浙江金華市の童建紅さんが生前に受けた迫害
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 【明慧日本2020年2月12日】(浙江省=明慧記者)浙江省金華市の法輪功学習者・童建紅さん(男性)は、2015年4月、現地610弁公室の人員に双龍ホテル洗脳班へ連行された後、ひどい迫害を受けて体調が悪化した。同年10月に童さんはこの世を去った。以下は童さんが受けた迫害の事実である。

 童さんは大学を卒業し、金華市道路管理局の元従業員であった。1997年、童さんは妻の王金星さんと一緒に法輪大法を学び始め、「真・善・忍」の基準に従って物事に対処し、利益に対して淡白になり、無理に手に入れようとしなくなり、苦労をいとわず真面目に勤務し、上司や同僚、隣近所の人たちに認められるようになった。

 1999年7.20以降、法輪功への迫害が始まった後、政府に法輪功の真相をはっきりと説明するために、童さん夫婦2人は上京した。列車が天津を経由した時に、検査を受ける際に法輪功に関係する資料が発見されたため、夫婦2人は連行されて地元に戻され、8000元(およそ12万5000円)を旅費として押収され、その上、家財までも押収された。

 2000年10月、童さん夫婦は法輪功の資料を貼り付けたため、2人とも金華市留置場まで連行された。同年11月に童さんは保証人を立てて仮保釈されたが、妻の王さんは12月に2年の労働教養を強いられ、浙江省莫干山労働教養所に拘禁された。

 童さんは帰宅した後、「保証書」を書かなかったために勤務先で降格され、家を遠く離れた田舎の地区へ派遣させられた。そのため、童さんは週末にしか家に帰られなくなり、妻の王さんは労働教養所に拘禁されているので、5歳の幼い娘を親戚の家に預けた。

 2002年5月、童さんは2回目、金華市石門農場の洗脳班に連行され、ひどい迫害を受けた。さらに、洗脳費として8000元を給料から差し引かれた。

 2004年5月、童さんは再度、石門農場の洗脳班に連行された。妻の王さんと実姉は派出所まで連行され、2年の労働教養を強いられ、再び、浙江省莫干山女子労働教養所に拘禁された。

 2015年4月、勤務先から帰って来た童さんは、家の周辺で待っていた7、8人の警官らに連行され、双龍ホテル洗脳班に連行された。その後、家に帰ってきた妻が一晩かけて童さんを探しても見つからず、翌日に110番に通報した。派出所で事件を届ける手続きをした際に、ようやく童さんが洗脳班に連行されたことが分かった。その直後、妻の王さんは娘と一緒に洗脳班に行って、童さんの解放を求めたが、解放されるどころか、金華市610弁公室の主任に、もう少しで連行されるところだった。

 二十数日間、拘禁された童さんは顔色が悪く、様子がすっかり変わって、歩くことすら出来なくなっていた。2015年5月4日、病院で検査を受けると、胃の悪性腫瘍と診断された。2015年10月に童さんは亡くなった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/3/400661.html)
 
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