私たち大法弟子は 法のために生まれてきたのです
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2017年4月25日】

 児童時代に法を得る

 1997年のある日、法輪功が人の病を治し、健康な体を手に入れることができると聞いた祖父母は、これを習いたいと思うものの、年を取ったために覚えられないと心配し、当時、まだ12歳の私に覚えさせて、それから自分たちに教えてもらおうとしました。全くの偶然にしか思えないこの出来事により、私は法輪功を教えている場所に向かいました。そのことが、私の運命を完全に変えるきっかけとなりました。

 大法を修煉してから心臓病でずっと薬を飲んでいた祖父の病が治り、あちこちの漢方医や治療法を試し、体がすでに骨ばっていた母が煉功してから肌が白くなり、ふっくらとした体形になりました。また、近所のヘビースモーカーのお年寄りが煉功して1カ月もしない内に何の苦もなくタバコを止めることができました。村中の人たちがこれらの奇跡を目撃し、みな法輪功の素晴らしさを讃えて、次から次へと学び始めました。そして、私の家が煉功拠点となり、毎朝4時前に皆、近くの広場に集まって煉功し、その中で、子供は私と三つ年上の従姉だけでした。

 ある日の早朝、皆第2功法を煉功している時、急に雨が降り始めました。ちらっと眼を開けると、誰も微動だしていなかったので、私もそのまま煉功を続けました。少し経つと雨が止み、太陽が顔を出し、虹が空に掛かりました。とても鮮明で大きな虹で、私が初めて見る虹でした。広場はとても穏やかで慈悲深い空気が流れていました。私の学校や功法を教えているクラスも毎日の放課後、皆この広場に集まって煉功していました。私も小さな先生となり、新しい人に功法を教えていたのです。朝の市場に間に合いそうなときは、皆で法を広めに行き、広げた横断幕は人々の視線を集め、足を止めてじっくり見ている人や、見よう見まねでやりだす人もいます。その時は、自分も法を広める一員のような気がして、得意げに笑っていました。また、夜も時々母と隣の村の学法チームに参加し、深夜2時に帰宅しました。よく母に金魚の糞みたいに、いくら振っても離れようとしないと言われました。けれどその後、私がいてよかったとも言ってくれました。今思えば、早朝の煉功と法を広める活動に参加できて本当に良かったし、あの平和で穏やかな修煉の時間に自分がいたという証拠でもあります。

 ある日の深夜、体中が熱くてベッドの上でじっとしていられず、結局、朝まで一睡もできませんでした。翌朝、母が何かあったら怖いと思って私を病院に連れて行こうとしました。道中、「お母さん、せっかく師父が私の業力を消してくださったのに、薬を飲んでまた体の中に押し込んだら意味がない。師父の苦心を無駄にしてしまうので、病院に行かないよ。我慢するよ」と母に伝えると、「そうね、あなたがそう思うなら、きっと師父が守って下さるわ」と母が言い、私を学校まで送ってくれました。学校に着くなり、体の熱が引きなんともなかったのです。師父は「物事の善し悪しは人間の一念によるものだ」[1]と説かれました。もしかすると、私のその一念が正しかったので、師父が大きな業力を取り除いてくださったのかもしれません。

 大法のご加護の下で成長する

 成績がそこそこの私でも法の中でたくさんのことを得ました。高校入試の時、全学年第1位という素晴らしい結果で、県の有名高校に合格しました。楽しい高校生活の始まりだと当時の私はそう思っていましたが、しかしながら、それは本当の修煉の始まりだったのです。暗くてじめじめした学生寮での生活は非常に苦しく、その上、中国特有の大学入試の極めて厳しい圧力が、限界に達していました。家から離れたため学法がついていけず、人生の方向を失い、ただ「真・善・忍」という3文字だけは忘れていませんでした。

 2006年、私は英語学院に合格しました。大学に上がれば少しは楽になるし、あこがれの恋愛もできると思っていました。しかし、ここは女子学院で全寮制なので、普段の外出は禁止されており、学生寮もまたジメジメとした暗い部屋でした。また、人と人の間は非常に冷たく、高校時代と全く同じ日々でした。それでも、学業を疎かにせず、耐え難い時でも必死に耐えていました。ある日、突然皆、寮内で法輪功のことを話し始めました。彼女たちは皆テレビなどに毒害され、大法の悪口ばかりを言っていたのです。この機会に真相を伝えようとしたところ、皆に信じてもらえないだけでなく、私の頭がおかしいと先生に告げ口をされました。私は何も知らされないまま、勝手に家に送り返されてしまい、家についてから、先生は母に本当のことを話しました。これを聞いた母は慌てて真相を伝えようとしましたが、怯えた先生はすぐに帰ろうとしました。クラス担任の先生は私の無実を証明しようと成績が優秀なことや、目上の人に敬意を払っているなど、全く学生たちの言うような悪い子ではないと言ってくれました。これを聞いた他の先生方はどうすればいいか分からなくなりました。しかし、私はすぐには学院に戻らずに家でしっかり法を勉強し、自分を充実させてから戻ることにしました。

 何日かたってから学院に戻るなり、さっそく校長先生の所に向かいました。校長先生に会うと「この前は申し訳ない。我々があまりにも軽率な行動をとってしまい、学校を代表してお詫びする」と謝られるとは思いもしませんでした。却ってこちらが何を言ったらいいのか分からなくなりました。本当はあれこれ弁論するつもりで来たはずでしたが、用意していた言葉も口には出せず、結局、告げ口をした学生たちの事は追及しないと言いました。彼女たちも真相を知らなかったので、私と法輪功を誤解したのだと校長先生から伝えていただきたいと申し出たところ、校長先生は頷いてくれました。あの頃、自分がいた県で、他の学校では法輪功学習者が見つかった場合、直ちに退学処分にするということを何年か後になって知りました。師父が再び私を守ってくださいました!

 このような結果を招いてしまったため、今回の事でますます学校生活が嫌いになりました。それでも、学校をやめようとはせず、ただ耐えて、耐えて、耐え難くてもひたすら耐えました。諦めたくなった時は、師父の「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[1]という説法を思い出しては耐え、師父の説法と共に卒業まで耐え抜きました。

 「真・善・忍」を用いて生徒を教育する

 卒業後、私は先生になりました。小学1年生を教えています。「真・善・忍」を授業にとりいれ、子供たちに誠実と善良な心を持って人と接すること、そして、何かをするときはまず相手の気持ちを第一に考えること、相手を傷つけるようなことは決してしてはいけないこと、学校でも、家でも、大人の言うことを聞くこと、困っている人がいれば助けてあげることなどを教えました。1学期が終わるころには、喧嘩する生徒が1人もいなくなり、汚い言葉を使う子供もいませんでした。学校の行事で遠足などで外に出かける時、私のクラスの子供たちは皆自ら観光客や通行人が捨てていったゴミを拾い、ごみ箱に捨てました。このことは予想外でした。この子たちを見て心が温かくなり、有効な教育方法を教えてくださった師父に、本当に感謝しています!

 クラスにやんちゃな生徒のT君がいます。T君はするべきことをせずにいたずらや悪さばかりし、先生方は皆彼に頭を悩まされており、仕方なくT君を私のクラスに移してきました。私は何の不満も文句もなく、笑顔と優しさで彼に接しました。すると、T君はまるで人が変わったようにいたずらをしなくなり、おとなしくなりました。もう1人の生徒のL君は、T君より少しいいかもしれませんが、それでも、彼も人の話を聞かずいたずら好きです。けれども、L君は子供ではあるものの義理堅いので、彼のこの部分を伸ばそうと、クラスでL君の長所を褒めました。この行動が彼の優しい部分を啓発し、それ以来、非常におとなしくなりました。また、「あなたは頭のいい子だから、この点を勉強に使うべきだわ。そうすればきっとみんなに好かれるよ」と伝えると、私の話を信じたL君は本当に言う通りにし、間もなく、成績が上がり、毎日の宿題も期日通りにきちんと提出する優等生になりました。期末テストでは、熱が上がったため本調子で挑めず、80点台しか取れなかったため、ショックを受けて落ち込んでいました。前とはまるで別人のように変わったL君を見て、保護者の方も驚き、私に子供の教育方法を聞いてきました。私は大法のもつ威力だと正直に答えました!

 大法のお守りが手に入った時は、子供たちにあげています。保護者の方々も私の好意を知っているので、子供たちに身につけさせています。また、子供たちに「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と教え、授業が終わる度に、これを唱えることが毎日の日課となっています。

 クラスにもう1人特別な子、Y君がいます。その男の子は色白でとてもおとなしいのですが、寝ることが大好きです。毎日、彼の母親が迎えに来る時、彼が授業中寝ていたら起こしてほしい、他の子供にいじめさせないでほしいと私に言いますが、言っているうちから泣き出してしまいました。何事かと尋ねたところ、Y君は以前、頭が良くダンスを得意とし、皆に好かれていたそうです。けれども、この夏からY君の身に変化が起き、毎日食べること以外は寝ることしかせず、唇が厚くなり口臭もひどく、体重も急速に増えていき、病院で検査したところ、医者に治す術はないと言われました。息子の毎日このような状態を見ていた彼女は自殺すら考えたそうです。窮地に立たされたこの保護者を見て、「法輪功をやってみるといいですよ。法輪功は高徳な佛法だから、病院で治せない病気のほとんどが、別な空間で何かが操っているのが原因で、煉功すればきっと皆治ります」とY君の母親に教えました。

 こうして、この親子2人は同修となり、時間があると我が家に来て一緒に法を勉強したり、煉功したりしています。Y君も授業中に寝なくなり、食事の量も正常に戻りました。唇の厚さが戻ったので、毎日楽しく笑っています。Y君の父親は彼の変化を見て、大法に非常に感謝しています。

 毎週末、私はある塾で塾教師を務めています。クラスの何人かの生徒の保護者は中学校で教師を務め、私が「真・善・忍」を授業の中に取り入れていることに感心し、とてもいい反応が返ってきました。そうして、1人から2人、2人から4人へと伝わっていき、私に教えてもらいたくて、子供を私のいる塾に入れる教師もいます。なぜなら、私が教えている生徒は皆家に帰ってもおとなしく、親の言うことをしっかり聞くからです。こうして、以前の私への誹謗中傷の話は自然となくなり、私への印象も大きく変わりました。これらすべては師父の按排で、私がすることはただ自分の心を放下し、慈悲を持って物事に対処すれば、きっと何もかもうまくいくと分かりました。本当の慈悲が出た時、それはとても神聖で素晴らしいのです。師父の偉大な知恵は大きな善の心を修めることができます。そして、善の力は全てを変えることができます。私の為に苦労してくださった師父に感謝します。今の私が手にしているものは、いくらお金があっても買えないもので、それはこの上になく純潔で、この上なく高尚なものなのです!

 大法に帰り、誓約を果たす

 気がつけば、2016年も半分過ぎました。今までの経験を書き留めたのは、かつて安楽な生活に浸って大法を忘れた子供弟子たちを呼び覚ますためです。私たちがこの年代に生まれたのは、決して偶然ではありません。かつて法を得たのに、何もせずにそのまま法から離れてしまうのは、実に勿体無いことです。

 師父はこのように説かれました。「皆さんが神聖で清らかで、しかも、この上なく美しく素晴らしい世界から落ちてきたのは、皆さんがその次元の中で執着の心を持つようになったからです。それに比べて最も汚れた世界の中に落ちた後、皆さんは速く元へ戻るよう修めることなく、かえってまた汚れた世界の中の汚い物をつかんで放さず、甚だしきに至っては、少しでも失えば苦しみに耐えられません」[2]

 私たちは大法のためにこの人間界にやってきたのです。今はもう最後の最後の時と言えるでしょう。一刻も早く常人のものを放下しなければなりません。常人のものは一時のものであり、大法こそ永遠なのです。そして、師を助け、法を実証することが私たちがなすべきことなのです。かつての誓約を果たさなければ、それは極めて大きな罪となるのです。常人社会で迷っている大法弟子たちよ、早く戻ってきてください!! この末法の時期に法を得られることがどれほど幸運なことでしょうか!! 常人社会の虚像に惑わされてこの幸運を、そして、自らの未来を捨てないでください!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「真修」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/8/338423.html)
 
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