文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年4月18日】私は液化ガスを設置する仕事をしています。2017年10月9日午前11時20分頃、同僚が私の仕事場に走って来て、「劉さん、ポンプ室が大変だ。見てくれないか?」と知らせに来ました。私は早速仕事場から出て、ポンプ室に駆け付けて見ると、ポンプ室の外の7、8メートルあたりには漏れた液化ガスが充満し、まるで濃霧が立ち込めているような光景でした。
ポンプ室の後ろには舗装されていない道路があり、車が常に行き交っています。このような状況下で、もし車の排気管に防火カバーがなければ、ポンプ室から外に噴き出した液化ガスに点火し、爆発してしまう恐れがあります。そこで、私は知らせに来た同僚に、「早く道路に出て、車を止めてくれ!」と頼み、そして、急いでポンプ室に走りました。走りながら、私は「直ちにブレーカーを落とさなければならない。さもなければ、いつでも爆発の危険性がある」と思いました。
ブレーカーからまだ7、8メートルも離れた所まで来ました。これより先に行けば、有毒ガスが充満しており、呼吸ができなくなります。しかし、なんとしてもブレーカーを落とさなければならない。ガス漏れがこのまま続けば、非常に恐ろしい大爆発の危険性は避けられないと思いました。
私は「師父、師父、師父助けてください、助けてください」と叫びながら、少しずつ前へ手探りしながら進みました。ちょうどポンプ室の出入り口のスイッチに触れることができ、閉めました。しかし、ガス漏れは止まりません。私はさらに前へ手探りして進み、出入り口から3、4メートル離れたところのスイッチに触れて、閉めました。ポンプは止まり、ガス漏れが止まりました。
私は直ちに体の向きを変え、ドアから外に飛び出しました。恐怖で全身の力が抜け、地面に座り込みました。心の中で「師父、有難うございました」とお礼を言いました。この周辺の数キロ以内に住んでいる人々も皆師父に感謝すべきで、大法に感謝しなければならないと思いました。
師父のご加護がなければ、きっと第二の「天津大爆発」になっていたことでしょう。なぜなら、ここには液化ガスタンクが7個もあり、約60から70トンのガスが入っています。もし、爆発が起きれば、この周辺数キロの範囲は大災難になり、どれだけの死者が出るか考えるだけでもゾッとしました。しかし、災難は起きませんでした。それは慈悲深く偉大な師父が災難を解消してくださり、私たちをこの災難から救ってくださったからです。師父、ありがとうございました!
ご存知のように、液化ガスが部屋の中で漏れると、電灯をつけただけでも爆発する可能性があります。私たちのスイッチは防火用のものですが、しかし、配電箱が全て開いています。しかもポンプ室には液化ガスが充満し、呼吸をするとガスを吸い込み、必ず中毒を起こし、呼吸ができなくなります。しかし、私はポンプ室に入ってからの数分間、呼吸のことをすっかり忘れ、気分が悪いとも思わず、一般の人が絶対にできないことをやり遂げました。本当に不思議です。皆は、「あなたは本当に勇気がありましたね。もし爆発したら、あなたはとっくに影も形もなくなっていたことでしょう」と言いました。