文/米国・ロサンゼルスの大法弟子
【明慧日本2016年8月20日】尊敬する師父、こんにちは。同修の皆さん、こんにちは。
神韻公演の宣伝に携わることを、私は非常に光栄に思います。この宣伝活動に参加してこそ、法を正す潮流に溶け込み、正真正銘の「法を正す時期の大法弟子」になれました。
師父は『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」に「私たちは知っていますが、神韻公演は本当に人を救う効果を得ることができます。大法弟子にとって、神韻の一回の巡回公演は数十万人を救うことができ、これは行う価値のあることで、なぜ喜んで行わないのでしょうか?」とおっしゃいました。
私は2011年にネット上で法輪功を知ってから、修煉を決心した新しい大法弟子です。2011年11月、電話で話したことがあるだけで面識もなかった同修Aさんは、私に会って神韻公演の宣伝ビラを2箱持ってきて、配ってほしいと頼んできました。また、神韻は師父が自ら行っている偉大なプロジェクトで、神韻公演の宣伝活動は海外の新しい学習者にとって最も参加しやすいプロジェクトで、その機会を大切にしてほしいとも言いました。当時、私はまだ現地のグループ学法にも参加しておらず、1人で修煉していました。2箱のビラを見て、どこから着手するのか悩んでいました。そこで、私はネットから家の近くの舞踊敎室や中国語学校を探し出し、2箱の資料をそこに配りました。そして、神韻公演を紹介する簡潔な電子メールを作成して友人たちに送ると、意外にも熱い反響が起こり、なんと18枚もチケットが売れました。私は「神韻公演のチケットは、こんなにも簡単に売り出せるものなのだ」と嬉しく思いました。それは、師父が私を励ましてくださっているのだと、まだ悟りませんでした。あれ以来、私は他の同修と一緒に神韻ポスターを貼り、チケットの売れ行きにも関心を持ち、ネットで視聴者の感想やコメントをよく見たりして、徐々に現地の同修たちの中に溶け込みました。
2年目になると私は、車で同修たちを乗せ、ポスターを貼ることまで出来るようになりました。最初、家から比較的近い都市に行って、毎回3~4時間往復をしただけで、自分はすごいなあと思いました。そうする中で私の体力も強くなり、遠い都市に往復8~9時間かけて行っても、疲れを感じません。また、チケット販売の拠点にも呼ばれ、そこで神韻公演の紹介の仕方やチケット販売を教わりました。ポスター貼りの経験や販売店への訪問の経験を持つようになると、販売拠点の仕事をこなすのが、ずいぶんと容易になりました。
昨年は、私が修煉してから神韻の宣伝に携わって4年目になります。安逸心を克服すれば、神韻の宣伝をするのは本当に楽しくて、この上なく栄光なことです。2014年10月~昨年2月の期間中に、私はすべての土曜日と日曜日を空けて、協調人に仕事を配分するように任せました。そのため私は、いろいろな形の神韻の宣伝活動に参加することができました。例えば、ポスターを貼って宣伝ビラを配り、コリアタウンの祝祭日の祭典やシャーマンオークス秋祭りやロサンゼルス国際芸術展にも参加し、数か所のショッピングセンターに設置してあるチケット販売の拠点に、神韻を紹介しチケットを売ったり、神韻公演の劇場近くの高級マンション、老人ホーム、医療センターに宣伝ビラをポスティングするなどです。神韻の衆生を救い済度する神聖な使命を十分理解しているので、毎回、私は真面目に任せられた仕事をこなしました。
同修たちが神韻の宣伝に全身全霊で行っているため、我々の地域では年々良い結果を収めました。私がよく常人の知り合いから「どこに行っても、あなたたちの神韻が見れる」と言われます。確かに、高速道路沿線の広告の看板、空港近くの電柱にかけたのぼり、主流テレビ局、ラジオ放送局、新聞、ネットからも神韻公演の広告を見ることができます。営業を担当する同修たちの全体の計画とマーケティング戦略方法にも感心します。同時に、能力のある限り、無条件に協力する同修たちの姿からも、私は大法弟子全体の力を感じました。
宣伝活動をやるのは、心性を高める過程でもある
師父は『各地での説法十』「マンハッタン説法」で「皆さんが衆生を救い済度し、法を実証する中で遭遇した全てはいずれも偶然ではありません」とおっしゃっり、また、『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』で「本当に自分を修め、トラブルや問題に遭ったら、自分のどこに間違いがあるのか、どのように対処するのかを法で量るべきです」とおっしゃいました。
ハリウッドに近いショッピングセンターに設置されているチケット販売拠点で、よく主流社会のエリートに出会うことがあります。ある日、私がそこで当番をしていた時に、米国の某華族および多くの参議員と仲が良いと自称する男性が、販売拠点にやってきました。私は30分をかけて彼に神韻を紹介しました。彼は、2001年の911多発テロ事件の後、救援者に医療援助を提供するように連邦に立法するよう促し、その結果、1400人の人たちを苦境から救ったこと、また第二次大戦中の某ユダヤ人記者の日記に基づいて、今映画を作っていることなどを私に話しました。そして、私に名刺を渡して、「連絡してね」と言いました。帰ってから、私は彼の個人HPをアクセスして、彼が数人の政治家と一緒に撮った写真を確認しました。ああ、今日はこんなに地位の高い人物と知り合ったのかと私は嬉しく思い、自惚れました。とても彼に連絡したくなり、法輪大法のために何かして欲しいと望み、この2~3日間私の心が動じました。
しかし、私は師父が『各地での説法十』「明慧ネット十周年法会での説法」で説かれた「今日の衆生はまた天上から来ており、しかも全ての人は一つの天体体系まで代表しているので、一人の人間を救うということはすなわち無量の衆生を救うことになり、この背後の威徳はとてつもなく大きいのです。これは常人にできることなのでしょうか? 常人にその資格があるのでしょうか? ありません。大法弟子になる資格のある人だけができることで、こういう人だけがこの悪魔を解体することができます」を思い出しました。また、彼はかつてある小さな市の知事で、麻薬を摂取した息子をかばうために失脚したことを、ネットから知りました。師父は彼の現れを通じて、私自身の名利心に気づかせてくださいました。
2週間後、心性に対する試練がまたやってきました。あるアクション映画の監督が販売拠点に来て、彼と世間話をしながら神韻を紹介しました。彼は携帯電話に保存している世界中の有名な俳優や女優と撮った写真や、彼自身が賞を受けた時の写真を見せてくれました。こんなに有名な監督と会話できることに、興奮し誇らしく感じました。彼が帰ってから冷静になった私は、はじめて自分の名利心に気づきました。地位の高い人を見ておだてたくなるという名利心、今まで自分が気づかずに持っていることさえ認めたくないあの名利心です。2回もの機会を通して、私にその執着を気づかせていただいた師父に感謝致します。
ある日、私は販売拠点に8時間も立って、結局、1枚のチケットも売れませんでした。8時間の間、私はずっととても真面目に働き、少しも座って休憩していません。しかし、どんなに努力しても、結局、1枚も売れていません。私は非常に恥ずかしく思って、大法の資源を無駄にしたと自分を責めました。事後、内に向けて探したら、それは自分の念が正しくないために招いた結果だと分かりました。なぜかというと、この販売拠点に来る前に、あるとても販売上手な同修は「この場所は客足が少なくて、テレビが角に設置されているので、お客さんは神韻紹介の短編映画を見にくいの。今年、ここでチケットを販売するのは、本当に骨が折れ、しんどいのよ」と私に話してくれました。私は販売拠点に来た時、快晴な天気で陽差しが暖かく、「今日は本当に良い天気だ、この場所は悪くないよ。私はきっと彼らよりも多くのチケットが売れるはずだ」との一念が生じました。神韻公演は、衆生を救い済度するための公演であり、私たちは最も清浄な心で行って、はじめて衆生を救う役割を果たすことができます。闘争心、同修と張合う心が原因で私を妨げ、8時間の間に1枚も売れない結果を導いたのだ、と私は分かりました。
もう一回は、ある高級なショッピングセンターの中に設置した拠点では、聞くところによると、1日でとても簡単に20~30枚が売れたそうですが、私は午後2時から夜の9時までそこに立っていましたが、1枚も売れませんでした。拠点に来る時に、横の店の好きなブランドの品物の大セールをやっているのを見て、「拠点の仕事が終わってから、ここで買い物ができたらラッキーだ」と私が思ったからです。そのことも、純粋な心でチケット販売をやっていないことから学んだ教訓の一つです。
私が大法と出会ったのはとても遅く(2011年)、修煉が向上したかどうかも分からなくて、それで毎回、販売拠点で自分が売ったチケットの枚数を、自分の修煉が向上したか、それとも後退したかを図る基準にしています。ある日、同修Aさんは2枚のチケットを売って、お客さんに領収書を書く時にAさんは彼女と私の名前の両方を書きました。Aさんの行為に照らしてみて、自分の私心を発見しました。私は同修と1つの全体になっておらず、人心を以て自分の損得だけを計算していました。それに気づいてから、私はその私心を放下しました。それから、自分は一心にベストを尽くして同修たちと1つの全体を形成したかどうかだけを、念頭に置くようになりました。
販売拠点で一日中当番をすれば時間の経つのは長いのですが、全力投入すると長く感じません。特に人出が多い時、あちらこちらで紹介して、宣伝ビラを配っていると、いつの間にかチケットも売れ、人出が少ない時には『洪吟』を暗唱すれば、時間が経つのが早くなります。
師父は『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」で「大法弟子が真相を伝えるとき、人々を変化させ、その人を救いたければ、人間の負の要素に触れてはいけません。必ず善であってはじめて、問題を解決し、その人を救うことができるのです」とおっしゃいました。そのため、私は販売拠点では、できるだけ親切な態度を保ち、笑顔で接客し、相手の年齢と身なりを観察し、異なる人に異なる紹介の方法をとります。要するにお客さんの情況に合わせて紹介し、彼らに神韻公演を見たい気持ちを呼び起こします。
神韻公演は、人々の内心の良知を呼び覚まし、新たなルネッサンスを引き起こし、人類の道徳を再建し、人類と地球を救うものです。目の前に行き来している人ごみを見て、大法と出会っていなかったら、今日の私も彼らの中の一員だと考えると、悲しみがこみ上げてきました。彼らはかつて、宇宙の中の巨大な神だったのです! 今、彼らを呼び覚まして救えるのは、私たち大法弟子しかおらず、私たちの背負った使命は、どれほど重大なのでしょうか!
公演日の逼迫したある日、ある市場で私たちは午前中だけで、42枚のチケットが売れました。ある女性は販売拠点に来て、少し尋ねてから10枚のチケットを買いたいと言われ、私たちはわずか残っていた席をすぐに彼女のために確保しました。女性は中国民族舞踊を学んでいるため、舞踊教室の仲間を説得して一緒に神韻を観に来てほしいと考え、しまいに、計30枚を購入したいと言いました。販売拠点で確認できる残席が足りないので、我々はチケットチームに連絡し、すぐに劇場側の販売窓口の売れ残りから20枚を調達してくれ、女性の要求をやっと満たしました。何度かの連絡の中で、同修たちの無私に協力する姿に、私は感動しました。本当に師父が『各地での説法十』「大紀元会議での説法」でおっしゃった「皆さんがしっかり協力し合い、意見をまとめて皆の力を合わせて行ない、さらに皆さんの能力を加えれば、それは本当に阻むことのできない勢いになります」の通りでした。
昨年、我々サウスカリフォルニア州の神韻公演の回数とチケット枚数は、前年より引き上げられたと聞いた時、新しい目標を達成するには、サウスカリフォルニア州全体の修煉状態を向上させないといけない、と皆が悟りました。プレッシャーを担いながら全ての同修が、できる限りの努力をし、無私無我に全体に協力して、奇跡が起きました。最後に目標を達成しただけでなく、4回の追加公演も成し遂げ、満席の大盛況で幕を閉じました。それを通じて、師父は、私たちに現段階で達成できない高い目標を出したりするはずがなく、師父が設けた目標は、きっと実現できるものだ、全ての弟子がやるべきことをやれば、非現実な高い目標をきっと突破できる、と私は悟りました。毎回の試練が、私たちにとって向上するための良き機会となりました。
師父は『洪吟三』「唯一の希望」で「大法弟子は衆生が救われる唯一の希望」とおっしゃいました。残された時間はもう多くないので、1分1秒を惜み、師を助けて、衆生を救うように努力しましょう! 同修たちよ、合格できる法を正す時期の大法弟子になりましょう!
師父に感謝致します。同修の皆さんに感謝します。
(2015年米国西部法会の発表原稿)