【明慧日本2018年2月27日】中国では旧暦のお正月は一年中で最も重要な祭日の一つである。大晦日に家族みんなでそろって夕食を食べ、楽しく過ごす一家団欒の象徴であり、新年を迎える大事な行事である。
しかし、1999年7.20、中国共産党が法輪功の迫害を開始してから、毎年、旧正月前に一部の学習者たちは連行されたり、判決を受けたりして、家族と一緒に一家団欒の時を過ごせなかった。今年のお正月前にも変わることなく連行や判決が実施された。現在判明しているだけの不完全なものではあるが、明慧ネットの統計によると、昨年12月に140人、今年1月に69人、2月に12人、合計221人の法輪功学習者たちが旧正月前に、連行されて判決を受け、刑務所に収容され、家に帰ることができなかった。
以下は、現在判明している判決を受けた一部の学習者たちの状況である。
甘粛省蘭州市のエンジニアは、懲役4年の実刑判決
甘粛省蘭州市の法輪功学習者で蘭州石油化工機器工場のエンジニアの周ギさん(54)は、1月2日、城関区裁判所に懲役4年の実刑と罰金2000元の判決を宣告された。しかし、裁判所は周さんの家族に何の書面での通知を出さなかった。
江蘇省南京市中学校教師は、懲役2年の実刑判決
昨年12月10日、江蘇省南京市溧水区の法輪功学習者のハン成英さん(40代女性)は、同区裁判所に懲役2年の実刑判決を宣告された。その後、ハンさんはこれを不服とし、上訴した。ハンさんは優しい性格で、真面目に仕事をし、周りにも評判が良かった。しかし、法輪功を学んでいるというだけで、洗脳班に送られたり、労働教養所に繰り返し拘禁された。
広東省英徳市の優秀な交通警官が、懲役10年の重刑に
広東省英徳市の法輪功学習者の羅小文さんは、交通警官だった。羅さんは法輪功を堅持していたため、労働教養処分2年の判決を受けた。2003年に出所した後、すぐに洗脳班に拘禁された。その後、羅さんは警官の資格を剥奪された。
昨年12月中旬、羅さんは懲役10年の判決を言い渡された。英徳市の他の法輪功学習者5人も同じ日に実刑判決を宣告されたという。
長春市空軍第二航空学院の元教官は、懲役2年の実刑判決
吉林省長春市の法輪功学習者の姚成旭さん(54)は、1月30日午前9時、上海市奉賢区裁判所に不当な開廷をされ、懲役2年の実刑判決を宣告された。姚さんは航空学院の教官で、かつて国の航空事業に大きな貢献をした。しかし、法輪功を学び続けている姚さんは迫害され、教官をやめるしかなかった。
蘭州市第二人民病院の総務幹部は、懲役5年の実刑と罰金2000元の判決
1月2日、甘粛省蘭州市の法輪功学習者の楊学貴さん(51歳男性)は、城関区裁判所に懲役5年の実刑と罰金2000元の判決を受けた。同時に、他の学習者4人もそれぞれ実刑判決宣告された。
楊さんは1995年、風邪のような症状が現れ全身に力が入らず、検査しても原因がわからなかった。治療しても効果がなく、徐々に悪化して歩くこともできず仕事もできなくなった。絶望した楊さんは幸いにも、法輪功と出会って学び、健康を取り戻した。
安徽省広徳県の80代と70代の2人にも、判決が下る
安徽省広徳県の法輪功学習者の黄均栄さん(80歳女性)と劉志男さん(72歳女性)は、1月11日、ともに同県裁判所に懲役1年、執行猶予1年6カ月と、それに罰金5000元の判決を宣告された。
錦州市80代の2人にも、判決が下る
昨年12月15日午前、遼寧省錦州市古塔区裁判所は錦州市留置場で、80代の法輪功学習者の陳立軍さんと裴瑞芬さんに、不当な裁判を行った。先日、陳さんには懲役2年、裴さんには懲役3年、執行猶予4年の判決が宣告されたことがわかった。