文/中国の大法弟子が口述 同修が整理
【明慧日本2018年4月24日】会社の同僚・Aさんが2004年、私に大法の真相を伝えてくれました。彼が「法輪功は高いレベルの佛家修煉大法です」と言った時、私はすぐに「本を読ませてください」と頼みました。当時、中国共産党は法輪功を弾圧し、誹謗中傷していました。しかし「あんなに多くの人が法輪功を学んでいるのだから、そんなに良くないことはないだろう。機会があれば法輪功の本を読んでみたい。そして良いものか悪いものか自分で判断したい」と私はずっとそう思っていました。それで、Aさんが法輪功を学んでいると聞くと、矢も盾もたまらず「早く本を読ませてください!」と言いました。
『轉法輪』を読んで、「この本はなんて素晴らしいんだろう。私も修煉したい!」と思いました。そこで、Aさんに功法を教えてもらいました。第五式の功法をした時、動作はまだ完全には出来ていませんでしたが、Aさんの手の動きを真似しただけで、法輪が回転するのを体感しました。「この法輪功は本当に不思議だ!」と思いました。
修煉してから楽しい日々が続き、あっという間に1年が経ちました。ある日、ある同修に出会って、彼は「私達大法弟子は真相を伝え、三退を勧める使命があります」と教えてくれました。私はAさんに「どうして最初に人を救うことを教えてくれなかったのですか?」と聞くと、Aさんは「あなたは修煉を始めてまだ日が浅いので、先に多く法を学んで、しっかり基礎を作っておく必要があると思ったからです」と答えました。
師父は私達に共産党に害された人々に真相を伝えてほしいとおっしゃっていることが理解出来ました。これらの人達は共産党から脱退しなければ淘汰される! 命が危ない! 師父がおっしゃったことを信じている私はとても焦りました。
私は早速、真相を伝え始めました。私は工場の作業員で、まず周囲の同僚に話しました。「共産党は本当に悪い。どんなに多くの悪い事をしてきたことか、その上、法輪功を迫害している。善悪には必ず報いがある、必ず神が罰するだろう。皆さんは早く共産党から脱退してください! さもなければ命が危ない!」。私が心から彼らを救おうとしていることを、同僚達も分かり、3人から5人、さらに、多くの人が私の勧めによって脱退しました。私もますます真相伝えに励み、縁のある人であれば、少しの機会でもしっかり掴んで、彼らに三退を勧めました。
私は毎日の昼休み時間にAさんと交流しました。Aさんは「真相を伝える時、共産党が悪いことだけでなく、法輪功を迫害している実態も加えるべきだ」とアトバイスしてくれました。私はそれを聞き、そして、今まですでに真相を伝えた同僚にもう一度話し、まだ話していない人には、江沢民集団がいかにして大法を罪に陥れたかをつけ加え、三退を勧めました。
Aさんは1999年に修煉を始めた古い修煉者ですが、しかし、人に三退を勧める時、彼はいつも話を切り出すことが出来ず、躊躇していました。彼は「人に三退を勧める時、胸がドキドキして、寒気がして、足も震えている」と言いました。私は彼を励ましながら、しかし、時には彼のクヨクヨした姿に苛立ちも覚えました。実はAさん自身もとても焦っていましたが、どうしてもその一歩を踏み出すことが出来ませんでした。
2007年頃になって、Aさんはようやく歯を食いしばって、三退を勧める第一歩を踏み出しました。それを見て私は本当に嬉しく思いました。しばらくしてから、Aさんは「知らないうちに、寒気がしなくなった」と自信がついてきました。こうして、私達は互いに協力して、一緒に会社の全ての同僚に真相を伝え、三退を勧めました。ここで、あるエピソードを皆さんに話したいと思います。
仕事場に若い同僚の王さんがいます。私は彼に真相を伝え、退団を勧めても、彼は信じず、そして、「僕の両親は共に共産党員だ。僕は退くことはできない」と拒否しました。Aさんも彼に少なくとも2回、私達は合わせて5回以上彼に真相を話しました。しかし、王さんはどうしても退きませんでした。
ある時、私は善を勧める手紙を書いて、Aさんに数部を印刷してもらい、それを配りに行こうと考えました。しかし、Aさんはその手紙の内容が受け入れられず、印刷してくれませんでした。その後、Aさんは相当悩んだ末、やっと自分の主張を放下して、私に協力し、文章を少し修正してから印刷してくれました。
ある日、私はこの手紙を王さんに見せました。思いがけないことに、彼は読んでから「よく分かりました。あなた達は政治に関与しているのではなく、人を救っているのですね。僕は退団します」と言いました。私はとても嬉しくなり「では、偽名を作ってあげよう」と言うと、彼は「いいえ、本名で脱退します」と断固として言いました。翌日、王さんに会った時、瞬間、王さんの体が玉(ぎょく)のように透き通って見えました。私は大変驚きました! 彼は本当に救われたのです! 師父に感謝いたします!
昼ごろ、Aさんとこのことを交流しました。Aさんは「自分の意見に固執せず、あなたに協力して、手紙を印刷してあげてよかった!」と感激して言いました。
真相の分かった人がますます多くなるにつれ、時々、私は真相を知った同僚の力も借りるようにしました。とても良い効果がありました。例えば、ある品質検査員の女性は、共産党の虚言に騙され、真相を聞こうとせず、いつも私から逃げていました。そこで、私は他の真相を知った品質検査員に頼み、彼女に「彼(私のこと)はとてもいい人ですよ、彼の話は絶対間違いないよ」と説得してもらいました。その後、再び彼女に三退を勧めた時、彼女はすんなりと賛成しました。このような方法で、私はさらに数人の同僚を三退させました。手伝ってくれた同僚達も皆大いに徳と福を積みました。
ここ数年間で、周りの同僚のほとんどが真相を聞き、そして、共産党の組織から脱退しました。私も真相を伝える範囲をさらに会社の外部まで広げ、現在まで、すでに1万人近くの人が脱退しました。
人を救う過程では順調でない時もありました。私に歓喜心が生じたために起きたことです。ある数人の男子中学生に真相を伝えた時のことですが、理解できなかったのでしょう。彼らに悪意が芽生え、こっそり私を尾行し、静かな路地に入った時、彼らはナイフを持って脅し、携帯電話を奪い、私を傷つけ、数針も縫うほどでした。
また、真相を知らない人に通報され、私は派出所まで連行され、一晩拘束されました。しかし、警官に真相を伝えることによって、そして、師父のご加持のもと、私は正念で無事に解放されました。
毎回、挫折した時、怖くなりましたが、人を救う強い使命感が私に関門を乗り越えさせてくれました。チャンスがあれば、出会った全ての人を救い、悔いを残すことなく、使命と責任を果たし、円満成就し、師父について元の家に帰ることが私の願いです。