カナダ保守党党首「全世界に中共の人権侵害を宣告する時が来た」
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 【明慧日本2020年6月22日】(カナダ=明慧記者)「先進国首脳会議(G7)は全世界の民主国家を目覚めさせ、中国共産党(以下、中共)が人権を侵害する国だと宣告する時が来ている。カナダは立ち上がる時だ。自分のためだけでなく、中国や香港市民のためでもである」。カナダ保守党の党首で国会議員のアンドリュー・シーア(Andrew Scheer)氏は、ネット上のインタビューで、全人代で採択された『香港版国家安全法』についてこう語った。


カナダ保守党党首、国会議員アンドリュー・シーア氏

 中共ウイルス(武漢肺炎)が世界にもたらした大規模な被害は、まだ収まっていない。2020年5月28日、中共当局は国際社会の呼びかけや香港市民の抗議を無視して、香港市民の自由を制限する『香港版国家安全法』を全人代で採択した。中共の一連の倒錯した行動は、国際社会と各界の人々に、中共の邪悪な本質をより一層認識させた。

 シーア氏は、カナダ政府を促して国際連合を結成し、中共官員の政治取引の手段に対して制裁を行い、中共当局の香港の自由に対する圧制計画に対処しなければならないと話す。同氏は「中共政府は香港市民の権利と自由に対して、前代未聞の攻撃を始めた。今(カナダ)政府は声明を発するだけでなく、我々の同盟国と共に行動し、中共政府に対し、必ず自らの承諾を遵守しなければならないと要求すべきだ」

 「この数年起きた一連の事件を見れば分かるように、中共は非常に具体的な侵略行動をとっている。今の事実(香港版国家安全法)を、自由を愛する国に告げ、目覚める時が来た。我々は共に努力して、お互いに支持し合い、共に、中共が取ったこれらの非常識的な挙動に反対しよう」と述べた。

 シーア氏は、過去数十年来、西洋社会は中共が行なった改革が国民にある程度の自由をもたらすだろう、と思っていたという。「過去数年の中で、このような事は起きないと信じていた。しかし、彼らはさらに専制になり、そして基本的人権を受け入れるいかなる形式と道も放棄した」と同氏は述べた。

 シーア氏は、早急に考えなければならないことは、外交身分に守られた中共の代理人がカナダで業務を展開していることだ。「我々はこのようなことを拒否しなければならない」と同氏は最後に述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/2/407194.html)
 
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