私が面倒をみた2人の子供
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文/中国朝鮮族の大法弟子

 【明慧日本2018年3月25日】道徳が低下している社会に直面して、とうやって子供たちを心身とも傷つかず、汚染されないようにさせられるでしょうか。これは子供たちが健康に成長する必要な条件であり、親と社会が必ず考慮すべき問題です。

 数年前私は海外で働いている子供の保母をしたことがあります。1人は幼稚園の子供で、3年あまり。もう1人は中学生で、彼が大学に入るまで、4年近く面倒をみました。私は彼らと付き合うなかで、子供たちの願いを目にして、善良な品行は幼いころから養い守ってあげるべきだと知りました。また自ら善良な品行は善の報いをもたらすことをも体験できました。ここで二つの例をあげます。

 2013年から私はわんぱくで、わがままで、しかし正義感のある4歳の男の子の面倒をみました。幼稚園の先生の話によると、「彼の両親は前もって、彼が将来トラブルを巻き起こす後処理をする準備をしなければならない」ということでした。私が彼の面倒をみはじめた当初、幼稚園で集団舞踊を踊る時、彼は隊列の中にいながら、じっとしていてまったく踊りませんでした。先生も彼にはなす術がありませんでした。放課後、子供を迎える時、ほかの子供は手に自分が造った作品をたくさん持っていましたが、彼は何も持っていませんでした。先生に確認したら、「彼はまったく造らないので、どうしましょうか」ということでした。

 一度彼は食べてはいけないものを食べようとしました。私から食べていけないと言われると、めちゃめちゃ泣きました。彼の従兄弟の話によると誰も彼を説得することができないということでした。彼の父親は何回も試しましたが失敗したそうです。私は事前に先生と話し合い、すでに如何に子供を教育するかの考えを持っていたため、彼がいかに泣いても心を動じることなく、彼が泣きつかれた時、彼を抱き、軽く叩きながら、軽い声で「法輪大法はすばらしい」という歌を歌いました。子供が寝ついた後も、私はずっと彼を抱いていました。これほど幼い子供が母親から長く離れていたため、母の愛が足りないということを私は知っていました。彼に必要なのは愛と温もりでした。私は自分が法輪功の修煉の原則である真・善・忍を知っているので、それをもって指導すれば、必ず子供に最も必要な愛を与え、この穏やかな環境のなかで、子供に健康で幸せに成長する保障があると知っていました。「法輪大法はすばらしい」という歌声のなかで、私と子供は純善で穏やかな雰囲気に浸っていました。子供は夢のなかで突然笑い声を出しました。私は子供の幸せを感じ取りました。それから子供と私の間の距離はギュッと縮まり、至るところで子供が私を信じていることを感じ取り、それから子供のわがままも非常に少なくなりました。

 私は彼を自分の孫のように心から愛し、面倒をみる以外、数年間、ほとんど毎晩彼が寝る前に物語を聞かせました。内容は伝統文化をメインにしました。時間が経つにつれて、子供の心には善悪の基準ができあがり、良し悪しの分別ができるようになり、「法輪大法はすばらしい」と認めました。こうような教育により子供は自然に善良な品行を養うことができ、幼いのに譲ることを知り、本当の話をし、老人と親、先生に仕えることを知り、非常によく振る舞うことができました。幼稚園で活動があると、再び先生に難題を出すことなく、非常によく協力しました。文化活動に積極的に参加するだけでなく、チャリティなどの活動のときも積極的に振る舞いました。多くの子供が早く入ろうと前へ押し合いへし合いするなか、彼は隣で静かに待っていて、人がみな入ってからやっと入りました。時には先生が特別にアイスなど食べ物を買って上げますが、彼は私に「私が先生に感謝すると、先生はいつも感無量で、いまの子供にはまったく感謝の心がないのに、君だけは知っていると言ってくれました」と私に教えてくれました。

 いま彼は学校に通っています。数日前に彼に会った時、彼の母親は学校で彼は本来非常に強い(テコンドー試合で賞をもらったことがある)のに、人に虐められても、手を出さないというのです。また時には彼の父親が一度だけ返せば、相手に再びあなたを虐める勇気がなくなると伝えても、子供はやはり手を出さないと教えてくれました。以前はちょっとしたことでほかの子供を泣かせましたが、これほど大きな変化が発生しました。真・善・忍はすでに彼の幼い心に根を下ろしていました。これほどすばらしい子供だから、必ず神に加護されるはずです。一度幼稚園で算盤の試合がありました。本来彼の出番はなく、彼も確かに上手ではなかったのです。しかし、彼が法輪功の師父に「師父、私は賞をもらいたいです」とお願いしてから、当日先生は彼を試合に参加させ、試合の結果、彼はなんと一等賞をもらいました。これは事後彼が私に教えてくれたことです。

 もう一度全市の試合がありましたが、本来彼には出番がありませんでした。しかし、試合の前日に彼に参加するように告げられました。ほかの子供たちはすでに長い時間、強化訓練を受けていましたが、彼は参加できませんでした。朝私は法輪功の師父の書かれた『論語』のなかの一言を思い出しました。「人類は、大法のこの世での現われに対して、然るべき敬虔と尊重を体現することができれば、人々、民族、或いは国家に幸福や栄光をもたらすことでしょう」。そして私は子供に「まず座って、10回『法輪大法はすばらしい』を念じて」と言いました。子供は座ってから、敬虔な心で念じ、それから試合に参加しました。その結果、受賞しました。先生と親は大変興奮しました。

 私が彼の面倒をみた3年あまりの間、子供は病院に行って点滴をしたことがほとんどなく(ただ私が行ったばかりの時、咳がひどくて、彼の父親が病院につれて行き、数日間点滴した)、本来あった咳も大法の師父のお守りの下で完全に治りました。子供は自らこれらを感じ取り、一度どうしても法輪功の師父に祝賀カードを送り、師父の誕生日をお祝いしたいと言いました。

 10年ほど前、私は両親が離婚し、父親と継母が海外で働いている中3の子供の保母をしたことがあります。中間試験を迎えて、子供の学習への圧力は非常に大きいものでした。普段成績があまり理想的でなく、重点高校に受かることは想像もできない状況でした。この子供は比較的自分の考えを持っていて、法輪功に対してはとっくに正しい見解を持っていました。そして、私は毎晩彼と、法輪功の書籍を一段落読みました。私は朝食と夕食の時間を利用して、彼に法輪功の実態を伝えましたが、彼は私の修煉を非常に支持してくれました。中間試験は普段より120点くらい高く、現地の重点高校に入ることができました。

 高校で彼は成績があまりよくなく、それに青春期が重なり、4歳の時彼を捨てた実母の出現は、彼の心を傷つけ、一度情緒が極めて低くまで落ち、非常に風変りになりました。当時私は真・善・忍の法理で彼を諭し、善の考えでトラブルを解消しました。一時期、彼の実母は彼を取り戻そうと、彼の大学受験を禁止するだけでなく、彼の教室に入り、全クラスメートの前で彼のカバンを持ち去りました。翌朝、彼はベッドから降りず、もう学校に行きたくないと言いました。私は忍耐強く彼を説得し、同時に彼を励まし、彼が持っているたくさんのすばらしいところを聴かせました。私は、他人にできなくても、あなたにはできる、あなたができれば、クラスメートも非常に感心するだろう、なぜならこれほど名利情が大きく傷つけられたなかで、続けて学校に行くことは一般人にはできないし、もしこれほど大きな侮辱を堪え忍べる人は一般人ではない、絶対そうだと。彼は私に「ビニール袋を一つください」と言いました。私は比較的良さそうな袋を一つ選んで彼に渡しました。彼はテキストとノートを入れて学校に行きました。遅刻したものの、みな驚きました。みな敬服の目つきで彼を励ましてくれました。

 彼は学校の成績がよくなかったため、一度大学受験をやめようとしました。しかし、法輪功の師父が夢のなかで彼を悟らせ、彼が大法弟子を保護したため、功徳があり、まともな大学に受かると教えられました。その後、そのすべては現実になりました。彼は理想的な大学に受かっただけでなく、卒業後、大都市で就職でき、給料と待遇も比較的手厚いものでした。

 私の物語を聞き、あなたも必ず子供たちの未来に対して自信を持てるようになったでしょう。すべての子供が善の心をもって大法のことを考え、健康に成長できることを願っています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/4/360406.html)
 
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