2020年1月~5月、107人の法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2020年6月20日】(中国=明慧記者)2020年5月13日は、法輪大法が伝え出されて28年目の記念日で、第21回目の「世界法輪大法デー」でもある。この日、中国国内と海外の法輪功学習者および法輪功を理解した世人、国内の司法関係者、軍人など多くの人が「世界法輪大法デー」に対して、祝賀の意を表した。しかし、中国共産党(以下、中共)は独断専行して法律や道徳に背き、法輪功を信仰する善良な学習者たちに不当な裁判を行ない、判決を下している。

 中共当局の裁判所の法輪功学習者に対する裁判は、原告も被告も存在せず、合法の「証拠」も法律的根拠もなく、証人の出廷がないまま行なわれる。例えば、弁護士が国内安全保衛部門の警官に状況説明のために出廷を求めても、出廷しない。中共の司法政策は「依法治国」(法に依って国を治めること)という指針を掲げているにも関わらず、多くの冤罪やでっち上げ、誤審を作り上げている。

 明慧ネットの統計によると、2020年1~5月まで、1月に43人、2月に18人、3月に17人、4月に17人、5月に12人、合わせて107人の法輪功学習者が不当な裁判を受け、判決を受けた。2020年1~5月まで、1月に51人、3月に5人、4月に8人、5月に14人の78人(2月は疫病蔓延中のため、検察庁と裁判所は休廷した状態であった)の法輪功学習者が裁判を受けた。

2020年1~5月大陆法轮功学员遭构陷、庭审、判刑迫害人数统计
図1:2020年1~5月、中国国内で起訴、裁判、判決を受けた法輪功学習者の延べ人数の統計

 2020年5月、判決を受けた法輪功学習者が12人、不当な裁判を受けた学習者が14人、逮捕令状を出された学習者が14人である。その中で、案件を検察庁、裁判所に渡された学習者は56人である。湖北省襄陽市襄州区裁判所は法輪功学習者・成孝宝さんに懲役12年、王模蓮さんに懲役11年の重刑を言い渡した。5月13日「世界法輪大法デー」当日、吉林省敦化市裁判所は法輪功学習者・朱秀霞さん、魏玉梅さん、李風雲さんの3人に懲役6カ月~1年6カ月の判決を言い渡した。

 5月に、吉林省で4人、湖北省で3人、江蘇省で2人、広東省で1人、山西省で1人、雲南省で1人の法輪功学習者が実刑判決を下された。

 5月に判決を受けた法輪功学習者は、延辺州で3人、襄陽市で2人、深圳市で1人、棗陽市で1人、松原市で1人、塩城市で1人、蘇州市で1人、太原市で1人、昆明市で1人である。

图2:2020年1~5月法轮功学员遭中共非法判刑人数按刑期分布
図2:2020年1~5月、判決を受けた法輪功学習者の刑期による人数の分布
注:1~2年(1年あるいは1年以上、2年以下、類推)

表1、2020年5月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数

刑          期 人 数
1 年 以 下 2
1~2年1(1年あるいは1年以上、2年以下、類推) 5
2~3 年 2
4~5 年 1
11 年 1
12 年 1

 (データ収集期間:2020年5月1日~2020年6月5日)

 一、2020年5月、12人の法輪功学習者が判決を下される

 明慧ネットの統計によると、2020年5月、中国当局の裁判所は法輪功学習者12人に対して判決を下し、その中で最も重い刑期は懲役12年である。

表2、2020年5月に判決を受けた法輪功学習者の地域別分布表

地    域 判決を受けた人数

迫害を受けた深刻度

(1が最も深刻)

吉林省 4 1
湖北省 3 2
江蘇省 2 3
広東省 1 4
山西省 1 4
雲南省 1 4

表3、2020年5月、9都市で判決を宣告された学習者の人数統計表

都       市 人  数
延  辺  州 3
襄  陽  市 2
深  圳  市 1
棗  陽  市 1
松  原  市 1
塩  城  市 1
蘇  州  市 1
太  原  市 1
昆  明  市 1

 迫害の事例:

 ☆湖北省の法輪功学習者・成孝宝さん、王模蓮さんが重い刑罰を受ける

 2020年5月26日の中国語の明慧ネットの報道によると、湖北省襄陽市の法輪功学習者・成孝宝さん、王模蓮さんは2018年3月に失踪した。

 2018年3月18日、成さんの友人は樊城区鉄道三院にある成さん宅の防犯扉と内側のドアの鍵が壊されていたのを見つけたが、成さんとは連絡が取れなかった。同じ市に住む王さんも3月中旬に行方不明になった。

 しかし先日、成さんと王さんは襄陽市襄州区の裁判所で懲役12年と懲役11年の判決を言い渡されたことがわかった。

 成さん(65歳男性)は鄭州市鉄道局襄樊鉄道分局の元職員だった。成さんは法輪功を学ぶ前、肝炎、肺結核など多くの病気を患っていたが、治療上でその二つが互いに悪い影響を及ぼすので、とても苦しんだ。しかし、1998年、成さんは法輪功を学び、10日もかからずして病状が消え、健康な体を得た。同僚、上司、友人もみんな法輪功の素晴らしさを目の当たりにした。しかし、江沢民グループは1999年7.20から、法輪功への迫害を引き起こした。成さんが法輪功を学び続けているため、十数回にわたって連行され、拘留所や留置場、洗脳班に拘禁され、さらに3回も労働教養処分を科された。また、実刑判決懲役4年を受け、十数種類の残忍な拷問を加えられた。仕事も解雇され、生活を維持することが困難になり、一家全員が苦痛や侮辱、虐待などで苦しめられた。

 王さん(女性)は中鉄電気化局グループの第二有限総会社の元職員だった。中共当局は法輪功への迫害を開始してから、王さんを繰り返し連行して家宅捜索を行なった。そのため、王さんは放浪生活を余儀なくされた。そして、王さんは労働教養処分を3回も科された。沙洋労働教養所に収容された最初の日、王さんは警官らにひどく殴打され、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、スタンガンで電気ショックを加えられた。昼食後から夜ご飯の直前まで、酷く拷問された王さんは全身あざだらけになり、手足が腫れ上がった。そのほかの2回は湖北省女子労働教養所に拘禁され、1回目と同じく残酷な迫害を受け続けた。

 ☆吉林省敦化市の年配女性の法輪功学習者3人が、不当な判決を下される

 2020年5月23日の明慧ネットの報道によると、2020年5月13日、吉林省敦化市大石頭鎮の法輪功学習者・朱秀霞さん(60代)、李風雲さん(70歳前後)、魏玉梅さん(70代)の3人は敦化市裁判所に実刑判決を下された。朱さんは懲役1年6カ月、李さんは懲役6カ月、魏さんは懲役1年の実刑判決を受け、延吉市留置場に送り込まれた。

 2019年7月14日、朱さんら3人は法輪功の真相の紙を貼った際に、6カ月前から尾行されていた敦化市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・孫連成と警官らに連行された。

 警官ら5、6人が無理やり朱さんをパトカーに乗せようとした際に、朱さんは抵抗しながら「警察が善人を捕まえようとしている」と叫び、見物の人々は警官らの暴力行為を非難した。ある警官が朱さんの後頭部をひどく叩いたため、朱さんは2カ月の間、頭痛に悩まされた。殴打された朱さんは意識不明になったが、警官は朱さんの右腕に内容不明な薬物を注射し、パトカーに乗せた。その後、意識不明の朱さんは心臓病を発症したが、警官に口の中に1錠薬を入れられ、目が覚めると、服も髪もすべて汗でびしょ濡れになっていたという。

 ☆深圳市の67歳の法輪功学習者の史佩苓さんは実刑判決を下される

 2020年5月20日の明慧ネットの報道によると、広東省深圳市の法輪功学習者・史佩苓さんは昨年4月、自宅で警官らに連行され、家宅捜索をされた。家にあった4000元(およそ6万円)の現金が警官らに押収され、その後、深圳市南山区裁判所に懲役1年4カ月の実刑判決を言い渡された。

 2020年1月16日午後3時、深圳市南山区裁判所は史さんに不当な裁判を行なった。公訴人は史さんが法輪功資料2冊を置いただけで、史さんを提訴したという。

 法廷で史さんの弁護士と家族の依頼した弁護人は、この案件の問題点について、「警官は捜査証を持っていないのに、家宅捜索したこと、その場で押収した物品のリストを渡さなかったこと、史さんを騙してサインをさせたこと、証人が証言した法輪功資料2冊の置き場所と監視カメラで映った場所が一致しないこと」などを指摘した。また、弁護士は「法輪功が邪教という規定がないため、法輪功に関する出版物は合法であること、本案件は『刑法』第300条に違反していること、法輪功は人に善を教えているものであること」を述べた。

 しかし、主審の裁判官・張国輝は史さんに懲役1年4カ月と罰金3000元(およそ3万5000円)の実刑判決を言い渡した。

 二、5月に、法輪功学習者に対する不当な裁判が14回も行なわれる

 明慧ネットの統計によると、2020年5月に、中共当局の裁判所は法輪功学習者に対する不当な裁判を14回も行なった。

表4、2020年5月、裁判が行なわれた省とその回数の統計表

都    市 裁判を行った回数

迫害を受けた深刻度

(1が最も深刻)

四川省 7 1
遼寧省 2 2
山東省 2 2
安徽省 1 1
河北省 1 1
湖北省 1 1

表5、2020年5月、7都市で行なわれた裁判の回数の統計表

都      市 裁判の回数
涼 山 市 7
鉄 嶺 市 2
合 肥 市 1
保 定 市 1
武 漢 市 1
威 海 市 1
青 島 市 1

 迫害の事例:

 ☆四川省西昌市裁判所が法輪功学習者7人に対して裁判を行なう

 2020年5月28日午前、四川省西昌市裁判所は法輪功学習者・黄ヒュウさん、趙軍さん、羅明春さん、パンさん、徐紹瓊さん、周先蓉さん、余洪英さんの7人に不当な裁判を行なった。法廷で終日、正義の弁護士たちが圧力の下で、法律に基づいて法輪功学習者たちの無罪を主張した。学習者たちもそれぞれ無罪である、と自己弁護した。

 開廷早々から裁判長は弁護士たちに悪い態度を取り、弁護士の話を中断したり、強制的に中止したりした。

 法廷で黄さんの弁護士は「本案件は法輪功学習者に対する公訴は明らかに政治的な考え方で、司法的なものではありません。これは法律の名義を借りて、政治的な闘争をやっています。まさに、司法関係部門が握っている法律という武器で政治闘争をやっています」と述べた。そしてまた、「本案件で出された証拠はみな客観的な証拠ではありません」と弁護士たちは指摘した。

 若い女性の徐さんは法廷で裁判官に「市公安局の担当警官・王東波を出廷させてください。証拠を照らし合わせてみたいです。王東波による誘導尋問で、私をスパイにさせる話まで持ってきました」と話した。しかし、今回の開廷はいつもと違って、法廷に公安局の警官の姿はなかった。

 実際のところ、法輪功は秘密は一切なく、行なったことはすべてをオープンにしており、透明性があるものである。

 裁判長は徐さんに「あなたはなぜ真・善・忍を学ぶのですか? 学校で真・善・美を教えているではないか」と聞くと、「真・善・忍のどこに罪があるのですか」と徐さんは反問した。しかし、裁判長は「真・善・忍を学ぶのはダメだ」と言った。

 徐さんは数年前に大学を卒業して就職し、金陽県の辺鄙な山奥にある小学校の教師に赴任させられた。その理由は採用の面接のときに、徐さんは自分の法輪功への信仰を堂々と話したからである。徐さんは生徒たちが好きで、生徒たちも徐さんのことを慕っている。徐さんの教え子たちは成績が良くて、徐さんも学校側と保護者たちに信頼されている。陳述で徐さんは涙ながら、「生徒たちは私を待っているのです・・・」と話したが、その場にいる裁判官や検察官は黙って聞いていた。

 ☆河北省保定蠡県の法輪功学習者の女性教師はオンラインで裁判が行なわれた

 河北省保定蠡県鮑墟郷東孟賞村の教師で法輪功学習者の朱素栄さんは、法輪功を学んでいるだけで、連行され、7カ月間拘禁された。2020年5月12日午後2時30分から、朱さんは高陽裁判所によって、オンラインで約2時間の裁判が行なわれた。

 公訴人は小声で早口で起訴書を読んだ。弁護士は起訴書に書かれたことについて、「派出所の所長は法律的な手続きがないまま、朱さんの家を家宅捜索したことや押収リストを渡さないこと、2回目の家宅捜索で壁をよじ登って朱さんの家に侵入したこと、押収した私財を相互確認しなかったこと」など、警官らの違法行為について指摘した。

 朱さんも「私は脅迫的な尋問によって、法輪功の資料を配ったと認めさせられた。脅迫的な尋問の際に、警官らは監視カメラを消し、私の体を押さえつけて無理やり拇印を強いたのです」と暴露した。しかし、派出所の所長は朱さんを罪に陥れようとし、村の書記に「朱素栄は数回、村の市場で法輪功の資料を配ったということを聞いたことがある。前のことだから誰から聞いたのか、よく思い出せない」という偽りの証言を言わせた。

 公訴人は弁護士の質問には答えず、また、弁護士と家族弁護人の朱さんは無罪であるという陳述や、それらの証拠にも全く反論しないまま、裁判を終わらせた。

 朱さんは孟賞小学校の教師で、3年生の担任である。朱さんが連行されたことで、ショックを受けた同僚と生徒が悲しみ、泣いた。近所の人たちも涙ながらに、「本当にいい先生なのに、なぜ捕まえるのでしょうか・・・」とため息をついた。

 その後、村人は自分たちの署名で朱先生が早く帰れると聞き、全員がサインし、拇印を押し、数日で300人の署名が集まったという。

 ☆遼寧省昌図県裁判所 原告も被告もいない裁判を行なう

 2020年5月19日、昌図県裁判所は原告も被告も不在で、合法的な証拠もなく、証人の出廷もない裁判を行なった。法廷で弁護士は公安局国内安全保衛部門の警官の出廷を求めたが、誰一人として出て来なかった。

 弁護士は「この裁判は可笑しいです。警官の証拠探しや検察庁の公訴、裁判所の審判、すべてが法律に違反しており、まさに犯罪を行なっているのと等しいです」と指摘した。

 裁判が行なわれていたのは法輪功学習者・靳利国さん、劉玉華さん夫婦と靳さん夫婦の家に訪ねて来た年配の女性の2人である。そしてこの件で、瀋陽市1人と北京市2人の弁護士3人が法廷に入った。

 靳さん夫婦が司法関係部門に「真相を知れば平安を得る」という善を勧める手紙を送ったことを理由に起訴された。

 法廷で弁護士は「思想そのものは犯罪にはなりません。人や社会に危害を与える行為が犯罪です。本件は控訴機関の起訴する事実がはっきりしておらず、証拠不足です。郵便局と国内安全保衛部門が勝手に手紙を開封することは違法行為です」と述べた。開廷の前に弁護人は、本案件の証拠捜査の警官らと郵便局員を証人として、出廷するようにと要求したが、当日姿を現すことはなかった。

 弁護士は「私は、宗教や信仰の自由の原則が国民の基本的な原則だと固く信じています。そうであるならば、今日の法輪功に対する不条理な裁判は、この場にいるすべての検察官と裁判官にとって、歴史的に良くない記録を残すことになります。行政トップの終身責任を問う制度の実施は、皆さんを良くない境地に追い込む可能性があります。『銃口を1センチ上げる』という話は皆さんもご存知だと思いますが、それをするには良心が必要です。本件は、皆さんの良心が試される最良の例だと思います」と述べた。

 弁護士はまた、「このような理由から、昌図県裁判所は憲法第126条による、裁判所に与えられた権限に従い、すべての干渉を排除し、法律に基づいて独立して司法権を行使することを求めます。『刑事訴訟法』の規定に従って、当事者を無罪にする、公正な判決をしてください」と述べた。

 その当日、裁判の判決は下されなかった。

 三、2020年5月、法輪功学習者の14人に逮捕令状が発付され、56人が提訴される

  明慧ネットの統計資料によると、2020年5月に、中共の司法部門関係者は14人の法輪功学習者に対して逮捕令状を発行し、56人の法輪功学習者を裁判所や検察庁に起訴した。

 1、14人の法輪功学習者が逮捕令状を出される

表6、2020年5月、逮捕令状が発付された法輪功学習者の地域別分布表

地           域 人数
遼  寧  省 5
北  京  市 4
広  東  省 2
黒 竜 江 省 1
内 モンゴル 1
上  海  市 1

表7、2020年5月、7都市で逮捕令状が発付された学習者の人数統計表

都           市 人数
掲  陽  市 1
深  圳  市 1
チ チ ハ ル 市 1
鞍 馬 山 市 1
葫 芦 島 市 2
営  口  市 2
ヒ ン ガ ン 盟 1

 2、法輪功学習者56人が裁判所や検察庁に提訴される

表8、2020年5月、裁判所や検察庁に提訴された学習者の地域別分布表

地           域 人数
吉  林  省 17
遼  寧  省 15
江  西  省 5
河  北  省 3
安  徽  省 2
北  京  市 2
広  東  省 2
黒 竜 江 省 2
湖  北  省 2
山  東  省 2
上  海  市 1
江  蘇  省 1
内 モンゴル 1
浙  江  省 1

表9、2020年5月、各都市で裁判所や検察庁に提訴された学習者の人数統計表

都           市 人数
長  春  市 15
鷹  潭  市 5
大  連  市 5
丹  東  市 3
鉄  嶺  市 3
合  肥  市 2
深  圳  市 2
朝  陽  市 2
済  寧  市 2
保  定  市 1
邯  鄲  市 1
張 家 口 市 1
チ チ ハ ル 市 1
ハ ル ピ ン 市 1
武  漢  市 1
孝  感  市 1
公 主 嶺 市 1
吉  林  市 1
蘇  州  市 1
錦  州  市 1
瀋  陽  市 1
ヒ ン ガ ン 盟 1
杭  州  市 1

 迫害の事例:

 長春市の十数人の法輪功学習者が梨樹県裁判所で起訴される

  明慧ネット2020年5月29日の報道によると、吉林省長春市の30人以上の法輪功学習者が、2019年8月15日に吉林省四平、梨樹の警官らに連行され、そのうちの22人が逮捕令状を出され、少なくとも15人が四平市留置場に拘禁された。四平市留置場に拘禁されている学習者は、孟祥岐さん、孟凡軍さん、王克民さん、王東吉さん、韓建平さん、李長坤さん、江涛さん、譚秋成さん、侯紅慶さん、付貴華さん、于健莉さん、王鳳芝さん、崔桂賢さん、劉冬英さん、張紹平さんである。上記のすべての学習者は一つの案件として罪に陥れられ、梨樹県検察庁は何度も公文書を差し戻したが、今では本案件はすでに梨樹県裁判所にまで渡された。

 2019年8月15日、吉林省四平市公安局、梨樹県公安局の数百人の警官らが一斉に出動し、四平市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、梨樹県公安局の国内安全保衛部門、巡警局、交通警察、各派出所の警官、梨樹県のコミュニティの人員らを含め、さらに、長春市の警官らとコミュニティの人員らが加わって共謀して、市内に住む法輪功学習者とその家族を連行した。また、ほかの地域に住んでいる学習者とその家族をも連行した。梨樹県国内安全保衛大隊の隊長・王明山、指導員・張喜昆らが具体的に計画し、連行を実行し、電話の盗聴やネット上での監視を行ない、尾行をした。

 四平市公安局長は自ら進んで加担し、四平市公安局と梨樹県公安局の警官らを率いて共同で政治的な任務として多くの学習者を連行した。また、「功績」を評価して奨励を行ない、法輪功学習者を連行した警官には10ポイントを加算して与え、学習者の家族を連行した場合には1ポイントを加算した。この方法で真相が分からない警官や地域住民に、無知の中で悪事を働かせている。

 ☆蘇州市70代の法輪功学習者の蒋素根さんは、再び検察庁に提訴される

 2020年4月に1年の冤罪(軟禁)を終えたばかりの蘇州市新区の法輪功学習者・蒋素根さんは、2020年5月19日、呉中区610弁公室の指示を受けた蘇州呉中区木涜派出所の関係者らに、「保証人を立てて尋問を待つ」という口実で、再び呉江検察庁まで起訴された。

 蒋さんは2019年5月29日、エアコンの配達員に法輪功迫害の真相を話した後、その配達員によって通報された。間もなく、十数人の警官らは蒋さんの自宅に押し入って、家宅捜索を行ない、蒋さんを連行した。当時、蒋さんが高血圧の持病があったため、保証人を立てて尋問を待つという条件付きで、帰宅させた。

 中共による法輪功への迫害が21年間続く中で、蒋さんは何度も木涜派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けたことがある。蒋さんの夫は高圧的な環境の中で迫害により、亡くなった。

 2019年4月19日午後1時30分、蘇州市呉江区裁判所は蒋さんに対して3回目の裁判を行ない、懲役1年の実刑判決と1000元(およそ1万5000円)の罰金を科した。

 ☆吉林市の斉艶明さんが起訴される

 吉林市の法輪功学習者・斉艶明さん(57歳男性)は2020年5月中旬に、連行された。中共ウイルスが蔓延しているため、保釈手続きをして帰宅した。先日、斉さんの案件はすでに吉林市検察庁に渡されたという。

 2020年5月中旬、中共ウイルスの第2波が吉林市に拡散したため、斉さんは人々に法輪功の真相を伝え、疫病から命を守る良い方法を伝えた。斉さんがあるマンションに法輪功の真相資料を配った際に、中共の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた男女2人に捕まり、殴打され、派出所に送られた。その後、派出所の警官らは斉さんの家に行き、家宅捜索した後、斉さんが経営している店も行き、パソコン、プリンターなどの私物を押収した。

 斉さんは法輪功を学んで心身ともに受益した。より多くの人が中共の虚言に騙されないように、そして、法輪功をよく理解するようにと法輪功の真相を伝え続けた。そのため、斉さんは数回も嫌がらせをされ、連行され、拘禁された。

 ☆成都市の法輪功学習者の女性2人が不当な裁判に直面

 四川省成都市の法輪功学習者・鐘華さん(30代)、冉文芳さん(30代)は1年あまり拘禁されており、不当な裁判に直面している。

 鐘さんと冉さんは2019年5月26日、街である人に法輪功が迫害されている真相を話し、駟馬橋派出所の警官らに連行され、郫県留置場に拘禁された。

 2019年7月1日、鐘さんと冉さんは金牛区検察庁に逮捕令状を出され、2020年3月に成都市金牛区裁判所に起訴された。

 鐘さんはある私営企業で翻訳の仕事をしていた。冉さんはシングルマザーで、ピアノの先生である。2人が突然、連行されたことで各自の家庭と両親にもダメージを与えた。

 2人はただ一言の真相を話したことで、1年あまり拘禁され、今、判決に直面している。

 ここで金牛区検察庁と裁判所の人に、法輪功の真相を理解し、自分のためにも、世間の良知と正義のためにも、正しい選択をしてほしいと呼びかける。

 四、65歳以上の法輪功学習者が受けた実刑判決

 明慧ネットの統計によると、2020年5月、6人の65歳以上の法輪功学習者が実刑判決を受け、2人が起訴された。

表10、2020年5月、65歳以上で、判決を受けた6人の法輪功学習者の一覧表

名 前 区、県 迫害に参与している裁判所 刑 期 罰金(元) 警官の強請り取った金(元)

年齢

魏玉梅 吉林省 延辺州 敦化市 敦化市裁判所 1年     73
李風雲 吉林省 延辺州 敦化市 敦化市裁判所 6カ月     70
呉杏英 江蘇省 蘇州市   呉江裁判所 1年 1000   70
史佩苓 広東省 深圳市   南山区裁判所 1年4カ月 3000 4000 67
成孝宝 湖北省 襄陽市   襄州区裁判所 12年     65
朱秀霞 吉林省 延辺州 敦化市 敦化市裁判所 1年6カ月     65

 2、65歳以上の法輪功学習者が2人が検察庁、裁判所に起訴される

表11、2020年5月、65歳以上で、裁判所や検察庁に起訴された学習者の一覧表

名   前 年齢
甘介君 広東省 深圳市 78
蒋素根 江蘇省 蘇州市 70

 五、経済による迫害 

 明慧ネットの統計データによると、2020年5月、中共当局の裁判所は法輪功学習者に対して、罰金8000元を科した。裁判所が科した罰金が4000元で、警官が強請り取った金額が4000元(およそ6万円)である。

表12、2020年5月、裁判所が科した罰金の金額明細表

名前 省份 裁判所 刑 期 罰金(元) 警官が強請り取った金(元)
史佩苓 広東省 深圳市 南山区裁判所 1年4カ月 3000 4000
呉杏英 江蘇省 蘇州市 呉江裁判所 1年 1000  

 結び

  疫病には目が付いており、武漢肺炎(中共ウイルス)は中国共産党をめがけて来たものである。中共ウイルスが世界中に蔓延したことから分かるように、中共と親密な関係にある国や都市、組織、個人と次から次へと広がり、これらは、いかなる国や個人であっても、この感染状況の深刻さは中共との親密度と正比例するものである。中共寄りを取れば、生命に危険をもたらすことになる。このことは、国内外の中共に騙され、コントロールされ、悪事を働いている全ての人々への天からの警告である。

 かつて権力を握っていた中共の江沢民派の周永康、薄熙来、李東生、周本順、張越、孫力軍らは、力尽くで法輪功を迫害したため、すでに刑務所にぶち込まれている! 神の目は電光のように鋭く、漏れがない。法輪功学習者が伝えた真相を大切にし、自分と家族の未来と生命を大切にし、直ちに、法輪功への迫害を停止しなければならない!

 統計資料ダウンロード:(中国語)ダウンロード(63KB)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/8/407413.html)
 
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