【明慧日本2019年3月16日】オーストラリア東南部に位置するビクトリア州の州都メルボルンは、海辺の風景が美しい都市である。毎年多くの中国人が観光に訪れる。メルボルンの法輪功の真相拠点は、チャイナタウンや都市広場、フィツロイガーデン公園を訪れる旅行者が必ず立ち寄る名所にあり、各国からの観光客の到来を待っている。
新年を迎えるこの期間中、中国からの観光客が最も多いこの時期に、大勢の縁のある旅行者はメルボルンで法輪功迫害の真相を理解した上で三退をし、自分のために素晴らしい未来を選択した。
「われわれ法輪功学習者は、あのマンホール口を守っていた老人と同じです」
法輪功学習者の劉さんは2019年2月のある日、真相パネルを掲げ、往来する観光客に真相を伝えて三退を勧めていた。その際に正面からある男性が歩いて来て、劉さんに向って「あなたは若いのだから、別の仕事をされた方がいいのではないですか?」と話しかけた。劉さんは「これはわれわれ法輪功学習者の義務で、何の報酬も受け取っていません! 私は別に仕事をしており、空いている時間を利用して迫害の真相を伝えているのです」と答えた。
男性は冷笑して「義務? 誰かに騙されていませんか? 今どき無報酬の仕事をする人などいないでしょう」と言った。 劉さんは微笑んでその男性に対して「以前、ネット上で報道があり、南方のある大都市が集中豪雨で河の水が逆流し、道路上のマンホールの蓋を押し流しました。それを見た老人が他の人がマンホールに落ちないようにと、マンホール口の傍に立ち雨水が引くまでそこにずっと立ち続けていた、という話を聞きました。それではこの老人はその行為で報酬を貰いますか? あなたはどう考えますか?」と聞くと、男性は困り果てて「こんな時にお金についての議論なんて、どうでもいいことでしょう! 直ちに対処しないと人が落ちる危険性があり、もし私がこのことに遭ったら、この老人と同じようにします!」と言った。
劉さんはひき続き「我々はここで真相を伝えて三退を勧めています。そのマンホール口に立って人が流されないように守っていた老人と同じことをしています。真相を伝えるのは全ての人に法輪功を理解してもらい、中国共産党が一体どれほど邪悪なものなのかをはっきりと見分けてもらい、三退を勧めています。このことは、命を奪うマンホールの下水道から離れさせるのと同じことです!」と言った。男性はそれを聞くと少し頷いて、劉さんが掲げている真相パネルを詳しく見て、何度か質問をした。少し経ってから、男性が全部読んだのを見て、「あなたは党員ですか」と静かに聞いた。「はい、私は党員です」と答えたので、「あなたに偽名を付けるので、脱党しませんか。中国共産党と一緒に災難に遭わないようにし、巻き添えにされないように脱党しませんか」と聞くと、彼は大きく頷いて「脱党します!」と答えた。
「この腐敗だらけの中国共産党がなければ、国民の生活は何倍も良くなる!」
またある日、観光客の女性は劉さんの掲げている真相パネルを見に来て「中国共産党は良いものですよ、私にお金をくれています。そうでなければ、私はどこから年金を貰うのですか? そして、こうして旅行も楽しむことが出来ます!」と言った。
劉さんは「あなたが今お金を貰うことができるのは、あなたの息子と息子の妻と娘と娘婿が貴方のために払った社保基金から出ているのですよ。中国共産党がどこからお金を持ってきますか!」と言った。
女性はそれを聞くと「なるほど、あなたの言っていることはその通りですが、しかし中国共産党がなくなると中国はどうなりますか?」と尋ねた。
劉さんは「中国共産党がなくなっても歴代の王朝が交代したように、中国の歴史を見ればわかります。唐朝が滅亡し宋朝になり、宋朝が滅亡し元朝になり、元朝が滅亡し明朝になり、明朝が滅亡し清朝に交代したように、中国は何も変わらないですよ」と答えた。女性は黙って静かに聞いていた。
劉さんはさらに「現在の中国をみて下さい! 中国国内の汚職官僚はこんなにも多くて、数百万元も私利私欲を貪って私腹を肥やしているのに、彼らを清廉潔白な官僚だと言う人もいます。しかし、この腐敗しきった党がなければ、我々の生活は何倍も良くなるでしょう!」と言った。
女性は「今、中国共産党は不正や腐敗を根絶し、清廉潔白を呼びかけています。必ずよくなります」と言うので、劉さんは「現在、汚職をしていない官僚など、どこにもいないし、善良な官僚がどこにいますか?」
そこで、劉さんがいろいろと法輪功迫害の真相を伝え、三退を勧めると、女性はやっと中国共産党の邪悪の本性をしっかりと認識することができて、三退することを選択した。