【明慧日本2019年10月19日】オーストラリアの各地の法輪功学習者たちは2019年9月18日に、首都のキャンベラに集まり、中国で発生した法輪功への20年間に渡り続く残忍な迫害をやめさせるために、オーストラリア政府に呼びかけた。また、法輪大法学会はオーストラリア政府に被害者リストを提出し、加害者はオーストラリアへの入国禁止を提案した。そして、中国共産党に不当に拘禁されている全ての法輪功学習者をすぐに釈放するようにと要求した。
オーストラリア政府に提出した加害者情報を持って、中国政府に抗議する加害者リストの中には、中国共産党の前政治局常務委員・劉雲山、「生体臓器狩り」に参与した浙江省第一付属医院院長・鄭樹森らが含まれる。
オーストラリアの法輪大法学会の会長・趙さんは、中国共産党による法輪功への迫害を世界の多くの国が非難していると主張した。また、オーストラリア政府は中国と貿易や外交などで関わりがあるからといって、中国共産党の人権侵害に対して黙っている理由にはならない。カナダや米国の貿易と経済を見てみればわかるが、例え中国共産党を非難したとしても、経済の発展に悪影響があるわけではない、と強調した。
中国での臓器移植濫用停止国際ネットワーク(ETAC)の代表者ミシェル・グエン氏は集会で「裁判官、学者、医者及びその他の専門研究家で組織された民衆法廷は1年以上の作業を経て、1000ページ以上の証拠を調査し、提出物と50人以上の証人を調査しました。この法廷で今年最終判決が行われ、法廷は生体臓器狩りの直接的間接的な証拠を発見しました。生体臓器狩りは全中国において驚くべき規模ですでに何年も行われており、法輪功学習者が主要な臓器の提供源にされています」と発言した。
ミシェル・グエン氏は「オーストラリアのETACと国際組織は中国における生体臓器狩りを公に厳しき非難し、法輪功、ウイグル族、チベット族、およびその他の良心の囚人への迫害を停止するよう中国に要求し、迫害を停止する前に、オーストラリアは中国との臓器移植の連携を中止すべきです」と語った。
ミシェル・グエン氏は「臓器移植ビジネスおよび臓器移植ツアーを中国に行って行うことを立法で禁止すべきです。中国に行き不道徳にも良心の囚人の臓器移植に関わったことがわかっている人に対して制限し制裁を行うべきです。オーストラリアとその他の国は締結した反ジェノサイドおよび拷問禁止条約の法律義務と保護責任を遵守すべきであり、条約に対する明らかな踏みにじり行為を制止する行動をとるべきです」と呼び掛けた。
最後にグエン氏は「中国で発生した『生体臓器狩り』は一種の罪深い犯罪行為です。この世界に存在しているあらゆる国、組織、会社、個人などはお互いに協力しあって、その犯罪行為を停止すべきです」と呼びかけた。
集会に発言したのはグエン氏以外にも、当地の法輪大法学会の代表者・樊さん、自由党成員・アンドリュー・ブッシュさん、及び迫害を受けた法輪功学習者たちがの皆さんがいた。
「 中国共産党は反人類の罪を犯した殺戮者である」
メルボルンからの学習者 ・デニシさんとジョージさんの2人は2日間の集会に参加した。9月18日の朝から横断幕を設置し、他の地区からの学習者と一緒にキャンベラにある世界各国の大使館や各非政府組織、政府の各部門、各学校に向けて法輪功迫害の真相資料を配布した。デニシさんは「『生体臓器狩り』という問題にあたって、必ず人権を守るという立場に立たなければならない、と私たちはオーストラリア政府に呼びかけています。オーストラリア政府は中国共産党にこの20年間に渡り続いている迫害を 停止させるために公に迫害制止を公表し、促すべきです」と訴えた。
イワン・クラークさんはメディアから法輪功が中国で不当に弾圧されていることが分かったと言った。クラークさんは「中国共産党は人の道に反した残忍な 殺戮者に違いないです。私は中国共産党が作ったこれらの混乱、迫害にずっと注目しています。私のお父さんはスロバキアから逃げ出した人で、共産党の邪悪さはよく分かっています。中国にいる法輪功学習者が遭遇した残酷な迫害のことを聞くと、胸が張り裂けるほど切ないです」と言った。
ビクトリアさんとクラスメイト達は西オーストラリアからキャンベラに遊びに来ていた。今まで法輪功に関して聞いたことがないビクトリアさんは、迫害の真相を理解した後、「法輪功の『真・善・忍』の理念は非常に素晴らしいです。人々はこの理念に従うべきです。中国共産党は最悪の罪を犯したのです。学習者の皆さん頑張ってください」と励ました。
今まで法輪功に関して聞いたことがない観光客のジョンさんは、中国共産党が法輪功学習者を不当に弾圧することと「生体臓器狩り」という残忍な真相を聞くと、学習者たちが行なったこの集会は深い意味があると言った。今日見たことや聞いたことを友達や親戚に伝え、これからも法輪功を支持すると語った。
大学生 「真・善・忍」の理念は我々にとって大切
オーストラリア州国立大学の学生ハンナさんとジャクソンさんの2人の学習者は、自由に修煉する権利を持つべきであり、全ての人は信仰の自由と言論の自由を持つべきだと述べた。ハンナさんは「修煉する人が多いというだけで、弾圧をもたらすなんてあり得ないことで、学習者たちの迫害停止活動を支持します。『真・善・忍』の理念は人々にとって重要です。中国共産党は心身ともに健康をもたらす法輪功に残酷な迫害を加えるなど、理解できません。迫害を停止させるためにオーストラリアの政治家たちは声を上げなければならない」と熱く語った。
「迫害停止の呼びかけ」の名簿用紙に署名したニコールさんは、「法輪功を弾圧することはあり得ないことです。しかも、20年間も続いているということに驚きました。法輪功学習者たちは本当に立派なことをしています。頑張ってください」とエールを送った。
イランから移民してきたメガーさんは「初めて法輪功のことを聞きました。学習者の煉功する姿を見ていると、法輪功はとても和やかな落ち着いた素晴らしい功法だと思います」と言った。メガーさんは迫害停止を呼びかけた用紙を3枚持ち帰って、近隣の人々に署名してもらうという。
観光客のジャネットさんは法輪功が中国で弾圧されていることに驚いたと言い、ジャネットさんは「法輪功学習者たちは本当に立派な素晴らしいことをしています。中国共産党が加えた残酷な迫害は受け入れられません。オーストラリアの人々はこの迫害を停止させるために、必ず法輪功を応援しなければならない」と声援を送った。