【明慧日本2019年11月15日】吉林市の法輪功学習者・劉広偉さんは2006年10月24日、長春の警官らにより不当に連行され、その後、懲役13年の実刑判決を下されて、公主嶺刑務所に拘禁された。現在、13年の刑期を満了したが、未だに解放さていない。
劉さんは2006年10月に連行され、吉林省警察犬訓練センターに送られ、そこで様々なむごい拷問を受け続け、肢体不自由者にされた。劉さんは現在でも歩行できず、家族と面会する時も常に椅子に座っており、いつも数人によって担がれて出て来た。
劉さんの妻・于立新さんは2002年に残虐に迫害されて死亡した。2009年、劉さんの母親も死亡した。そこで、劉さんの娘は妻の母に育ててもらった。
劉さんが解放される日の2019年10月23日、数人の学習者たちが刑務所へ迎えに行ったが、劉さんの姿が見えなかった。応接室の門番が刑務所内部に電話で確認したところ、出所日は翌日の24日だと告げられた。
翌日の24日の朝8時前、学習者たちは早く公主嶺刑務所に到着し、外で待っていた。8時15分、吉林市の乗用車2台が外から刑務所に入り、先頭の車両には「司法局」という文字があった。車が刑務所の庭に入ると、車内から4、5人が降りて来て、刑務所からも数人が出て来て、何かを話し合った後、車は刑務所の奥に入って行き、視線から消えた。
迎えに行った学習者たちの車は刑務所正門の通路の向かい側に止まっていた。午後2時、学習者たちは門番に「劉さんは出たのですか?」と尋ねた。劉さんが所在していた第8監獄区の関係者らは、学習者たちが劉さんとの関係を質問した後、「劉さんのことについては知らない」と答えた。それは間違いなく解放されていないという意味である。午後3時を過ぎても、刑務所大門の所に誰もが出てこなかった。
迎えに行った学習者たちは身分不明な人に写真を撮られ、車のナンバープレートも写真に撮られた。半時間後、その身分不明な人がまたやって来て、車の後ろの写真まで撮った。また、全身武装していた1人の若い警官は、刑務所から出て学習者たちが駐車していた所を一回りして、刑務所に戻って行った。
だが、24日に劉さんは解放されなかった。