カナダ国会議員 「中共とWHOの責任を追及すべき」
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年5月9日】(カナダ=明慧記者)最近、カナダの国会議員マイケル・クーパー氏は取材に応じ「中国共産党(以下、中共)、および世界保健機構(WHO)」に対して独立した調査を行ない、感染症の真相を隠蔽したことによって、ウイルスを大流行させた責任を追及すると同時にカナダと中国の関係を広範囲にわたって再確認し、カナダは中国経済への依存を再考するよう提案した。


カナダの国会議員・マイケル・クーパー氏

 世界保健機構は中共に屈し、公共衛生の安全よりも政治を優先した

 クーパー議員は、WHOは答えるべき問題が多くあるという。なぜならば感染症が爆発してから、WHOが提出した情報は不正確で、誘導性が含まれている虚偽のものだった。実際のところ感染症が発生してから、確認できた唯一の真実はWHOは中共政権に服従していることだという。

 「中共は、WHOを2月末に中共ウイルス(武漢肺炎)の発生地・武漢入りを許可した。では、なぜWHOは中共政権が報告したデーターを信じたのか? そしてアメリカと台湾は武漢からの旅行制限をしたことを叱責した。このことにおいてもWHOは一役買ったのである」

 「WHOは世界の衛生安全対策よりも政治を優先させた。そのためWHOは職務を果たせず、今日私達が直面している世界規模の災難をもたらした。社会経済に与えた影響に重大な責任がある」と述べた。

 感染症を最小化した中共は、調査を受けるべき

 中共は初めて旅行制限を実施した時、海外旅行は同じように制限していなかった。そのため、中共政権は早期から武漢肺炎の深刻な脅威を知っていたことは明らかだ。しかし中共は報告していなかっただけでなく、その深刻さを形骸化し、あらゆる機会を利用して(感染症の脅威を)最小化していた。WHOも中共ウイルスの過小評価を繰り返したことで、全世界の公共衛生に巨大な損失をもたらした。

 クーパー議員は、私達は何が起きたのかを深く知る必要があり、中共政府が知っていながら報道しなかった悪い情報とは何なのかについて独立調査をするよう励まし、米国とオーストラリアは中共政権の中共ウイルス(COVID-19)に対する取り扱いについて、独立調査を実施すると述べた

 マイケル・クーパー議員、カナダ政府は中共との関係を改めるよう呼びかける

 人々が不思議に思っていることは、WHOは北京からの情報を報道し続けた。私達がその報道から見て取れたことは、WHOの失敗とWHOに対する中共政権の影響力である。このことについてカナダ政府は答えを求めず、かえって先週、共同声明に署名し、WHOを完全に信用し支持していることである。

 中共のこの問題に関して、クーパー議員は、カナダ政府は措置を取るつもりがあるのかを問い、中共政権が早期の段階で真実の情報を抑圧した責任を追及するよう求めた。(感染症の早期予防)を行なっていれば、中共ウイルスの拡散を大幅に減らすことができたのである。

 カナダ政府は同議員の呼びかけに回答せず、米国とオーストラリアの独立調査を支持するかどうかも回答をしていない。

 「私達は中共政府に責任を負わせる必要があり、カナダと中国の関係を広範囲にわたり見直す必要がある。そして経済や多くの方面において中国に依存していることを再考しなければならない」とクーパー議員は語った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/3/404703.html)
 
関連文章