浙江女子刑務所に楊潔さんは3回収監され 拷問される
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 【明慧日本2019年6月3日】浙江省杭州市の法輪功学習者・楊潔さん(女性)は2019年3月、再び浙江女子刑務所に連行され、これで3回も収容されたことになる。情報筋によると、楊さんは現在、血圧が非常に高いのにもかかわらず、今もなお刑務所で、毎日特定の受刑者から、酷い迫害を受けているという。家族は楊さんとの面会を許されていないため、具体的な情報を知らないでいる。

 楊さんは名門の浙江大学を卒業し、浙江省医療保健貿易会社の職員であった。父は浙江大学の教授で、母は1960年代に上海同済大学(中国の大学ではトップ10以内に入る)を卒業し、杭州市建築設計院の高級デザイナーであった。楊さんと母親は法輪功を修煉していたため、1999年7.20以来、何度も迫害を受けた。楊さんは3回も不当な判決を下され、計13年8カ月の刑期に達した。また、2回の労働教養を強いられ、短期的な拘禁が何度もあった。しかし母親は、酷く迫害されて2012年にこの世を去った。

 下記は、楊さんが受けた迫害の実情である。

 1回目の収監では独房に閉じ込められ、睡眠を剥奪され、奴隷のように働かされた。 

 2005年4月1日、法輪功についての真相を知らない人が、「杭州市黄龍洞観光地で、法輪功の資料や『共産党についての九つの論評』を配布した人がいる」と警察に通報したため、現地の警官らはすぐさま楊さんの自宅に駆けつけ、家宅捜索を行ない、探し出した一部の資料を証拠として楊さんを連行し、懲役6年の実刑判決を言い渡した。

 楊さんは収容されていた期間、スタンガンで電撃され、生理が来てもトイレに行くことを禁止され、雑巾で口を塞がれるなどの迫害を受けた。自分は犯罪者だと認めなかったため、長時間立たされ、一晩中睡眠を剥奪された上に、朝早くから強制労働させられたことがしばしばあった。そしてさらに、独房に何度も入れられた。

 ある日、同じ刑務所に収容された他の学習者が楊さんに初めて会って、交流するために便せんを渡しただけで、楊さんは酷く処罰された。狭い閲覧室に閉じ込められ、大小便も閲覧室内で壊れたバケツにし、昼は3人の受刑者、夜は4人の受刑者に監視され、法輪功を誹謗中傷する映像を見せられ、そして見た後には、必ず感想文を書くように強要された。感想文を書かない場合には掌ぐらいの小さな板のイスに、毎日24時間座るように強要された。さらに、刑務所側は他の受刑者にも連座制で連帯責任を負わせ処罰を行なった。そして、楊さんが中国共産党の邪悪な迫害制度に従わないと、楊さんと同室の他の受刑者にも全員が睡眠を剥奪され、トイレに行くことさえも禁じられた。

 2回目の収監では独房や冷蔵室に閉じ込められ、食事の中に毒薬を入れられ、強制的に採血された。

 2012年11月、楊さんは神韻DVDを配布していた際に、不当に連行され、懲役5年の実刑判決を下された。

 楊さんは再び浙江女子刑務所に収容された。刑務所に入ってから解放されるまでの5年間、楊さんはずっと一級の厳格な管理の対象者となり、食品の注文もおかずの量の追加もできず、非常に粗末なものしか食べられず、日常生活が非常に厳しく制限されて、深刻な栄養不良になった。

 ある日、楊さんは一晩中立たされたままで、連続10日間睡眠を剥奪され、仮眠さえ禁止された。そして昼夜問わず、法輪功を誹謗中傷する映像を見るように強要された。

 刑務所で楊さんは常に食事の時間にご飯を提供してもらえず、いつも空腹の状態で、洗髪もできず、シャワーも洗濯も禁止され、その状態をおよそ1年間も強いられた。身体が臭くて、警官らや受刑者らに常に嘲笑され、いじめられていた。その姿を見るに耐えられなくなり、たまには楊さんの体を洗うのを助けてくれた同室の受刑者がいたが、結局は助けてくれた受刑者までも点数を減らされたり、馬鹿にされたりして、巻き添えを受けた。

 楊さんを監視する1人の受刑者は、常に楊さんを口汚く罵った。ある日、その受刑者は楊さんをだまして、監視カメラのない部屋に誘導した。そして部屋に入った途端に、楊さんを殴ろうと襲いかかってきた。すると何らかの力が加わったかのように受刑者は、ドタンと地べたにひっくり返った。すぐに受刑者は豹変し、突然、地べたにひざまずき手を合わせて「ごめんなさい。勘弁してしてください」と、楊さんに許しをこうた。

 楊さんは独房に、2カ月間も閉じ込められたことがあった。11月の初めから翌年1月の中旬まで、厳寒の冬に楊さんは1枚の薄いズボンと数枚の服しかなく、凍えるような独房で過ごした。

 ある時楊さんは、食事に神経を破壊する薬が投入されたことに気づいた。そのご飯とおかずを食べた後、楊さんは意識が朦朧となり、小便も異常になった。毒薬による迫害に抗議するため、楊さんは断食を行なった。そしてついに、楊さんは血圧がゼロ(心肺停止状態)になり、病院に運ばれた。刑務所側は、楊さんを精神病患者扱いにしようと医師に指示したが、楊さんは密かに「私は法輪功学習者で、病気ではありません。不当な拘禁と毒物による迫害に抗議するため断食をしたのです」と医師に説明した後、刑務所に戻された。

 2017年11月、楊さんは5年の刑期を終わらせて帰宅した。2018年7月から、楊さんの自宅前に監視役の2人の若者が配置された。楊さんが外出すると、2人はすぐに尾行した。その後、複数の監視員らはシフト制で当番をし、楊さんが帰宅した頃に、監視員らはすぐに詰問(きつもん・相手を責めて厳しく質問する)しにやって来た。

 その目的は楊さんに対し、恐怖心を植え付けるためだったという。

 3回目の収監では、さらに厳しく管理される対象者となる

 2018年7月30日、楊さんは突然連行され、その後、懲役2年8カ月の実刑判決を下され、再度、浙江省女子刑務所に収監された。現在、楊さんは血圧が非常に高い状態だが、依然として、厳しく管理される対象者になっており、残忍な迫害を受け続けている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/22/387670.html)
 
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