ネット中毒にならないように
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年3月6日】私の娘は同修です。娘は今学期小学6年生になり、宿題も増えました。昨晩、宿題を終えた娘が9時ごろから作文を書き始めたのですが、いつもはだらだらと書いているのに、昨日はとても集中して書いていました。途中で様子を見に行ったとき、嬉しい気持ちを抑えきれない様子で娘は「今日、作文を書き始めたら、誰かから教えてもらっているかのように、どんどんアイデアが湧いてきて、どんどん言葉も出てきて、どの言葉を選んだらよいか困るくらいだったよ」と言いました。話を聞いた私まで嬉しくなり「私は、あなたたちの最愛(ネットゲーム)」というタイトルを見て、きっと良い内容に違いないと思いました。

 そして、娘は書き終えた作文を私に見せてくれました。作文は「もし私がネットゲームだったら」と言う内容で「まず、『私』に栄養を与えてくれる人類に感謝します。『私』は実際の体は持っていないが、いろいろな伝達手段で、人々のパソコンやスマートフォン、iPadへ自由自在に入り『植物対ゾンビ軍団』、『夢幻西遊』、『ピアノのキー』(ゲームの名前)などのような様々なモノになって、スマートフォンなどに潜伏したりします」と、書いていました。

 私は以前から、明慧ネットで同修たちが書いたゲーム問題についての交流文章を読んだことがあり、かつ師父のこういった説法もあると理解していましたが、娘はネット危害をあまり知らないはずです。しかし、娘は「以前はこんなことを考えたこともなかったけど、今回作文を書くとき、いろんな情報を誰かが教えてくれているかのようにすぐ書けた。全部書ききれなかったくらいよ」と言いました。私は作文の「あなたが指で『私』に開くとき、『私』は密かにあなたの肉眼で見えない無数の『依存』を管を通してあなたの体の各ツボに送り込んだ」という一節を読んだとき、以前、自分はここまでのことを悟っていなかったと、ぞっとしました。

 そして、私は娘の作文を弟に送りました。弟は幼いときは大法をとても信じていましたが、自制心が弱いがゆえに、ネットゲームにはまってやめられず、十数年も続けています。そのことは弟の学業にも影響を及ぼし、更に短気な性格になってしまい、他人とうまくコミュニケーションがとれなくなってしまいました。しかし、慈悲深い師父は、大学を卒業した弟に良い仕事を按排してくださいました。職場は家から遠くて大変ですが、ホテルレベルの食と住を保障してくれる会社に就きました。少し辺鄙な場所にあるので、ネットの通信が悪く、弟はずっと遊んでいたある大型ゲームができなくなりました。ここで家族を代表して師父の按排に感謝いたします!

 弟はいつも遊んでいたゲームができなくなり、辺鄙な場所にある職場に文句を言いながら、代替として他の小型ゲームで遊び、相変わらずネットゲームに夢中になり中毒となっているのです。

 娘が作文に「あなたはゲームに全身全霊集中し、激しい感情でゲーム中の『妖怪』を一生懸命やっつけているとき、多くの彩り豊かで光り輝く液体がチューブを通じて『私』の体に流れて来る。それらがネットゲームの仮想世界に集まると、黒青色、黒、灰色になって、大部分が『私』の口の中に送り込まれ、そして、それは小腹満たしや新しいゲームに繋げる重要な栄養源になるのだ。残りはネットゲームの画面の隅々に散らばり、より持続的で魅力的なゲームを作るのだ」と書いてありました。この描写は、まさに師父が娘の作文を通して、弟のネットゲーム中毒の原因を直接示していると私は思いました。

 師父は娘の作文を通じて私にも鞭撻してくださいました。最近修煉状態が良くなく、常人とあまり変わらない状態でした。スマートフォンばかりをいじり、特にネットショッピングに夢中になって1カ月になります。昨日、娘が作文を書いているときも、私はネットのセール情報をチェックしていました。何も買わなかったのですが、色んな商品をみて満足感を得ていました。寝るとき目を閉じると、それらの商品が目の前に現れ、一晩中、休まりませんでした。まるで我を失ったかのように、発正念のときにも落ち着かず、煉功もよくできず、心から煉功したくなくなっていました。更に、1カ月ほど足首と手首を痛めて自由に動けませんでした。また、隣の県の大法弟子に対する迫害がひどくなったと言う噂を聞き、私は恐怖を感じてなかなか突破できず、安全のことを考慮して「多くの同修が口を修めていない」ことを言い訳にして、自分がやっている小さなプロジェクトをしばらく停止することに決めました。

 私が長い間、よくない状態に陥った原因は、たくさんの執着心があったからだと思います。例えば、恐怖心、安逸心、怠惰、色欲心などをなかなか捨てられず、時間が経つにつれて執着心にコントロールされてどうしようもないと感じ、精進できなくなっていました。しかし、私はネットという毒素を見逃したのです。そのものは「薬引子」(漢方薬で主薬の効果を引き出すために配合される補助薬、副薬)のように、取り除いていない執着心を何倍にも拡大させて、人目を欺くきれいなものに引き起こされた執着心を共鳴させ、次第に理性を失わせたのです。それによって私は時間が経つにつれ、徐々に消沈してしまい、常人と混同してしまったのです。

 ネットの害を認識できたら、徹底的にそれを根絶する勇気を持たなければなりません。さもなければ、気が少しでも緩むとまたスマートフォンを取った瞬間、ほかの空間の魔がその執着を見つけ、ネットをコントロールし、執着心を引き起こす画面を出現させて過ちの道へ導き、入り込ませるのです。そうするとまた知らないうちに罠に引っ掛かり、大切な時間を無駄にしてしまうと同時に、魔に強くコントロールされて、更にのめりこんでしまうのです。気が付いたときには、もう時すでに遅しで、中毒から抜け出せなくなっているのです。

 ネットというものはゲーム好きな青少年に害を与えるだけではなく、ネットに接触した人は、皆ある程度誘惑されて毒害されていると思います。パソコンやスマートフォンなどのさまざまな電子機器は、すべて毒をまき散らす道具となっています。常人はこれらのことを知らないし、信じないのですが、我々修煉者はこのことを正視しなければなりません。いますぐ、ネットの毒害問題を重視しましょう。根本からネットが人間に与える毒害を軽減するようにしなければなりません。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/4/400530.html)
 
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