春の足取り
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文╱北京市民

 【明慧日本2018年5月9日】ネット封鎖を突破したら、「天国楽団」が目に入って来ました。「青空に白雲」の色をしている衣装は私の心のPM2・5を綺麗に拭き取ってくれました。私は深呼吸して、爽快な気分になりました。そこには憧れていた真実の法輪功がありました。

 しばらく前、従妹は香港に旅行に行った時、法輪功の壮大なパレードに出会いました。「街を一つ隔てているだけで、全く別の世界に紛れ込んだような感じで、夢を見ているようでした」と従妹は言いました。そして、「楽団の中には中国人の他、西洋人もいて、皆は礼儀が正しくて、優しくて、笑顔がいっぱいで、そして、南極の氷も溶かしそうな誠実さを持っていました」と言いました。

 やっと知っている顔を見つけました。あの著名な黒人ドラマーのスターリン・キャンベルさんでした。当時、北京の新聞とテレビで彼を見たことがあり、「一部の『西側の反中国勢力』は天安門広場で座禅をして、『法輪大法は素晴らしい』との横断幕を掛けた」と報道されました。今、その真相が分かりました。なるほど、彼は法輪功を煉功することによって、煙草をやめ、薬物や悪い嗜好も全部やめたため、法輪功の発祥地である中国に来て、「法輪大法は素晴らしい」と声を上げただけで、中国の警察官から殴る蹴るの暴行を加えられたのですね。

 もちろん、北京の警官は海外の法輪功学習者にだけではなく、国内の法輪功学習者に対して、もっと残忍であくどい手口を使っていました。私の職場の入口に1枚の絵画があり、その絵画にはこのような内容が書かれていました。「北京の警察官は真夜中に、一人暮らしの女性の自宅の窓をこじ開けて侵入し、周晶さんという法輪功学習者を連行した」

 同じ青空の下で、中国内外の法輪功に対する態度はまるで別世界です。私達にとって、海外の情報はネット封鎖を突破してはじめて見られ、国内の情報は検閲を潜らなければ見られません。ここで、良い人になるのは本当に容易ではありません。

 北京の街を歩いていると、よく法輪功の真相ビラを見ます。「北京商工大学の教師・趙昕さんは警官に無残に殴り殺されたとか、北京大学の于宙さんは連行されから警官に無残に殴り殺されたとか、大学院生の鄧懐穎さんは行方不明になってから警官に無残に殴り殺されたとか……」、大変なのです! 北京で良い人になろうとすれば、警官に殴り殺され、生体から臓器を摘出される危険性に直面しなければならないのです!

 そして、清華大学の卒業生・王為宇さん、虞超さんらは不当に懲役刑を宣告され、出所してから、皆海外に行かざるをえなくなったなどの内容もありました。

 近所にも法輪功の学習者がいます。よく「行方不明」になりました。彼らは警官に連行され、家宅捜索を受け、さらに労働教養を科されました。そして、60代や70代の年配者も逃れられません。さらに、北京順義区の20代の楊丹丹さんは職場から連行されてしまい、若くて美しい女性の法輪功学習者・柳艶梅さんは警官に迫害され、死に瀕していました。ああ、もう辛くてこれ以上思いたくありません。涙がいっぱいになりました。

 この「天国楽団」がいつか北京の街を一回行進出来たら、なんと素晴らしいことだろうと思いました。そうすれば、もうネット封鎖を突破する手間を省けるからです。北京でネット封鎖を乗り越えるのは結構大変なことです。ネット警察を避けなければならないし、実名でネットアドレスの登録をしているから、勇気も智慧も必要で大変なのです! しかし、大変だけれども、ネット封鎖を乗り越えなければ、真相がわかりません。そうなれば、中国共産党の生贄になってしまいます。普通の人々にとって、一番望ましいことは平安と健康ではありませんか? まず、自らの命を守らなければならないのです。

 冥々のうち、なんとなくその日がもう遠くないように感じています。古くから邪悪は正義に勝てません。その過程はあくまでも人の心が試されているだけです。なにしろ、私のような法輪功を評価している優しい市民もいるからです。法輪功は民族の希望で、光明と未来です。

 春はもう来ています。「天国楽団」の足取りが近づいています。友よ、あなたは聞こえていますか?

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/31/363530.html)
 
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