病院はあなたがいる場所ではないので、すぐに戻らなければなりません。そして、師父が求めておられることをしっかりと行わなければなりません。この病業の虚像など、なんでもないのではないですか? 私たちは協力してこの病業の虚像を突き破らなければなりません!」と言いました。するとAさんの目は明るくなり、しっかりうなずきました。

 私と同修は急いで病院へ行って発正念すると、「Aさんのベッドの上方で、護法の神が大きな刀で異形に切りかかると、異形は粉々に切り刻まれ、師父が護法の神の上方に姿を現わされ、両の掌を下に向けると、切り刻まれた異形はゴキブリの足などに姿を変え、師父によって取り除かれた」ことをはっきりと見ました。私の瞳は溢れんばかりの涙でいっぱいになり、「私たちが道を正しく歩んでいるからこそ、師父と護法神は私たちを助けることができた」とわかりました。Aさんは救われ、中国共産党による邪悪の妨害は破られました! 弟子はまた師父に苦労をおかけしてしまいました。数日後、Aさんは退院しました。

 Aさんは私たちの所に戻って来て、すぐに同修の助けに打ち込み、江沢民告訴状のコピーを取ってその記録を明慧ネットに送ったり、送り状を調べたり、車を運転して同修を送り大法の仕事をする活動の中で、Aさんの体は日に日に回復していきました。同修が不当に連行された事件のために、私たちの地区の年配の同修たちは、告訴状の整理やプリント、訴状の記録を取ることに困難がありましたが、今(訳注:昨年の11月)はAさんの協力のもとに、再び江沢民告訴を引き続いて推進することができるようになりました。中国共産党はAさんを迫害することによって私たちを妨害しようとしましたが、まさかそれがかえって、まさに私たちが差し迫って必要とした技術担当の同修を送り込む結果となるとは、思いもよらなかったでしょう。

 その間に、AさんとAさんの母親は各自の執着と人心を見つけ出しました。そして引き続き自分を正すと同時に、自分の江沢民に対する告訴状を整理しました。Aさんの心性は向上して正され、さらに体は迅速に回復し、同時にAさんの嫁ぎ先の家族も着実に正されていき、嫁ぎ先の家族がもともと抱いていた恨み骨髄に徹すると言わんばかりの恨みはゆっくりと溶けていきました。

 昨年の7月末、不当に連行されたもう1人の同修が無事に帰ってきました。昨年の8月中旬、さらに4人の同修が江沢民に対する告訴状の郵送に成功しました。こうしてみると、最悪に見えた出来事はこのようにして良いことに変わったのでした。

 三、人心による妨害を打破し全体で向上する

 中国共産党が敷いたさまざまな妖陣の中で、最も見抜くのが難しく、最も突破しづらかったのは、人心による妨害でした。昨年の5月、江沢民告訴が始まったばかりの時、古い学習者をじっと見つめ、自分の手本にしようと思い、いつも古い学習者に「いつ江沢民を告訴するのですか?」と聞いていました。すると年配の同修が面倒くさそうに、突っぱねるように「修煉は自分の事なのに、どうしてあなたはいつも他人に聞くのですか!」と言いました。後になって知ったのですが、その年配の同修にも人心による妨害があったのでした。そしてちょうどその頃、中国共産党による不当な連行が起こったのでした。みんなが同修の救出活動に引き入れられ、江沢民告訴はさらに誰も顧みる者がいなくなってしまったのでした。地方の同修の「今の最も重要なことが何なのか、わからないのですか」という一喝が、疲れてやきもきしていた忙しさから私を目覚めさせました。そして、法に照らし合わせることによって、私は江沢民告訴を妨害するいろいろな人心を見つけ出しました。江沢民告訴のことについて、私は最初は様子を見ており、表面上は私がどうしたらいいのかわからないように見えたかもしれませんが、実際は自分の恐れる心を覆い隠しており、潜在意識では他の人に先に江沢民告訴の道を歩かせてから、私がその道を歩こうと思っていました。

 ちょうどその頃、私は繰り返し師父の新経文『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』を学習し、師父が発表なさったばかりの『論語』を暗記していました。特に『論語』を暗記する中で、「一層また一層の宇宙、一層一層の粒子の際限なくマクロから際限なくミクロまでが私の悟りの中にある」ということを感じました。そして、私たちが本当の身分を明かして中国で江沢民を告訴する時、実際には全宇宙に向かって「私はxxxで、李洪志師父の弟子であり、正法時期の大法弟子です」と宣言しているのだ、と感じました。江沢民告訴の過程で、私たち自身の各次元の天体が法に同化している中でさえも、さまざまな人心が私たちを歩ませず、江沢民告訴のための一歩を踏み出させまいとしたのでした。

 私が江沢民に対する告訴状を準備していた時、1匹の他の空間の蛇が突然私の右腕にかみついてきました。必死に腕を振りましたが、どんなに振り払おうとしても蛇は付きまとってきました。私は突然「蛇はかみつくのが好きでかみついたが、それは偽りの私ではないのか?」と悟りました。師父にしっかりとついて家に戻る大法弟子こそ本当の私なので「偽りの私は必要ない!」と念じました。このように念じると、各次元にいた偽りの私は抜け殻のように各次元で脱落していき、蛇がかみついていた偽りの私も蛇と共に宇宙空間を漂って行きました。そうすると、座禅をして動かずにいた本当の私がはっきりと現れてきました。各次元の偽りの私が各次元で変異した粒子であることを私は見て取りました。江沢民告訴の様子見をしていた心をはぎ取ると、中には恐れる心がありました。恐れる心をはぎ取ると今度は中に私心があり、さらにはぎ取ると中には師父も法も信じようとしない不安な心がありました。この次元の心を取り除くと、2015年の神韻公演の中で神佛が小僧に与えたこの上なく異臭ぷんぷんとした食べ物が映しだされました。実際、それはまさに心を入れ替えて真人間に生まれ変わるための仙丹だったのです。私は「師父は偉大な創世主ですから、大法弟子の能力に相応しないようなことをさせようとなさるでしょうか? 迷いの状態を打破する事ができないので、大法弟子に対して悟りに向かって威徳を樹立する機会をお与えになっているだけなのだ」ということを悟りました。

 2015年の神韻公演の演目の中では、2014年の神韻での「妖怪を退治する孫悟空」の情景が繰り返されました。私は「この江沢民告訴の天象はすでに動いており、長い年月の間はびこっていた江沢民の根はすでに排除され、世の中ではすでに江沢民告発を巡る一連の『憲法』を実施するための法規が公布され、2015年になり、神韻公演で表わされたものは表面空間において万の神が江沢民を告発するという現在の時勢を表したものだったのだ」と悟りました。世の中ではさらに江沢民を告発するための客観的条件が相次いで現れました。創世主はすでにこの事のために極めてミクロな所から極めてマクロな所まですべての下地を準備なさっていたのでした。ですから、私は師父の弟子として、この天象変化の時、これらの変異した偽りの私に妨害されることがどうして許されるでしょうか? 私は幾晩も続けて訴状を書き終え、次の日に郵送することにしました。

 訴状を配達した後、師父が空中で座ってらっしゃるのが見えたので、跪いて師父に「師父、ご報告があります!」と申し上げました。師父は慈悲深く私を見て、「精進しなさい。そして同修たちが一緒に家へ戻れるよう手助けしなさい」とおっしゃいました。

 私たちのグループの中に年配で教養の低い同修がいます。私はその同修たちが訴状を書くことを手伝い、責任を果たしました。ある同修に対しては、訴状の整理を手伝いましたが、迫害された場所を確かめるなどの細部の問題があり、同修と共に日差しの強い中、街のあちこちを歩き回りました。しかし作業は順調にいかず、それでも私たちは引き続き法に照らし合わせて内に向けて探しました。そしてついに「執着を放下すれば生死はなくなり、生死を放下すれば執着はなくなる」という一言が同修の思考に入って来て、同修は突然「物事が順調にいかないのは、実は自分が生死を放下していないために生まれた虚像のせいだったのだ」と悟りました。同修はどんな考えも必要なく、「師父がおっしゃることなら何でも行い、すべてを師父にお任せします」という一念を発しました。すると、訴状は順調に郵送されました。しかし、十数日が過ぎても配達証明が来ませんでした。そこで同修は「江沢民告訴は師父が求めておられることなので、誰も止めることができない」と考え、同修は訴状に対して正念を発しながら、インターネット上で再度配達証明の確認の準備をし、同修の確固とした一念が発せられると、すぐに訴状の配達証明が届きました。

 また、ある同修ははじめから江沢民告訴が危険であると考えていたので、江沢民告訴への第一歩を踏み出せずにおり、「仮名で江沢民告訴はできないのですか?」という意見を出してきました。同修たちは「このような考え方はおかしい」と感じました。その後、私は「その同修が壮麗な天国へのドアの所までやって来ると、天使に止められ、天使に『あなたは誰ですか?』と聞かれて、同修は仮名を告げたあと、天使は手に持っていた冊子をめくると『そのような人はいません』と言った」情景が見えました。この情景をその同修に伝えた後、私は他の仕事に忙しかったのでその場を去りました。その同修と全体が一緒になり、江沢民告訴の行程を歩み始めた時、その同修は法理において「江沢民告訴は全ての大法弟子の使命と光栄である」ことを本当に認識しました。そこで、その同修は慎重に訴状を書きあげ、郵便局へ行って保険をかけてエクスプレスメールで順調に訴状を郵送しました。

 昨年の9月、何人かの同修が江沢民告訴の準備を始めました。

 江沢民告訴は大潮流となりましたが、大法弟子全体の中では江沢民を告訴した人はまだごく少数です。もしかしたら江沢民を告訴していない同修にはいろいろな困ったことがあるのかもしれませんが、それは中国共産党の滅亡前に配置した妖陣に過ぎず、私たちのような確固とした大法修煉者にとっては、それは何でもないはずでした。

 創世主が用意された法を正す道には金色の光が燦然と輝いていますが、人心ではその金色の光は見えず、ただイバラの道としか見えないので、化け物が降らす霧であなたの目は惑わされるのです! 同修よ、『金佛』の中に出て来る油の鍋は本当の油の鍋ではありません。この一歩を踏み出し、しっかりと師父について行けば、金色の光が燦然と輝く金佛に成就できるでしょう!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』

 (明慧ネット第12回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/3/318478.html)
 
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