貴州の封培蓉さんに 懲役12年の実刑判決
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 【明慧日本2020年1月18日】貴州省安順市の法輪功学習者・封培蓉さん(55歳女性)は1年前に連行され、拘禁され続けており、最近になってやっと西秀区裁判所により開廷され、懲役12年の実刑判決を言い渡された。

 封さんは家族が設立した塾で講師を務めていた。西秀区公安局の警官らは封さんが教壇で生徒達に法輪功の真相を語ったことを摘発しようと企み、生徒達に供述を強要し、いわゆる、でっちあげの書類を作成して、検察庁に提出した。

 2018年12月4日午前9時ごろ、安順市西秀区公安局、市国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)と東関派出所の警官ら18人は、警察官である証明書や家宅捜索をする証明書など何も呈示せず、塾の家宅捜索を行ない、パソコン、携帯電話、現金、生徒の関連書類、財務データーなどを押収し、塾の入口を封印した。

 封さん一家の夫と息子も連行され、拘禁された。翌日正午に、封さんの夫と息子は解放されたが、携帯電話や身につけていた物を押収された。当日、封さんは突然に肺結核を患い、西秀区公安病院に移送された。

 西秀区公安支局は封さんを誹謗中傷する書類を検察庁に提出した。そして、封さんの家族が依頼した北京の弁護士1人と貴州の弁護士1人は極力弁護した。その後、検察庁は書類を西秀区公安支局に差し戻し、書類の補充を命じた。

 西秀区公安支局の警官らは封さんが教壇で法輪功を宣伝したと塾の生徒達に供述を強要し、封さんを誹謗中傷する書類の内容を補充し、再度、検察庁を通じて裁判所に提出した。

 西秀区公安支局の警官が提出した書類は事実に基づくかどうかについて、貴陽の弁護士は責任を持って塾の学生ら計26人を対象にして調査した。調査した結果、26人の生徒全員は所属の学校の校長や警官らによって、供述を強要されたことが分かった。

 この調査によって真相が明らかになった。塾で受講していた封さんの甥は、学校で隣の席のクラスメイトに法輪功の真相を説明した。真相を聞いたクラスメイトは帰宅後、父親にこの真相を伝えた。しかし、その父は警官で、しかも法輪功に硬く反対する警察官であった。そのため、息子から法輪功の話を聞いた後、封さんをどうしても刑務所に送らなければならないという悪辣な一念が生じた。そこで、警官は塾の26人の生徒達に供述を強要し、封さんを罪に陥れる書類を作成した。

 2019年11月、封さんに対して開廷された。弁護士2人は非常に有力な弁護をした。警官が証人として呼んで来た生徒の数人は怯えて震えており、誰1人として声を出せなかったと言う。

 2019年12月17日、封さんの家族は弁護士から電話を受け、封さんが懲役12年の実刑判決を言い渡されたと知らせを受けた。封さんはこれを不服として、現在、控訴の手続きをしているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/7/398664.html)
 
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