大連市の学習者・李春梅さんは重体だが、出所できず
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 【明慧日本2017年7月9日】大連市の法輪功学習者・李春梅さん(40代)は遼寧省女子刑務所に3年近く拘禁され、重体に陥った。李さんの夫は治療のため一時出所を求めたが、拒否された。刑務所側は現在の政策は死なない限り一時出所できないという。

 2014年7月21日朝6時過ぎ、大連市中山支局の警官ら7人は、水道漏れと嘘をつき、李さんにドアを開けさせ部屋に侵入し、李さんの身柄を拘束して桂林派出所に拘禁した。同時に、自宅にある携帯電話数台、タブレット数台などの私物品を押収した。翌日の夜明け2時ごろ、李さんは大連留置場に移送された。

 2015年4月9日午前10時半、大連甘井子裁判所は李さんに不当な裁判を行い、懲役3年2カ月の不当な判決を宣告した。李さんの家族は「彼女には何の罪もありません」と怒りを覚えている。

 李さんは上訴したが、市中級裁判所に却下された。同年9月15日、李さんは瀋陽市女子刑務所に移送されたが、健康検査が不合格のため、大連市留置場に戻された。10月末、大連市留置場と刑務所側は李さんの健康状態を無視し、再び女子刑務所に送り込んだ。

 今年4月、李さんの顎下の腫れ物が急速に成長し、現在9.5cm×7.5cmになり、さらに顔の右側と首の後ろに拡散し、顔は変形してしまった。中国医科大学に悪性腫瘍の末期と診断されたにもかかわらず、李さんの夫が刑務所に一時出所の申請を出したが返事さえなく、解放することを拒否された。

 李さんの件は家族に大きなダメージを与えた。李さんの父親は半身不随で、母親は寝たきりで、今年亡くなり、娘と最後まで会えなかった。未成年の娘2人はすでに3年間も母に会えないでいるという。

 李さんの刑期は今年9月21日に満了するが、各業界の善良なる人達に1日も早く解放されるように、救援を強く求めている。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/6/350676.html)
 
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