明慧報告 610弁公室の人員の悪報のまとめ（上）

 

【明慧日本2016年8月28日】

目次

一、あまりにも不思議な交通事故

二、「死亡の職位」は、610弁公室

三、「610弁公室」についての説明

四、各省と各層610弁公室の人員の悪報の分布情況

五、中央トップレベル610弁公室人員の悪報情況

六、省レベル610弁公室部門人員の悪報実例

七、610弁公室の人員の悪報の各種形式

八、更に多くの不思議な交通事故

九、不思議な急死と奇怪な病気

十、考えさせられる「意外な事故」

十一、不思議な「集団悪報」事件

十二、「家族が分散し、肉親を失う」の教訓

十三、「報いなんて信じぬ」、報いがないという保証はない

十四、未だに悟らず、悟れば道があり

十五、悪報の特殊な形式――調査処分され、告訴される

一、 あまりにも不思議な交通事故

　 四川省楽山市の楊暁江は、公安局の副局長で、610弁公室の責任者でもある。2006年3月19日の夜明け方、楊を含めて、眉山市国安局の局長・陳宏らの4人は、公用車を運転して峨眉山市で遊んでいたところ、トラックと衝突し、楊の頭部が車の窓から外に飛び出して、その場で死亡した。

　 河北省白溝鎮の副書記で、610弁公室の組長の王彦斌は、2009年4月30日、運転手と一緒に白溝へ帰る途中、雄県の高速交差点で、1台の井戸を掘る車と衝突して、3本の鉄パイプが口、咽喉、胸部に突き刺さり、即死した。

 　黒龍江省大慶市電気ポンプ会社の紀検副書記で、610弁公室副主任の袁炳軍は、2000年10月17日、車を運転して踏切を通過した時、車は自動的にエンストした。同乗者2人が下りて車を推したが、動かせなかった。その時に列車が来て、同乗者は避けたが、袁は巻き込まれて列車の上に転がり落ちたうえ、列車に引かれてその場で即死した。

 　黒龍江省大慶油田会社の支社610弁公室主任の劉傑は、2011年10月4日、オートバイに乗って友人たちと思う存分に楽しんでいるところ、曲がり角で、道傍に止まっているトラックにぶつかった。その時、劉は防護ヘルメットと防護服を着用し、すべてエアバックの最新技術の防護用具を身に着けていた。しかし、飛んできた物が首を刺し、劉はその場で即死した。100パーセント自分の責任で起こした事故で、弁償を求めることも不可能である。

 　湖南省常徳市草坪郷政法委書記で、610弁公室主任の周艾軍は、2002年9月9日、自ら出陣しトラックに乗って法輪功学習者を連行しに行く途中、草坪郷白雲村4組を通過した時、車輪がひとつの石を跳ねた。石は跳ね返って車内に飛び込み、ちょうど周の頭に当たった。病院に送って手を尽くしたが、翌日の9月10日に周は死亡した。

 　甘粛省寧県610弁公室主任の孟兆慶は、2011年12月23日午前11時、寧県裁判所のパトカーに乗って高速道路を走っていた時、トレーラーの下に入り込み、パトカーに引火した。火は風向きに乗って、瞬時に2台のパトカーを丸飲みにし、孟はその場で死亡した。

 　山東省蒙陰県ドォ庄鎮610弁公室の人員の馬竜臣は、2010年11月21日夜8時30分、205国道の上で、猛スピードで走って来た車にぶつけられて倒れた。事故者はひき逃げし、馬はまた後ろの車に引かれたが、発見する人はいなかった。情報によると、一夜の中に、どれぐらいの車が通過したか分からないが、翌日の朝発見された馬の死体は、ミート・パイのようにペシャンコになっていた。

 　吉林省磐石市の第1任610弁公室主任の李相庫は、2007年7月29日晩、乗用車にぶつけられ死亡した。目撃者の話によると、その時の乗用車は、猛スピードで李を直撃し、衝突した際に巨大な音が6階まで聞こえた。李はぶつけられた瞬間に3メートル以上跳ね上がり、地面に落ちた時には7つもの穴から血が流れ出て、即死した。現場は一面真っ赤になり凄まじい光景であった。

 　黒龍江省大慶市の市委副書記で、紀委書記、かつて610弁公室主任だった司家祥は、2005年7月15日、大慶市紅崗区の会議に向かっている途中、突然タイヤがパンクし、勢いで車のドアが開き、司は車外に投げ出され、ちょうど倒れてきた車の下敷きになり、死亡した。

 　黒龍江友誼県610弁公室主任の呉相営は、2007年7月25日晩7時頃、バイクに乗って知り合いと魚釣りに行った。家に帰る途中、後ろからきた疾走する車にぶつけられ、バイクと一緒に10メートル以上跳ね飛ばされた。通行人と車内の人は見て見ぬふりをし、そのまま放置された。2時間後、ようやく救急車で病院に運ばれたが、すでに手遅れだった。

　 山東省蒙陰県610弁公室人員の張継文は、23歳で、2004年の初め、県東環路の回転する場所で車にはねられ、路上に放り出された。運転手はひき逃げして、通行人も関心がなく、死体は街頭に放置された。

　 これら偶然のように発生した不思議な交通事故は、実際もっともっと沢山ある。これらの犠牲者は、共通の「職位」があり、すなわち「610弁公室」の者たちである！

二、「死亡の職位」のトップは、610弁公室

　 「610弁公室」は1999年6月10日、中国共産党元主席の江沢民が直接設立したもので、法輪功を迫害するための専用機関である。その中には、「610指導者グループ」と「610弁公室」を含め、すべての法輪功への迫害と関連のある犯罪を全面的にコントロールし、ナチスの「ゲシュタポ」、あるいは中国文化大革命時期の「文革チーム」とよく似ている。中国共産党が法輪功を迫害する中で、学習者に死亡、障害をもたらし、拷問、拘禁、労働教養、判決、罰金などの不当な行為は、610弁公室が主要な責任を負わなければならない。

 　法輪功は人を善に導き、「真・善・忍」に従って良い人になるようにと教えている。610弁公室の人員は、この善良な人達に対して乱暴を働き、残虐に迫害を続けたため、悪報に遭うのは当然である。

　 610弁公室の罪悪が極めて大きいため、610弁公室の人員が悪報に遭った事例も数多くある。この数年来、610弁公室の主任およびメンバーは、大量にしかも多くの者が死亡したため、610弁公室は「死亡の職位」と言われ、頭脳明晰な人たちは皆この職位を避けている。

 　私達は明慧ネット（明慧資料館を含む）から783人の悪報に遭った610弁公室の人員の情報を収集した。もちろん、中国政府が情報を封鎖しているため、これらの名簿は悪報に遭った610弁公室の人員のほんの一部である。

 　以下は悪報に遭った名簿の情報に基づき、解析し統計をとった資料である。

 　明慧ネットで報道した悪報に遭った中国共産党の610弁公室の人員の総人数は、分かっている者だけで783人に上る。

明慧ネットで報道した悪報に遭った、中国共産党の610弁公室の人員の分布状況

表1：中国共産党の610弁公室の人員の悪報に遭った状況一覧表

部門	610弁公室独立機関（610弁公室指導者グループおよび610弁公室）	公安部門内に設立した610弁公室	他の各部門に設立した610弁公室
人数	565人	140人	78人
比例	72.1%	17.9%	10.0%

　分析すると、610弁公室の独立機関（610弁公室指導者グループおよび610弁公室）は、中国共産党各層の委員会、政府部門とは、独立し常設機関として設置している、法輪功を迫害する中で主要な機能を働き、迫害の罪に対して主要な責任を負わなければならず、務めている人員が悪報に遭った割合も最も高い。公安部門内に設けた610弁公室機構は、法輪功を迫害する中で主に暴力を働くことを役割として行い、悪報に遭った割合は第2位である。その他の部門内に設けた610弁公室機構は、迫害する中で主に共犯者の役割を果たし、悪報に遭った割合は第3位である。この悪報の順番は「悪の報い」を明確に表し、偶然ではないことを示している。

三、「610弁公室」についての説明

（1）610弁公室の犯罪組織の成立と性質

　1999年4月25日、約1万人の法輪功学習者が中南海で陳情活動を行った後、中国共産党元主席の江沢民は、すでに法輪功を迫害することを決意した。1999年6月10日、憲法と正式な法律の手続きを避けるため、江沢民が直接命令を下す中で、中国共産党中央は法輪功を迫害する専用機関、「610弁公室指導者グループ」および「弁公室」を成立した（通常「六一零」あるいは610と称する）。その時から、中央以下の各層まで貫通しすべて610弁公室を設置した。610弁公室は中国の都市、田舎、政府機関、学校、企業および国営部門など全国の至る所に設けられた。この専用機関は設けられてから、その成立、構造、従属関係、運営および経費などの各方面まで、すべて中国政府の従来の枠を打ち破り、中国憲法と法律を凌駕する権力を与えられ、思うままに資源を使用する権利があり、無法の限りを尽くした特権組織で、罪業が極めて重い。610弁公室は、すべての法輪功への迫害と関連がある犯罪を全面的にコントロールしたため、江沢民個人の法輪功を迫害する全犯罪を指揮する統一システムと執行機関となった。

　610弁公室は1999年6月10日に成立して以来、期間中何度も調整を経たが、610弁公室はずっと独立して運営し、610弁公室の名称も変わっていない。一部の地方では、610弁公室は維穏弁、綜治弁と重複あるいは合併した場合もある。しかし、圧倒的多数の省、市、自治区では、610弁公室と維穏弁、綜治弁は別々に看板を掛けている。 今まで610弁公室の対外的な看板は、「××党委員会法輪功問題指導弁公室」あるいは「××政府邪教問題防止および指導弁公室」を掛けていたが、ここ数年来、「××党委員会邪教問題防止および指導弁公室」に統一した。内部と内部公文書の中に「610弁公室」の名前を継続して使っている。

（2）610弁公室犯罪機関と人員

　610弁公室犯罪組織は「610弁公室指導者グループ」と「610弁公室」（常設執行機関）の2つの部分で構成されている。「610弁公室指導者グループ」は組長1人、副組長若干人とメンバー若干人が含まれている。「610弁公室組長」は、通常中国共産党の各層の「指導グループ」の中の副職務の要員あるいは政法委書記が兼任する。例えば、中国共産党中央の第1任「610弁公室指導者グループ」の組長は、当時の中国共産党政治局常務委員、国務院副総理の李嵐清が就任していた。その後の歴代の「組長」は、すべて中国共産党中央政法委の書記が（羅幹―周永康―孟建柱）兼任する。「610弁公室副組長」は、一般的に中国共産党の公安部門、文化宣伝部門の要員が就任し、中の1人は同時に「610弁公室主任」を兼任する。例えば、「610弁公室主任」を務めていた劉京と李東生は、すべて「610弁公室指導者グループ」の「副組長」であった。

　「610弁公室」の人員はすべて専業犯罪者で、「610弁公室指導者グループ」の各犯罪命令を実行する人員である。1999年中国共産党が法輪功を迫害する早期、「610弁公室」の人員は、他の部門から臨時に派遣されて来た人が多かったが、迫害が長年継続したため、これらの人員は次第に固定化し、法輪功を迫害する専業者になった。しかし、固定化された人員は、すべて一生懸命に法輪功を迫害した人で、犯した罪もとても重い。

（3）独立機関の610弁公室と内部設置の610弁公室

610弁公室は政府部門に附着し、政府機構に成りすましている。しかし610弁公室はまったく合法性がなく、邪悪な犯罪組織である。

1、610弁公室は独立機関

　610弁公室の独立機関は、中国共産党各層委員会、政府に設立している610弁公室の「指導者グループ」と「610弁公室」を指し、公安部門内および各部門内に設置している610弁公室との区別がある。

2、地方各層の「610弁公室の指導者グループ」と「610弁公室」

　中国共産党各層の党委員会内部には、すべて「610弁公室指導者グループ」が設立された。羅幹の時から、中国共産党中央610弁公室指導者グループの組長は、すべて政法委書記が兼任するようになった。以来、地方各層の610弁公室指導者グループの組長は、すべて同じランクの政法委書記が兼任する。

　政法委書記が610弁公室組長を兼任する以外、610弁公室の中に副組長とメンバーも若干配置している。中国共産党の法輪功に対する迫害は、民衆の支持が得られていないため、610弁公室のメンバーは普通に公開できず、調べにくいこともある。「610弁公室指導者グループ」の組長について、間違いなく現地の政法委書記が兼任するので、推測することができる。各地方の政法委書記について、現地の「610弁公室指導者グループ」の組長であることを明確にしていなくても、私達は確かな判断をすることができる。そのため、以下の悪報の事例の中で、中国共産党各層の政法委書記（正職務）について、すべて「610弁公室」の人員と見なす。

　中国共産党は地方各層ですべて「610弁公室」を設立し、しかも、他の政府部門と同じように扱い、対外的には「邪教問題防止および指導610弁公室」の看板を掲げているが、実際は依然として「610弁公室」と称されている。

3、公安部門内に設置している610弁公室と人員

　中国共産党は公安部門を法輪功の迫害の中に主な道具として使われているため、公安部門の内部にはずっと力強い「610弁公室指導者グループ」と「610弁公室」が存在している。公安部門内の610弁公室の人員は、「610弁公室の警官」とも呼ばれている。

　最初、公安部門内で法輪功を迫害するのに、主に国内安全保衛局（略称「国保」、「一局」とも呼ぶ）が担当していた。2000年末～2001年の初め頃、江沢民がある会議で、「610弁公室の運営は理想的ではない、国家安全庁、公安庁、各地の公安局に直接610弁公室を設立する」と指示した。2001年、国家公安部は『公安機関に法輪功と他の気功組織を取り締まる専用機関の設立についての通知』（公政治[2001]157号）を下達した。公安部では独立で「26局」（即ち公安部の610弁公室）を設立し、それは法輪功を迫害するための専用局である。省レベル以下の610弁公室は、一般的に「国保」内に設置し、対外的には「邪教犯罪防止および指導弁公室」（反邪教処）の看板を掲げている。単独に610弁公室を設立あるいは「国保」の看板と同時に2枚看板を掲げているケースもある。

　以上は、読者が610弁公室犯罪組織の存在する形式を理解できるための説明であり、それによって以下の統計を作成する。

　公安部門は中国共産党の法輪功を迫害する主力となったため、公安部門の610弁公室の人員に対して単独に統計を行う。

4、他の部門内に設置している610弁公室と人員

　中国共産党各層党委員会、政府に設立している「610弁公室指導者グループ」と「610弁公室」以外、公安部門内の610弁公室だけではなく、他の党と政府機関、国家機関と国有企業にすべて610弁公室が設けられている。法輪功を迫害する全盛期に、これらの610弁公室の人員はかなり充実され活躍していた。ここ数年来、法輪功を迫害の真相を知っている人が多くなり、迫害に参与したくなくなった人も増加しているため、多くの部門の610弁公室はすでに名ばかりで機能しなくなっている。

　各部門の610弁公室人員も、中国共産党の法輪功を迫害する中で共犯者の役割を果たしたため、これらの部門の610弁公室の人員に対しても単独で統計を行った。

四、各省と各層610弁公室の人員の悪報の分布状況

表2：中国各省610弁公室の人員の悪報に遭った人数

省　名	悪　報　人　数	順　位
河　北	106	1
黒　龍　江	94	2
山　東	80	3
湖　北	64	4
河　南	59	5
四　川	45	6
遼　寧	40	7
吉　林	39	8
広　東	38	9
湖　南	30	10
北　京	25	11
内　蒙　古	23	12
安　徽	21	13
甘　粛	19	14
重　慶	13	15
雲　南	10	16
江　西	10	17
貴　州	8	18
山　西	8	19
江　蘇	8	20
浙　江	7	21
陝　西	6	22
海　南	6	23
寧　夏	5	24
新　疆	5	25
福　建	4	26
広　西	4	27
天　津	3	28
上　海	3	29
青　海	1	30

　注：中国共産党中央の610弁公室の人員は「北京」に入れている。

　分析すると、チベット以外の全国各省、すべて610弁公室の人員の悪報に遭った事例が現れた。悪報の人数から見ると、迫害のひどい地域には、悪報の事例も多く出現している。例えば、河北省、黒龍江省、山東省、湖北省、四川省、遼寧省、吉林省などの地域では、皆に知られているように迫害の最もひどく行われた省で、悪報に遭った割合も全国の上位を占めている。この悪報の順番も「悪の報い」を明確に表し、偶然ではないことを示している。

各層610弁公室独立機関の人員の悪報に遭った人数分布

 

表3：各層610弁公室独立機関の人員の悪報に遭った状況一覧表[1]

部　門　別	中央610部門	省610部門	市610部門	区610部門	県610部門	鎮610部門
人　数	5	20	201	72	170	97
比　例	0.9%	3.5%	35.6%	12.7%	30%	17.1%

　注：[1]610弁公室独立機関の人員の悪報総人数は、565人（公安部門と他の各部門のを除く）

　分析すると、610弁公室独立犯罪機関（610弁公室指導者グループと610弁公室）の中央から各地まで、この悪報の割合は何を意味しているのだろうか？　まず見えたのは、悪報はすでに中央トップレベル（中国共産党「国級」の周永康を含む）まで至っている。省610弁公室人員の悪報人数は、少なくない（20人）。市、区、県の610弁公室は、直接に迫害を加える主体となっているため、悪報の割合も最も集中している。尚、610弁公室機関の非公開性のため、これに加えて中国共産党がこの悪報の情報に対して封鎖するため、明慧ネットで暴露したのは、実例のほんの一部分である。しかし、この限られたデータから見ると、「悪の報い」を明確に表し、偶然ではないことを示している。

五、中央トップレベル610弁公室の人員の悪報の状況

　1、中央「610弁公室指導者グループ」およびメンバー

表4：中国共産党中央「610弁公室指導者グループ」の歴任メンバー

歴　任　順	組　　　長	副　組　長	他の主要メンバー
第1任	李嵐清1999.6-2002.10	羅幹、丁関根	許永躍、贾春旺、王茂林（至2001年9月）、劉京（1999年6月起任）、王勝俊、曹建明、周本順、陳翼平、周強、汪永清、陳訓秋、楊焕寧等
第2任	羅幹2002.11-2007.10	周永康、劉京
第2任	周永康2007.10-2012.10	王楽泉、孟建柱、李東生
第4任	孟建柱2012.10至今	楊晶、郭声琨、劉金国

2、中央「610弁公室」およびメンバー

表5：中央レベルの「610弁公室」の歴任メンバー      

歴　任　順	主　　　　任	副　主　任	主要メンバー
第1任	王茂林 　　（1999年6月～2001年9月）	劉 京（1999年6月～2001年9月）、李東生（1999年6月～2009年10月）、王暁翔（1999年起任）、劉振華（2004年1月起任）、高以忱 （2005年起任）、袁隐（2001年～2006年2月）、 徐海斌（2007年起任，元羅干秘書）	董聚法、李安平、王体先、李暁東、宋全中、李延華、邵宏偉、高暁東（女）、樊绪银（待核实）、周学勝、荆輝、伏慧敏（女）、楊 滇利、陳忠民、楊焕寧、陳智敏、陆志謙、夏誠華等
第2任	劉京 　　（2001年9月～2009年10月）
第3任	李東生 　　（2009年10月～2013年12月）
第4任	劉金国 　　（2014年1月～2015年1月）
第5任	傅政華 　　（2015年9月～至2016年5月）
第6任	黄明 　　（2016年5月至今）

注：劉京の時から、中央レベルの「610弁公室」主任は、国家公安部の副部長が兼任するようになった。

3、中央610弁公室の人員の悪報に遭った一部実例

法輪功をひどく迫害した「610弁公室」の主要人物である、周永康、李東生と張越の3人は、相次いで落馬した

表6：中央610弁公室部門の人員の悪報名簿

名前	610弁公室職務	悪　　報　　状　　況
李嵐清	首任610弁公室指導者グループ組長	孫婿が瀋陽空港で警官に殴られ死亡。法輪功を迫害した多くの警官らが悪報に遭ったことを知った後、辞職。
周永康	610弁公室指導者グループ組長	無期懲役。
劉京	610弁公室指導者グループ副組長、610弁公室主任	癌にかかり、病状はますます悪化し、職位を交替。
李東生	610弁公室指導者グループ副組長、610弁公室主任	2013年12月20日，中纪委に通告され調査された。新華社の通告文の中に、一番目の肩書きは、「中央于邪教問題防止および指導グループ組長」「610弁公室主任」と書かれ、その次に「公安部党委副書記、副部長」と書いた。法輪功を迫害することを強調するとは極めて珍しい。< /td>
周本順	中共中央610弁公室グループメンバー、中央政法委員会委員、秘書長	2015年7月24日、中央紀委監察部のネット情報によると、周は重大な違法行為の疑いがあり、調査中である。

注：張越は公安部610弁公室部門（26局）のトップが就任していたため、公安部門に入れる。

　分析すると、中国共産党中央トップ610弁公室部門の人員の悪報数は、5人しかないように見えるが、実際には人を驚かせ、特に当時、並ぶ者がないほどの権力があった周永康、李東生でさえ、投獄される結末となり、さらに深く考えさせられる。

六、省レベル610弁公室部門の人員の悪報の実例

表7：省レベル610弁公室部門の人員の悪報の名簿

悪　報形式	省名	名前	610弁公室職務	悪　　報　　状　　況
死　亡	天津	宋平順	政法委書記、610弁公室主要人物、公安局長、後任政協主席	2007年6月5日、62歳の宋は勤務室内で突然死亡。中国共産党は「億元の収賄の疑いがある」と死因を解釈した。
	山西	金银焕（女）	省委副書記（省政法委の責任者）	2008年10月11日、金は山西省忻州市から太原に戻る途中、高速道路で交通事故に遭い、死亡。56歳。
	四川	江朝林	省610弁公室副主任	2002年4月12日夜明け方に交通事故で惨死。同乗の運転手は軽傷を負っただけですむ。
	湖北	杨永良	省政法委書記、省首任610弁公室組長、省委副書記、省政協主席	2012年6月17日、楊は不治の病気にかかって、武漢で死亡、68歳だった。
	云南	杨兴源	610弁公室主要メンバー	2008年に突然病死した。
判決調査免職	江西	徐小剛	610弁公室主任	17年の懲役を受けた。
	広東	陳紹基	直接広東省610弁公室を指揮、省政法委書記、省公安厅厅長	賄賂で判決された。
	広東	朱明国	三省市（海南省、重慶市、広東省）政法委書記、610弁公室要員	2015年1月4日免職され、2月17日立案調査された。
	遼寧	蘇宏章	政法委書記、610弁公室要員	2016年4月6日に調査された。
	新疆	史少林	新疆地区法輪功を迫害する主要責任者	2015年12月25日、立案調査された。
	安徽	王昭耀	省委副書記、政法委の責任者、法輪功を迫害する責任者	違反、犯罪の疑いで、2005年に免職され、逮捕された。妻と息子も逮捕された。
	甘粛	韓剣飛	省610弁公室主任	汚職で刑務所に入った
	内蒙古	白志明	内蒙古自治区610弁公室主任	賄賂、汚職、巨額財産の出所が不明なことと、銃と弾薬を持っていたため、2011年10月31日に赤峰市中級裁判所で裁判を受けた。
	甘粛	馬西林	省委副書記、省610弁公室組長	馬の妻は病死した。30代の一人っ子息子を省財政庁に異動し、重役に就任させた。2年後の2004年、1人っ子の息子は肝臓癌を患って死亡し、息子の嫁は子供を連れて家出した。30歳代の娘は交通事故に遭って、植物人間になった。馬本人は、2006年10月に免職された。
	山西	王林	省委610弁公室副主任	女性問題で停職された。
	浙江省	张国強	省610弁公室主任	省政法委書記に昇格する予定だったが、妻にスキャンダルを告発された原因で、出世できず、悪名を流され、親族から敬遠された。
	福建省	丘広鐘	副省長、法輪功を迫害する責任者	2001年11月15日に免職された。
	北京	吉林	北京市副市長、密雲県委書記、北京市政法委書記	2010年12月、吉は団体で台湾を訪問した時、台湾で「虐殺罪」で告訴された。台中と新竹の2つ地域とも法輪功学習者から告訴状を渡された。吉は近年海外で起訴された大陸高官の中の1人である。
家族に災いをもたらす	湖南省	江勇忠	610弁公室副巡視員	父親は寝たきりになり、母親は両目とも失明した。
	遼寧	朱錦	政法委副書記、610弁公室要員	息子が突然死亡した。30歳前後で、出生して間もない子供を残した。

　分析すると、中国共産党省レベル610弁公室部門の人員は、すでに20人も悪報に遭った。その中には、自殺、交通事故と病死が5人（宋平順、金銀煥、楊永良、楊興源、江朝林）いる。判決され、処分され、免職された者が13人（徐小剛、陣紹基、朱明国、蘇宏章、史少林、王昭耀、韓剣飛、白志明、馬西林、王林、張国強、丘広鐘、吉林）いる。大量の省レベル610弁公室の高官は、中国共産党内部に除名された。これは、中国共産党の内部にさえ迫害の歴史的な罪を背負いたくない人がおり、迫害を発動した江沢民派と決裂することを表明した。これが現在の610弁公室の人員が悪報に遭う重要な形式となっている。

（続く）