人心を放下すれば状況は瞬時に変わる
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月10日】去年9月、生理がきませんでした。11月に再び生理がきました。いつも通りおよそ7、8日で終わりました。しかし、予想外に、1週間も経たないうちにまた生理がきました、しかもものすごい勢いでやってきて、経血の量が初日から普段の一番多い日と同じぐらいでした。立っていると、経血が水のように流れ続け、さらに横になれば、流れが潮のように押し寄せてきます。経血の色も鮮やかでした。当時とても不安な気持ちでした。経血が多かったり、少なかったり、生理がきたり、こなかったりして、女性が閉経の前にこのような症状が出てくる話は聞いたことがあるので、気に留めませんでした。

 身体に不自由があっても、仕事に支障をきたすようなことはありませんでした。私の仕事は活動範囲が広く、体力の消耗も激しく、また、流れ作業のため、経血の量が多くなり、生理期間が長引き、生理の周期を乱しているので、数日休めば回復できると考えました。ほかの同修からも生理の期間が長引いたり、経血の色が鮮やかで、量も多いのは何でもないことで、数日で治るという話を耳にしたことがあります。自分だけではないことが分かったものの、心の中では少し焦りました。まるで師父が仰ったように「口では放下したと言いながら、実際は全然放下していない人の場合は、なかなか難しいのです」[1]。生計を立てるために、報酬の高い仕事を選ぶので、仕事の量も自然と多くなります。自分の精力と体力も消耗するので、修煉の事も粗末にしてしまい、人心や、雑念が湧き出てくるのです。今年のお正月にコロナウイルスの感染状況が深刻になり、感染が爆発的に広がり、人々は不意打ちにされ、至る所で都市閉鎖が実施されました。同修達は皆、いろんな方法で、衆生を救い、分秒を争って人を救い済度しているのに対し、私は昨年の暮から年が明けるまで、生理の事に悩まされ、経血は止まることなく続いていました。この状況を見て、自分は放下出来なくなり、怖くなりました。食事も、睡眠もよくとれず、心が晴れませんでした。そして私は「食事を摂るのは生きる為で、生きることは衆生を救い済度するためです。私はほかにすべきことはありません」という理を悟りました。私は靴を履き、急いで姉たちの家へ向かいました。姉たちに真相を伝えたら、皆大法のことに賛同してくれて、思いのほか効果が良かったのでした。西から東まで走り回って、自分は1枚の薄いズボンしか穿いていなかったことに気付きました、しかし、綿入れのズボンを穿いてるより暖かかったのでした。全身ポカポカで、汗ばんでいました。

 しかし、一息ついたら、また自分の身体を心配し始めました。どうしたのかしら、子宮筋腫かしら? 腫瘍が破れたのかな? それとも避妊リングの不具合かな? でなければなぜこんなに出血するのか? もしかしたら、誰それみたいに子宮内膜炎になるのか? でなければ誰それがいつか言っていた様子を同修に聞いて参考にしてみようか? 等々の様々な人心がひっきりなしに湧き出て来ました。身体の具合の悪い同修がいると聞くと、その同修はどの様な痛みなのか、自分の症状と似ているかどうかを電話かけて確認したくなるのでした。その後、同修と学法をして、師父の「あなたはなぜ行ったのですか。聞きに行って、求めていたのではありませんか? 耳に入れようと思わなければ、それがどうやって耳に入ったのでしょうか?」[1]という法を読みました。これは師父の教えです。自分は正念を全く持てず、すべて人心しかありませんでした。内に向けて探さず、全部外へ向けて探して求めていました、恐れる心が強く、常人の方法を用いて、解決策を求めていました。しかし、法に照らして、確実に実行してこそ、はじめて修煉と言えるのです。

 どの人心が今の状態をもたらしたのでしょうか? 自分が病気になることを恐れている心なのでしょうか? 家に戻り、私は真剣に内に向けて探し始めました。その時、師父の法が再び頭に浮かびました。「ですから、わたしに病気を治して欲しいなどと言わないでください。 わたしは病気治療はしません。『病気』という言葉さえ聞きたくありません」[1]。私は自分が病を患っている考えにこだわりすぎていたのでした。師父はこの様に仰いました。「もしあなたが病気のことばかり考えるその心を捨てられないのなら、われわれは何もしてあげられないし、どうすることもできないということを強調しておきます」[1]。私は内に向けて探し続けました。繰り返して探していたら、たくさんの人心や執着心を見つけました。これらの人心を発正念をして取り除こうとした時に、師父の「放下」という言葉を思い出しました。この一念がパッと現れた後、下腹部にサッと清流のような涼し気なものが流れてきました。その時、出血が瞬間に止まりました。急いでお手洗いに駆けつけて確認してみました、本当にそうでした。その夜、私は一晩中ぐっすり眠りました。

 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/23/408038.html)
 
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