明慧報告|2017年上半期 450人の学習者が不当判決される 
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 【明慧日本2017年11月5日】明慧ネットで掲載した情報に基づく統計によると、2017年の上半期に少なくとも371人の法輪功学習者が398回の不当な裁判にかけられ、少なくとも450人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

 そのほかに、中国共産党が情報を封鎖しているため、125人の法輪功学習者が2016年に不当な判決を受けたが、今年に入ってようやく報道されたため、この数字は2016年の統計に計上されなかった。両者の数字を合わせると、2017年の上半期に合計575人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

 このうち、遼寧省、山東省、吉林省が最も迫害のひどい地域で、10までの省の順位は次の通りである。遼寧省91人、山東省56人、吉林省45人、黒龍江省42人、河南省41人、四川省38人、広東省28人、甘粛省23人、河北省22人、江蘇省20人の順である。

 迫害の最もひどい都市の順位は、大連市23人、青島市21人、周口市16人、朝陽市14人、長春市14人、ハルビン市12人、瀋陽市11人、吉林市11人の順である。

图1:2017年1~6月中国大陆法轮功学员遭非法庭审、判刑人数统计

図1、2017年1~6月、不当裁判、不当判決を受けた中国国内の法輪功学習者の人数統計表

 高齢の学習者をも見逃さない

 中国共産党は法輪功を迫害する中で、高齢の学習者に対しても手を緩めなかった。吉林省白山市江源区の72歳の孫玉発さんは、実名で迫害の首謀者・江沢民を告訴したため、懲役3年の無実の罪を着せられた後、無念の中で死亡した。


86歳の曲淑雲さんは、懲役3年、執行猶予3年の判決を下された

 今年86歳の黒龍江省の曲淑雲さんは、法輪功の迫害の真相を広めたため、懲役3年、執行猶予3年の判決を下された。ハルビン市の崔鳳蘭さんは、懲役15年の重刑を言い渡され、その上、警官に13万元ものお金をゆすり取られた。

 先に連行して、後で罪に陥れる

 法輪功学習者は真・善・忍を遵守し、良い人になるように努力し、合法的で国に対しても国民に対しても、百利あって一害なしの素晴らしいものである。

 中国共産党の法輪功への迫害は完全に『憲法』に違反している。判決を受けた法輪功学習者は、100パーセント先に連行され、後で罪を着せられた。残酷な弾圧の前で例外者はいなかった。

 証拠を捏造し、拷問で自白を強いる

 法輪功学習者に対して罪を決める際に、迫害者は必然的に証拠を作らなければならない。そして、拷問により自白を強いて、法輪功学習に法輪功を放棄させるように強制している。


劉清陽さん

 広東省広州市番禺(ばんぐう)区の法輪功学習者・劉清陽さんは2015年12月、番禺洛渓新城派出所の警官により連行され、番禺沙湾留置場に拘禁された。劉さんは3回の不当な裁判にかけられ、最初に「海外勢力と結託する罪」を決めつけられ、後に「法律の実施を破壊する罪」に変更された。証拠不足のため、番禺検察院は案件を2回も差し戻し、証拠を補うように命じた。

 今年7月10日、劉さんは懲役2年8カ月の不当判決を宣告され、3千元の罰金を科された。劉さんの1歳の娘は、まだ一度も父親に会ったことがない。

 一、2017年の上半期に450人の法輪功学習者が判決を受けた

 2017年の上半期に少なくとも450人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。2016年に不当な判決を受けたが、今年、初めて報道された125人の法輪功学習者を含めて、2017年の上半期に合計575人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

表1、不当判決を受けた575人の法輪功学習者の地域別分布表

区域

判決人数

順位

区域

判決人数

順位

遼寧

91

1

天津

14

13

山東

56

2

江西

13

14

吉林

45

3

湖南

12

15

黒竜江

42

4

内モンゴル

11

16

河南

41

5

陝西

11

16

四川

38

6

安徽

10

17

広東

28

7

曇南

7

18

甘粛

23

8

貴州

7

18

河北

22

9

山西

6

19

江蘇

20

10

上海

5

20

重慶

17

11

寧夏

5

20

福建

17

11

浙江

2

21

北京

15

12

広西

2

21

湖北

14

13

青海

1

22

合計

 2017年1-6月判決575人。その中2017年判決450人と2016年判決125人 

表2、152都市の不当判決を受けた法輪功学習者の人数統計表

都市

判決人数

都市

判決人数

都市

判決人数

都市

判決人数

大連

23

白山

4

咸陽

2

衡水

1

青島

21

錦州

4

西安

2

江門

1

周口

16

盤錦

4

連曇港

2

惠州

1

朝陽

14

遼陽

4

無鍚

2

汕頭

1

长春

14

佳木斯

4

桂林

2

湛江

1

ハルビン

12

七台河

4

河源

2

東莞

1

瀋陽

11

新郷

4

揭陽

2

懐化

1

吉林

11

信陽

4

潮州

2

岳陽

1

営口

9

通遼

4

大慶市

2

永州

1

九江

8

揚州

4

伊春市

2

黄岡

1

成都

9

宝鶏

4

鶏西

2

黄石

1

寧德

9

銀川

4

四平

2

宜昌

1

鄭州

8

亳州

4

都江堰

2

酒泉

1

佛山

8

平凉

3

綿陽

2

天水

1

保定

7

南昌

3

巴中

2

慶陽

1

松原

7

南京

3

德州

2

蚌埠

1

煙台

7

蘇州

3

泰安

2

安慶

1

临沂

7

玉溪

3

棗庄

2

貴溪

1

潍坊

6

昆明

3

威海

2

鹰潭

1

双鴨山

6

福安

3

阜新

2

フルンボイル

1

蘭州

6

永安

3

海城

2

徐州

1

白銀

6

常德

3

本溪

2

漢中

1

延辺

6

洛陽

3

葫芦島

2

安康

1

南充

6

許昌

3

鶴岡

1

延安

1

孝感

6

鉄岭

3

绥芬河

1

昭通

1

赤峰

6

鞍山

3

楽山

1

貴陽

1

常州

5

チチハル

3

白城

1

黔南州

1

武漢

5

広安

3

調兵山

1

銅仁

1

慶陽

5

瀘州

3

丹東市

1

临汾

1

大兴安岭

5

済南

3

開原

1

晋城

1

德陽

5

廊坊

3

淄博

1

晋中

1

遂寧

5

長沙

2

菏澤

1

大同

1

撫順

5

邢台

2

濱州

1

長治

1

深圳

5

銅陵

2

済寧

1

陽泉

1

韶関

4

阜陽

2

南陽

1

石嘴山

1

唐山

4

南平

2

焦作

1

寧波

1

承德

4

黔東南州

2

鶴壁

1

麗水

1

益陽

4

六盤水

2

石家庄

1

海西州

1

 二、2017年上半期だけで、不当な裁判で延べ人数398人に達する

 明慧ネットの統計によると、2017年の上半期に、中国共産党の裁判所は少なくとも、延べ人数398人の裁判を行った。不当な裁判は27の省市、自治区、直轄市に及んだ。そのうち、遼寧省84人、山東省42人、吉林省38人、河北省30人、四川省22人の順である。

 101の都市で不当な裁判が行われた。最もひどい都市は大連市26人、青島市23人、長春市18人である。

 今年の上半期、中国共産党の裁判所は371人の法輪功学習者に対して、398回の裁判を行った。弁護士は186人の法輪功学習者のために、無罪であると主張し196回の弁護を行った。不当な判決を受けた法輪功学習者の中に少なくとも96人が、弁護士に依頼し法廷で無罪であると主張した。在席の多くの法律関係人員および学習者の親族に迫害の真相を知らせた。

表3、2017年上半期に行われた不当な裁判の地域別人数分布表

  区域  

 判決人数 

 順位 

区域

 判決人数 

 順位 

遼寧

84

1

北京

9

13

山東

42

2

上海

7

14

吉林

38

3

江蘇

5

15

河北

30

4

内モンゴル

5

15

四川

22

5

寧夏

5

15

黒竜江

20

6

浙江

4

16

陝西

19

7

山西

4

16

河南

17

8

安徽

4

16

広東

17

8

甘粛

3

17

天津

13

9

貴州

3

17

湖北

12

10

福建

1

18

湖南

11

11

江西

1

18

雲南

11

11

新疆

1

18

重慶

10

12

 

 

 

合計

2017年上半期の不当な裁判 延べ人数398人

表4、2017年上半期に 101都市で不当な裁判を受けた学習者の人数統計表

  都市  

 判決人数 

  都市  

 判決人数 

大連

26

瀋陽

2

青島

23

德州

2

长春

18

済南

2

営口

12

泰安

2

朝陽

11

都江堰

2

宝鶏

11

瀘州

2

衡水

10

慶陽

2

遼陽

8

黔東南州

2

延辺

8

錦州

1

绥化

8

葫芦島

1

西安

8

吉林

1

広安

8

松原

1

鞍山

7

済寧

1

撫順

7

濱州

1

常德

6

菏澤

1

張家口

6

新泰

1

通化

6

秦皇島

1

安陽

6

掲揚

1

河源

6

肇慶

1

巴中

5

普寧

1

临沂

5

鹤壁

1

赤峰

5

焦作

1

銀川

5

長沙

1

玉溪

5

沅江

1

昆明

4

岳陽

1

陽泉

4

荆門

1

汕头

4

牡丹江

1

煙台

4

佳木斯

1

白山

4

チチハル

1

承德

4

双鴨山

1

武漢

4

鶴岡

1

孝感

4

成都

1

臨安

3

绵陽

1

麻城

3

南京

1

唐山

3

南通

1

保定

3

蘇州

1

廊坊

3

淮安

1

本溪

3

連雲港

1

盤錦

3

台州

1

鉄岭

3

合肥

1

信陽

3

安慶

1

七台河

3

阜新

1

楽山

3

銅陵

1

益陽

2

白银

1

ハルビン

2

六盤水

1

伊春

2

貴陽

1

周口

2

黔南州

1

許昌

2

建瓯

1

駐馬店

2

共青城

1

広州

2

ウルムチ

1

深圳

2

 

 

表5:弁護士の弁護を拒否し、阻止した地域別裁判所の一覧表

 名前

  省

 市

区、県

弁護状況

 孙敏

 遼寧 

 鞍山 

 

弁護士は憤慨しながら法廷を離れた

张光媛

 遼寧 

 鞍山

 

裁判所は弁護士に発言させないため、学習者は弁護士を辞退した

张伟华

 遼寧 

 鞍山

 

裁判所は弁護士に発言させないため、学習者は弁護士を辞退した

高洪波

 遼寧 

 鞍山

 

裁判所は弁護士に発言させないため、学習者は弁護士を辞退した

王淑秋

 吉林

  吉林市 

 

裁判所は弁護士を拒否した

褚占丰

 吉林

  松原市

長岭県

弁護士と家族に知らせなかった

崔涛

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

王成顺

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

 郝杰

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

马宝妨

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

张凤秋

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

 胡波

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

李瑞凤

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

李绍珍

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

杨金玉

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

杨金凤

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

 姜彦

 吉林

 長春 

德惠市

裁判所は弁護士を拒否した

赵宇晶

 吉林

 長春 

 榆树

裁判官は学習者と家族の弁護を阻止した

 

王玉兰

 吉林

 長春 

 榆树

 

裁判官は学習者と家族の弁護を阻止した

 

朱艳玲

 吉林

 長春 

 榆树

裁判官は学習者と家族の弁護を阻止した

 

王秀英

 吉林

 長春 

 榆树

裁判官は学習者と家族の弁護を阻止した

 

闫淑芳

 吉林

 延辺

 延吉

弁護士は法廷に入ることができなかった

刘广海

 吉林

 白山

 

弁護士の弁護を禁止される

李秀君

 山東

 青島

 

弁護士に通知しなかった

 王瑾

 山東

 青島

 

弁護士に通知しなかった

张红茹

 山東

 青島

 

弁護士に通知しなかった

邱元金

 山東

 青島

 胶州

裁判所は弁護士の入廷を阻止した

葛见珍

 山東

 青島

 胶州

裁判所は弁護士の入廷を阻止した

吴晓翠

 山東

 青島

 胶州

裁判所は弁護士の入廷を阻止した

王松艳

 山東

 临沂

临沭県

弁護士が辞退した

陈素侠

 山東

 临沂

临沭県

騙されて610弁公室の弁護士を頼んでしまった

刘淑清

 山東

 德州

 

弁護士は出廷することができなかった

郭小品

 河北

 衡水

安平県

家族は圧力に耐えられず弁護士を辞退した

王明梅

 河南

 鶴壁

 淇県

家族は圧力の前で仕方がなく、再び弁護士に依頼しなかった

李庆强

 広東

 河源

 

弁護士を頼むなと恐喝された

邓仕娥

 広東

 河源

東源県

家族と弁護士は追い出された

熊文芳

 広東

 深圳

 

わざと直前に弁護士に通知し、来られない時間内に裁判を行った

範標文

 広東

 深圳

 

弁護士に通知しなかった

黄立成

 黒竜江

 绥化

蘭西県

事前に通知せず、弁護士は法廷まで間に合わなかった

王静

 黒竜江

 七台河

 

弁護士は無罪であると主張し、弁護を行った

张桂荣

 黒竜江

 七台河

 

弁護士に通知しなかった

王淑英

 黒竜江

 佳木斯

 

弁護士はやむを得ず法廷を離れた

赵燕峰

 陝西

 西安

 

弁護士に通知しなかった

王玉兰

内モンゴル

 赤峰

 

弁護士は弁護を行ったが、恐喝された

司丽萍

 甘粛

 白銀

 

裁判所が弁護士の入廷を阻止した 

 実例1、法廷で全く弁護士に発言させず、法輪功学習者は弁護士を解任し、不当な裁判を制止する

 今年6月15日11時頃、鞍山裁判所は張光媛さん、張偉華さん、高洪波さんに対して裁判を行った。裁判官・李月光と裏で操る者たちは、まったく弁護士に発言させないため、法輪功学習者はやむをえず、その場で弁護士を解任し、不当な裁判を制止した。

 傍聴に来た家族と友人達は「この人達はあまりにも違法であり過ぎて、国民が弁護士に依頼しても話をさせず、もし弁護士を頼んでいなければ、さらに無法の限りを尽くすに違いない!」と憤慨した気持ちを抑えきれなかった。

 実例2、弁護士が法廷に入ることを禁止される

 吉林省延吉市の安図県裁判所は、今年6月13日、エン淑芳さん、張雲英さん、周秀蓮さん、将凱さん、楊陽さん5人の通化市の法輪功学習者に対して裁判を行った。

 午前9時から、安図県裁判所の前に装甲車が配置され、車内に武装している大勢の特別警察官が待機した。10時頃、2台のパトカーは5人の学習者を裁判所の入口まで乗せて来た。傍聴に来た家族は厳しくチェックされてから法廷に入った。エン淑芳さんの弁護士は法廷に入ることが禁止されたため、5人の法輪功学習者はすべて弁護士のいない状況下で裁判を受けた。裁判の全過程は2時間にも及ばなかった。

 実例3、吉林省白山市渾江区裁判所は劉広海さんの弁護士に弁護をさせず

 明慧ネット今年2月26日の報道によると、天津市から来た劉広海さんの弁護士は、白山市渾江区裁判所を訪ね、関係する手続きをする際、于という裁判官は会ってくれなかった。

 于裁判官は「天津市に戻って、法輪功のために弁護する証明書をもらってから来なさい」と要求した。弁護士は「これは違法な要求である」と伝えた時、于裁判官は「私が白山市で十数年の訴訟案件を経験し、これまで法輪功のために出廷した弁護士はいなかった」と横暴な態度で答えた。

 弁護士はすぐさま天津市に戻り、証明書を要求したが各部門に困らされ、結局、劉さんのために弁護することができなかった。

 弁護士は非常に劉さんに同情しており、心から劉さんの家族を助けてあげたかった。それは、5年間植物人間の母親の世話をする優しい劉さんに感動したからである。「普通の人ならできないと思います。劉さんの家はこんなに困難な状況下で、さらに不当な判決に直面しており、本当に残忍すぎます。これからも引き続きすべての法輪功学習者のために、正義を広めるために努力しなければならない、法輪功学習者は無罪であり、善良な良い人達です」と弁護士はこれからも手を差し伸べようと決意した。

 実例4、裁判官は弁護士と傍聴者に向かって「話をする勇気のある者が出てきたら、この場で逮捕するぞ」と怒鳴りつけた

 澧県裁判所は今年3月13日午前10時頃、法輪功学習者・許蓮さん、劉華さんに対して裁判を行った。

 法廷で2人の法輪功学習者は迫害の真相を伝え、続いて弁護士は無罪であると弁護を行った後、裁判官・陳世民は突然、弁護士と傍聴者に向かって「話をする勇気のある者が出てきたら、この場で逮捕するぞ」と怒鳴りつけた。

 6月30日、湖南省澧県裁判所は、許蓮さんに1年3カ月、劉華さんに1年2カ月の不当な判決を下した。

 実例5、裁判官「弁護士を辞退したら軽い判決を下し、辞退しなかったら、厳しい判決を下す」

 明慧ネットの今年5月30日の報道によると、黒龍江省七台河市の個人経営者で、法輪功学習者の李葆華さん(43)は、昨年5月8日、桃山派出所の警官らに連行され、七台河市留置場に拘禁された。今年4月、桃山区裁判所は李さんに対して懲役3年6カ月の不当な判決を宣告し、罰金3千元の支払いを命じた。李さんは直ちに上訴し、断食して迫害に抗議した。李さんの家族は裁判所と関係部門の違法行為を上層機関に控訴した。

 弁護士が関係部門の違法行為を指摘したため、裁判官は何度も家族に弁護士を辞退するように強要した。「この弁護士を辞退するように、辞退すれば3年の判決を2年にし、2年の判決を1年にし、1年の判決を執行猶予して家に帰らせる。もしも、お前たちがこの弁護士を辞退させなかったら、厳しい判決を下すぞ」と脅した。李さんの家族は弁護士を辞退させなかったため、李さんは懲役3年6カ月の判決を宣告された。

 李さんは真・善・忍の理念を堅持したために、7回も連行され拘禁されたことがあり、九死に一生を得て家に戻った。現在、李さんの家族と弁護士は、一審の裁判官・劉暁燕らの違法行為に対して上層機関に控訴した。

 三、6月に、62人が不当に判決を受け、76人が不当な裁判を受けた

          表6、2017年6月に不当な判決を受けた学習者の人数統計表

  省  

判決人数

順位

判決人数

順位

山東

11

1

広西

2

12

遼寧

11

1

貴州

2

13

吉林

10

3

甘粛

2

14

河南

6

4

北京

1

15

黒竜江

5

5

重慶

1

15

広東

   4

6

河北

1

15

湖南

3

7

山西

1

15

天津

3

7

陝西

1

15

雲南

3

7

江西

1

15

四川

2

10

青海

1

15

湖北

2

10

内モンゴル

1

15

合計

2017年6月に74人が判決を受けた

表7、2017年6月に不当な裁判を受けた学習者の人数の統計表

裁判人数

順位

裁判人数

順位

黒竜江

11

 

内モンゴル

3

 

吉林

11

 

広東

3

 

遼寧

7

 

雲南

3

 

重慶

4

 

山西

3

 

山東

4

 

貴州

2

 

天津

3

 

安徽

2

 

北京

3

 

上海

1

 

河南

3

 

江蘇

1

 

河北

3

 

甘粛

1

 

湖南

3

 

陝西

1

 

寧夏

3

 

湖北

1

 

合計

2017年6月に、76人が不当裁判を受けた

 四、裁判所は金をゆすり取り、重刑を下す

 迫害に参与した法律部門の関係者は、「業績」を上げるためや利益や出世するために、「大事件」、 「重要案件」を作り出し、法輪功学習者に対して厳しい判決を下し、法廷で公然と「罰金」の形でお金をゆすり取り、学習者本人や家庭に災難をもたらせた。

 明慧ネットの統計によると、2017年の上半期、中国の裁判所は91人の法輪功学習者に対して、76万7千元の罰金を科した。ハルビン市阿城の法輪功学習者・王徳臣さんは、懲役10年の重刑を下され、罰金2万元の支払いを命じられた。家族は法廷での罰金は違法であることを知って、支払いを拒否した。

 23省市、自治区、直轄市の裁判所は、法輪功学習者に対して罰金を科した。最もひどい省は、福建省17万元、黒龍江省12万8千元、遼寧省9万9千元、山東省8万3千元、河北省6万5千元の順である。

 40都市の裁判所は、法輪功学習者に対して罰金を科した。最もひどい都市は、寧徳市17万元、承徳市6万元、ハルビン市5万元、鶏西市5万元、臨沂市4万元の順である。

表8、2017年上半期、裁判所が科した罰金の地区別分布統計表

 2017年1―6月、中国の裁判所が科した罰金の総金額は76万7千元

区域

裁判所がゆすり取った金額

 順位 

 区域 

裁判所がゆすり取った金額

 順位 

福建

17万元

1

上海

1万3千元

11

黒竜江

12万8千元

2

天津

1万元

12

遼寧

9万9千元

3

江西

1万元

13

山東

8万3千元

4

江蘇

1万元

13

河北

6万5千元

5

寧夏

8千元

14

四川

3万1千元

6

安徽

8千元

14

吉林

2万4千元

7

北京

7千元

15

雲南

2万元

8

重慶

6千元

16

内モンゴル

2万元

8

湖北

6千元

16

広西

1万5千元

9

陕西

5千元

17

河南

1万4千元

10

広東

1千元

18

貴州

1万4千元

10

 

 

 


表9、2017年上半期 40都市での罰金の金額の統計表

 都市 

裁判所がゆすり取った金額

 順位 

 都市 

裁判所がゆすり取った金額

 順位 

寧德

17万元

1

朝陽

9千元

13

承德

6万元

2

黔東南州

9千元

13

ハルビン

5万元

3

安慶

8千元

14

鶏西

5万元

3

銀川

8千元

14

临沂

4万元

4

鉄岭

5千元

15

大連

3万5千元

5

チチハル

5千元

15

青島

2万8千元

6

棗庄

5千元

15

長春

2万3千元

7

信陽

5千元

15

丹東

2万元

8

衡水

5千元

15

昆明

2万元

8

貴陽

5千元

15

赤峰

2万元

8

漢中

5千元

15

鶴岡

2万元

8

南陽

5千元

15

瀋陽

1万7千元

9

都江堰

4千元

16

南充

1万7千元

9

七台河

3千元

17

桂林

1万5千元

10

武漢

3千元

17

営口

1万3千元

11

黄岡

3千元

17

鹰潭

1万元

12

周口

2千元

18

常州

1万元

12

鄭州

2千元

18

泰安

1万元

12

深圳

1千元

19

瀘州

1万元

12

四平

1千元

19

 五、江沢民を告訴したため報復され、29人が判決を受ける

 2015年5月から今日に至るまで、中国国内ではすでに20万人の法輪功学習者および家族が、最高検察庁と最高裁判所に告訴状を郵送し、迫害の首謀者・江沢民を告訴した。江沢民は残虐にも法輪功学習者を迫害し、人権を剥奪して踏み躙ったため、国際社会からは「人権の悪者」と称されている。

 統計によると、2017年の上半期、法律に基づき江沢民を告訴したため、29人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

 吉林省白山市江源区の72歳の孫玉発さんは、実名で迫害の首謀者・江沢民を告訴したため、懲役3年の無実の罪を着せられた後、無念の中で死亡した。

表10、今年上半期、江沢民を告訴したため判決を受けた人数の分布表

 区域 

判決人数

 順位 

 区域 

判決人数

 順位 

遼寧

5

1

天津

2

3

黒竜江

4

2

貴州

2

3

河南

4

2

山東

1

4

江蘇

4

2

広東

1

4

吉林

2

3

甘粛

1

4

四川

2

3

山西

1

4

表11、今年上半期、19都市での江沢民を告訴したため判決を受けた学習者の人数統計表

都市

 判決人数 

 都市 

 判決人数 

揚州

4

松原

1

瀋陽

3

德陽

1

佳木斯

2

巴中

1

チチハル

2

六盤水

1

許昌

2

貴陽

1

大連

1

棗庄

1

朝陽

1

湛江

1

周口

1

平凉

1

焦作

1

長治

1

吉林

1

 

 

 実例1、江沢民を告訴した一家のうちの3人が判決を受け、妻の邢さんは心神喪失になる

 瀋陽市皇姑区の法輪功学習者・孫徳坤さん、妻の邢安梅さん、娘の孫鶯鶯さんは、昨年4月14日朝、江沢民を告訴したため、瀋陽市610弁公室の操作の下で、私服警官に連行された。

家族写真で、左から孫徳坤さん、妻の邢安梅さん、後列は娘の孫鶯鶯さんと息子の孫英男さん

 邢さんは、懲役1年の判決を宣告され、罰金5千元の支払いを命じられた。孫徳坤さんは、懲役2年6カ月の判決を宣告され、罰金1万元の支払いを命じられた。孫鶯鶯さんは、1年の強制管教(刑務所外での執行)と罰金2千元の支払いを命じられた。瀋陽市留置場で、邢さんは不明な薬物を注がれ、独房に閉じ込められ、地面に固定してある輪に手錠をはめられ、4人の受刑者らに殴られ苦しめられた。今年4月14日、邢さんは刑期が完了して帰宅したが、すでに心神喪失状態であった。

拷問のイメージ図:地面に固定してある輪に手錠をはめられる

 実例2、江沢民を告訴した甘粛省の法輪功学習者・張亨通さんが殴打される

 甘粛省会寧(かいねい)県の法輪功学習者・張亨通さんは、最高検察庁と最高裁判所に、法輪功迫害の元凶・江沢民を告訴したとの理由で、昨年9月29日、自宅で河畔郷派出所の警官により不当に連行された。

 今年4月、会寧県裁判所は張さんに対して懲役8カ月の判決を宣告し、そして、5千元の罰金を科そうとした。現在、会寧県留置場に拘禁されている張さんは頻繁に殴打されている。

 情報を知った張さんの家族は5月5日、留置場へ面会に行ったが、留置場の警官に遮られ、5月12日にならないと面会できないと言われた。5月12日、家族は再度面会に行った時、張さんの顔には傷跡があり、目の周りが青く腫れていることに気付いた。張さんは「5月1日、警官の指図の下で、受刑者に暴力を振るわれ、目じりの辺りに傷を負い、病院で数針縫った」と家族に話した。それが原因で、5月5日に家族が面会に来た時、警官は悪行を覆い隠すためにわざと面会日をずらしたという。

 家族は留置場の所長を訪ねて論争した際に、所長・李爾泉は「これは正常な現象だ、留置場の中に山犬と狼ばかり閉じ込められており、張亨通はよくしゃべるから殴られたのだ」と言った。所長の話を分析すると、おそらく張さんは中で法輪功の真相を伝えたため、警官の黙認の下で受刑者らが張さんに対して、乱暴を働いたと家族は推測した。警官の指示がなければ受刑者は暴力を振るう勇気などないはずである。

 実例3、12年の冤罪を経た河南省の司徳利さんが再び判決を受ける

 河南省信陽市の法輪功学習者・司徳利さん(64)は、江沢民を告訴したという理由で、昨年3月17日に不当に連行された。

 司さんは法輪功を堅持するため、かつて二度にわたり計4年の間、労働教養を強いられた。二度判決を下され、計8年6カ月だった。鄭州刑務所と許昌第二労働教養所で苦しめられた司さんは、出所した時には歯がほとんど抜けて、髪が真っ白になっていた。今年6月、司さんはまた懲役3年3カ月の不当な判決を宣告された。

 結び

 明慧ネットの『2017年度上半期|法輪功学習者を迫害した者が悪報に遭った状況のまとめ』の報道によると、悪報に遭った151人の実例は、明慧ネット2017年上半期の一部の統計数字である。これを見ると、世界中の人々がすでに分かるように、これは積極的に江沢民に追随して、法輪功学習者を迫害して招いた結末である。すでに人々には分かっている事実である。

 明慧ネットの『2017年度上半期|法輪功学習者が無罪で解放された状況のまとめ』の報道によると、2017年1月~6月、54人の法輪功学習者が現地の公安局、検察庁、裁判所、中級裁判所に解放され、さらに、それ以外の97人が案件を差し戻された。中国共産党は法律部門の人員に決断の機会を与えたからには、公安局・検察院・裁判所の人員はこのチャンスを有効に利用して、この特殊な歴史時期において、良心的に善悪の基準を把握し、裁判に伴って検察官や裁判官としてのあるべき威厳と正義、正しい気風を示さなければならない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/10/352157.html)
 
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