北京市密雲区の文木蘭さん 迫害され死亡
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 【明慧日本2018年3月29日】北京市密雲(みつうん)区の法輪功学習者・文木蘭さん(75歳女性)は、法輪功を学んでいるとの理由で2回の労働教養処分を科され、懲役5年の不当判決を宣告された。2017年10月14日、再び身柄を拘束され、拘禁期間中に重体に陥り、2018年2月27日に無念な思いを晴らせないまま、死亡した。

 2017年10月14日、文さんは区の大城子鎮で法輪功の文言が書かれているカレンダーを配布した時、地元派出所の警官に連行され、区留置場に拘禁された。文さんは断食をして迫害に抗議した。その後、全身が腫れて黒くなり重体に陥った。この文さんの症状から推察すれば、中毒だと思われる。

 留置場側は責任逃れのため、文さんを家に送ろうとしたが、文さんの夫は、中国共産党に脅迫されて受け入れを拒否した。ほかの学習者が文さんを自分の家に迎え入れたが、文さんは2018年2月27日午前10時30分に死亡した。

 文さんは法輪功を学んでから健康になり、たまごを売って夫婦の生活費を維持していた。各郷鎮の人々はみんな文さんの客である。

 共産党による法輪功への迫害が始まってから、文さんは2回、合計4年6カ月の労働教養処分に処せられて何度も身柄を拘束され、家財を押収された。2001年~2011年まで県公安局、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室、各荘郷の派出所、大城子派出所に6回身柄を拘束された。

 2012年1月31日午前9時、県公安局、国保大隊の警官らは文さんの自宅に侵入し、文さんを県予審科まで連行した。文さんが取り調べの警官に法輪功の無実を伝えると、警官は反論できなかった。文さんは当日午後4時に家に戻された。しかし、2月1日、県公安局、国保大隊の警官らは再び文さんを連行した。その結果、文さんの夫(81)の面倒を見る人がいなくなった。文さんは当日、北京公安病院に送られた。

 文さんは2012年8月に懲役5年の不当判決を宣告され、北京女子刑務所に拘禁された。

 北京密雲区は北京市において、法輪功に対する迫害がひどいエリアである。正義ある人々にこの非人道的な迫害に注目し、止めさせるように呼びかけている。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/19/363057.html)
 
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