【明慧日本2017年3月4日】曇南省玉渓市の法輪功学習者・鄧翠苹さん、李琼珍さん、普志明さん、李麗さん、秦莉さんの5人に対して、2月16日、峨山裁判所で不当な裁判が行われた。同月24日、裁判の結果は、鄧さんに懲役6年、李琼珍さんに懲役4年、普さんに執行猶予、李麗さんと秦莉さんは刑を免じ釈放するというものであった。
2月16日、峨山県裁判所の周辺では道路がすべて封じられ、弁護士、家族の入廷は空港の安全検査より厳しかった。鄧さんの夫は裁判所の外で写真を何枚か撮ったが、写真の削除を命じられた。
家族の他に現地の法曹関係者、教育機関の関係者、政府関係者の傍聴者もおり、法廷内や入り口には計400人以上も集まった。
裁判は午前9時から始まり、午後4時に終了した。
李琼珍さんの弁護士・文東海さんは法廷で柏裁判官に「なぜ裁判の前に留置場に行って、学習者に罪名の承認を強要したのか。学習者に弁護士との契約の解除を強要したのか」と裁判官の違法行為を指摘した。柏裁判官は弁護士の詰問に怒鳴り声をあげて口論になり、一時、休廷を宣告した。
文弁護士は、次の要点について弁護した。
一、今日まで中国の法律の中に、法輪功が違法な団体だと定めた条例が一つもない。
二、「法律実施の破壊の罪」は刑事犯に対するもので、思想や言論、信仰に対するものではない。
三、本案件は被告以外に侵害された対象がなく、社会に何の損害も与えていない。
四、最高裁判所と最高検察院の司法解釈は、憲法にも法律にも違反しており、裁判の法律の根拠になるものではない。
五、宗教に対する信仰の自由は、普遍的な価値である。
鄧翠苹さんの弁護士も強く無罪であると弁護をした。学習者自身も法輪功を学んで、道徳水準が上がり、社会に危害を全く与えていない。
ところが、どんなに真実を訴えて弁護しても、中国共産党の下では法輪功学習者は依然として、今もなお、間違った裁きを受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)