吉林省楡樹市の学習者3人 不当な判決(写真)
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 【明慧日本2016年11月17日】吉林省楡樹市裁判所は、今月8日朝6時半、法輪功学習者・蒋萍さん、李亜珍さん、李玉章さんに対して、75分間にわたる裁判を行った。そして、法廷上で弁護士の弁護は禁止され、市民の注目を避けるため、または裁判がばれないように異例な早朝の開廷となった。

 7日午後、市裁判所の関係者は学習者の家族に、翌日の早朝6時半に開廷することを知らせた。傍聴できる条件は二つあり、一つ目は法輪功学習者ではないこと(地元派出所の証明書が必要)。二つ目は、1人の学習者につき、2人しか傍聴できないことである。

 当日早朝6時、裁判所の前は静かだが、法曹関係者および610弁公室の警官は、すでに準備を整えていた。6時半の少し前、警官十数人が裁判所から出てきて、裁判所の鉄の欄干に掛けてある法輪功の文言が書かれた横断幕を撤去した。その後、パトカー3台が裁判所の中に入った。そして、消防車、救急車も相次いで到着した。

榆树市法院门前全景
榆树市裁判所前

法院西侧巡逻的警察和横幅
巡回の警官と横断幕

开出法院的救护车
裁判所から出て来た救急車

运送法轮功学员的警车
学習者を護送するパトカー

  裁判所の向こう側にあるバス停でバスを待っていた乗客は「おそらく、法輪功の案件だね。さもなければ、こんなに早くから案件を審理するわけがない」と言った。

 蒋さんは先に裁判が行われた。検察庁の検察側は起訴状を読み上げた時、裁判官は蒋さんに「罪を認めますか?」と聞くと、蒋さんは「法輪功を学ぶことは無罪です。法輪大法は正法で、人々を善に導く佛法です。法輪大法はすでに、世界100以上の国および地域に伝わり広まっています。国民にとって、百利あって一害なしです。憲法では国民は信仰の自由があると定めています。公安部の邪教リストにも法輪功は入っていません。江沢民だけが反対しています。しかし、江沢民は国の憲法を代表できますか?」と正々堂々と主張した。傍聴者の情報によると、裁判官、検察官は蒋さんの言葉に、一切反論できなかったという。

 検察側は偽の証拠を並べ立て、李亜珍さんに懲役3年6カ月の不当な判決を宣告した。李さんに「何か言うことはありますか?」と聞いたら、李さんは「私は判決に不服を申し立てます。上訴します」と述べた。それを聞いた法廷の警官は、すぐに李さんを連れ去った。李さんは大声で「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と叫び、法廷中に響き渡った。

 最後に、李さんは懲役3年の不当な判決を言い渡された。

 3人への裁判の過程は違法であり、すべて秘密裏に行われ、いい加減に終わらせたものである。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/12/337538.html )
 
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