三退の物語 「私は本名で脱退します!」
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年11月1日】私たちのこの場所は、土曜日と日曜日に大きな定期市があり、とても多くの人達がやって来ます。ある日、私は市場へ真相を伝えに行き、野菜を買う時に売り子の若者に聞きました。「あなたは三退して平安を保つ話を知っていますか?」。「その話を聞き、僕はすぐに脱退しました。あれからもう、4、5年経ちます」。「確か、おばさんが脱退させてくれました。僕はハードディスクを見たことがあり、資料も見たことがあります。僕はいつも法輪大法は素晴らしいと念じているよ」。すると突然彼は感激して言いました。「あなたにあることを教えますが、商売で以前は1.000斤(600キログラム)の野菜が売れていましたが、今では1.500斤(900キログラム)の野菜が売れるようになりました」。「大法はなんて素晴らしいのだ!」と彼は心から言いました。「本当にそうですよ。常に法輪大法は素晴らしいと念じてください。幸福と平安、福報を得ましょう!」と言うと、彼はウン、ウン、とうなずいて賛同してくれました。

 「私は本名で脱退します!」

 信号機を待っている時、自転車に乗って近くにやって来た人に聞きました。「おじさん、今何時ですか?」。腕時計を見て、「4時だよ」。私たちは挨拶を交わしました。「おじさん、良いことを教えますが、三退して平安を保つ話を知っていますか?」。彼は首を横に振りました。「見てください、現在の世の中は腐敗しきっていますね。中国共産党が1949年に政権を奪い取ってから、農民を抑圧し、文化大革命で市民同士を闘わせ、1989年には大学生による反腐敗デモを鎮圧した際、とても多くの学生が死にました。1999年7.20には法輪功を迫害し始め、甚だしくは生体臓器狩りまで行い、悪事の限りをやり尽くしています。今、天はそれに報いを下そうとしています。おじさんはそれの組織に加入したことがありますか? 党員ですか? それとも団員ですか? 赤いチーフを巻いたことがありますか? 早く内心から脱退してください。そうすれば天はあなたを守ります」。「私はとっくに脱退しました。40年の党歴ですが、20年党費を払っていません。共産党のようなやり方は気に食わないから、とっくに脱退しました」

 私はそれを聞いて、まだはっきり分かっていないように感じたので言いました。「おじさん、あなたがそれに加入したとき、命をも捧げると宣言し誓ったのではありませんか? それと共に行くのですか? 天が中国共産党を滅ぼす時、あなたも一緒にそれの副葬品になるというのですか?」。彼は首を横に振ったので私はさらに言いました。「あなたに仮名をつけて脱退してあげます。あの良くない誓いを抹消し、天にあなたの一生が平安になるようにしていただきましょう」

 彼は「それは良くありません。私は本名で脱退します。私は○○と言います」。そして、「ありがとう! ありがとう!」と嬉しそうに礼を言いました。

 「共産党こそが邪教だ」

 私は停留所で車を待っていると、1人の年配者が娘に会いに某地に行くのだが、どのように行けばよいのかと話しかけてきました。私は積極的に年配者に話しかけました。そして、中国共産党の腐敗した話にまで展開し、三退して平安を保つことができる事を話し、若い時に入団したかどうかを聞きました。年配者は「私は団だけでなく、党員でした」と答えました。私は「でしたら、すぐにでも脱退しましょう。本名でも仮名でも、どちらでもかまいません。天は人の心を見ておられます。それに入団したとき、手を挙げてそれに一生を捧げると誓い、共に行くと宣言したのではありませんか? 天が中国共産党を滅ぼすとき、あなたは本当にそれと共に行ってしまって良いのですか?」と尋ねると、年配者は首を横に振りました。「心の中から脱退して、その誓いを破棄するのです。こうすれば、天のご加護を受けられます!」。老人はうなずいて同意しました。そこで私は彼に仮名を付けて、中国共産党の組織から脱退させました。

 そのあと、年配者はとても厳粛な面持ちで言いました。「共産党こそが邪教です。見てください、あのような(党派を指して)人の身体を大切にせず、生命をも捨てて、銃眼(防壁に設けた小さなあな)からトーチカ(コンクリートで堅固に構築した陣地)を爆破したのです。共産党の話は信用出来ません」

 私はうなずいて、年配者に続けて言いました。「若い時は遊びにふけったりして、それに加入すれば会社でいくつかのメリットを得ますが、全てが既得権益です。私は身体に障害があったため、毎年いつも見舞金がありましたが、この十数年彼らは私に党費を要求していました。彼らがくれる見舞金はその中から党費を全て天引きしたものです。そんなもの私はいらないので、もうくれなくてもいい、要りませんと断りました。私はとっくに共産党を見透かしていました」

 私はその年配者に親指を立てて、互いに微笑みながら別れました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/27/355958.html )
 
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