【明慧日本208年1月16日】オーストラリア連邦議会のジャネット・ライス上院議員が、昨年11月21日、オーストラリア人・劉利(女)さんの夫と姉が法輪功を修煉しているという理由で逮捕された案件について、中国陝西省西安市の市長に書簡を送り、直ちに無条件で釈放するように強く求めた。
オーストラリア国籍を持つ劉利さんの夫・ジア・イェさんが昨年9月末に、不当に連行され西安市の洗脳班に送られた。劉さんの姉・劉春霞さんは昨年3月22日に西安市の拘置所に入れられたまま、現在に至っている。ライス議員はこれを知ると、昨年11月21日に西安市の市長・上官吉慶に書簡を送り、無条件で直ちに2人を釈放するように強く要求した。
書簡の中で次のように述べた。「ジアさんと劉春霞さんは法輪功を信仰しているために、逮捕されたと聞き大変驚いて手紙を書きました。直ちに無条件でおふたりを釈放するよう要求します」
「釈放されるまでは、おふたりのご家族と弁護士との面会が、定期的にかつ制限されることなく行えるようお願いします。また。おふたりが酷刑に遭ったり、虐待されないようにお願いします。これは国連の『囚人待遇最低限度標準規則』にそった要求です」
1カ月後の12月21日、劉さんの夫が洗脳班から釈放された。その5日後の26日、劉さんの姉の裁判が開廷され、法廷で弁護士が無罪であることを弁護したが、当日には判決が宣告されなかった。
オーストラリア外務省が関心を示す
昨年6月、劉さんとその家族が国会に「中国にいる親戚を救う」ための署名用紙を送った。10月に、外務省から次のような返事が届いた。「劉さんの母親と姉のことは注目すべき事件です。中国共産党が法輪功を禁止すること、および学習者に対するやり方は国際人権規則に違反しています。オーストラリア政府は中国政府に対し、人権状況への改善を常に求めています」
2003年12月1日、オーストラリア連邦議会の上院において704号決議案が通過した。この議案は、オーストラリア政府が中国との人権対話が公の場で行う事を支持するものである。その場で自国民の法輪功学習者の親族が中国で拘禁され続けていることについて言及し、また、宗教を信仰することが人を監禁する理由にしてはいけないと改めて強調すると書き記された。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2018/1/6/167489.html)