精進して着実に修め、より多くの人々を救う
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年4月8日】私は法輪大法を修煉してから、テレビを含めてどんな娯楽に対しても興味がなくなり、人間世界のすべてが瞬く間に消え去るに違いないと感じる様になりました。その代わりに時間があれば大法の本を学んだり、暗唱したりして睡眠時間などもあまり必要としませんでした。

 真剣に修煉する私を師父が励ましてくださった

 師父の経文『真修』には、「佛は、皆さんを済度するために、かつて常人の中で物乞いをしていたのです。わたしは今日、門を大きく開いて大法を伝え、皆さんを済度しています。わたしは無数の苦難を嘗めても苦しく感じたことなどないのに、皆さんはまだ何を放下できないのでしょうか? あなたは心の中で放下できないものを天国へ持っていけるのでしょうか?」と書かれていました。私は初めてこれを読んだ時に思わず涙が止まりませんでした。師父は、私たちを救い済度するために数え切れない苦労をされましたが、弟子として精進しなければ、どう師父のご期待に応えられるでしょうか?

 ある日、私はうとうとしていると、色とりどりの大きな法輪が空の南西部の方で回転しているのが見え、美しくてはっきり見えたので、思わず声を出し喜んで叫びました。側にいた夫は私を軽く叩いて、「どうしたの?」と聞きました。私は目が覚めて「法輪を見ているのよ」と言いながら目を閉じました。すると、またしてもたくさんの大きさが違う法輪が回転している玄妙な光景が見えたので、また思わず声を出しました。夫が再び私を叩いて起こしたので、私は「何で叩くの? 今、法輪を見ているところなのに」と言うと、夫は「君の大きな声が聞こえたから」と注意してくれました。私はそのまま眠り続けましたが、今度は夢の中で縦長の楕円形が見え、その中にたくさんの大法弟子が立っていて、私はその楕円形の上で微笑みながらそれを見下ろしていたのでした。

 それから二十数年近く過ぎましたが、その光景は今でもはっきり覚えています。当時私はこの夢の事を指導員である同修に聞くと、彼は「あなたが精進しているので、師父があなたを励ましてくださったのですよ」と説明してくれました。

 しかし、時には修煉を緩めることもありました。ある日、夢の中で師父が我が家に来てくださいました。私はとても嬉しくて、師父を部屋にお迎えしました。師父は白い半そでのシャツを着ておられ、部屋の真ん中に座り、A4サイズの紙に何かを書かれました。私は師父の向こう側のちょっと離れた所に座っていたため、はっきりと見えませんでしたが、思惟の伝達によってなんとなくわかったように感じました。師父が書かれたのは「大法を学んで着実に修める時間は限られており」[2] でした。私は目覚めてから、師父が精進していない私を悟らせる為だったのだと分かりました。師父はいつも弟子たちの側で見守ってくださっており、自分の精進が進んでいない事を大変後悔しました。それ以後、私は師父が語られた「修煉は子供のたわむれ事ではなく、常人のいかなることよりも厳粛で、思うようにはならないものです」[3] についてより深く理解出来るようになりました。そして私は真剣に修煉して、「真・善・忍」に基づいて自分を律するようになりました。

 心の奥から執着心を取り除く

 私と夫の情はとても深いと感じていました。私はこのような素晴らしい功法を夫にも学んでほしいと思っており、夫も一時、私を喜ばせるために動作を習って一緒に煉功をしていました。しかし、学法をしない夫はしばらくして煉功をやめてしまいました。当時、私はまだ修煉したばかりで、心性を修めることを知らず、夫が煉功をすると喜びましたが、そうでないと機嫌が悪くなり、毎日葛藤する日々でした。とうとうある日、夫は私に「俺の事は構わなくていい。俺が修煉しようと思えば、最終バスに乗っても間に合うのだから」とはっきり言いました。師父は「もし、学ぶ人が心からしたくないのであれば、いかなる問題も解決することはできませんし、しかもトラブルが生じます。もし、改めなければ、トラブルを激化させ、その結果、法を学ぶことを大きく破壊してしまうのです」[4] と教示されました。学法を通じて、私はこの心を放下する事が出来ました。

 2015年12月24日の早朝、私が坐禅をしている最中、夫は私の前に立って「先ほど怖い夢を見た」と言いました。私は坐禅の後で教えてと言いましたが、夫がそこに立ったまま離れなかったので、私は「それなら一緒に坐禅をしてね」と言うと、夫はベッドに座って坐禅を始めました。30分位過ぎた頃、突然夫は身体が燃えているかのように熱くて我慢できないと言いだし、坐禅をやめて私に自分が夢で見た光景を教えてくれました。「さっき夢の中で大爆発が起きたのが見え、とても恐ろしかった。今でも燃えているように感じている。夢の中で、大勢の人たちが恐怖であちらこちらを逃げ回り、僕も我が子を背負いながら逃げる場所が見つからなかった。その時、爆発で飛ばされてきた1枚の板には『法輪大法』の4文字が書かれていた。その時、心の中で『法輪大法』しか僕を救えるものはないのだと思った」という夫の話を聞いて、私は「師父があなたに修煉するように教えてくださったのよ。今の世の中では人々の心がここまで悪くなり、人間が治めなければ天が治める事になるのです。本当に災難が来る時には、夢で見たより何倍も大きいか計り知れないと思います。大法は衆生を済度するもので、大法弟子は人々を救っています。以前、あなたは最終バスに間に合うと言いましたが、今はその最後の最終バスだと思います。師父があなたに慈悲を与えてくださり、あなたを救い済度してくださるのですから、早く大法を修煉しましょうね!」と言いました。夫はその日から修煉を始めました。しかし、夫は時間があればテレビを見たりして、真剣に修煉をしませんでした。焦りを感じた私はいつも夫を促しましたが、夫がいう事を聞いてくれないと私の機嫌が悪くなり、「いい加減にしなさいよ!」と態度が冷たくなってしまいました。

 そんな状態の中、ついに夫は私を避けるために家を出て、兄の家に行って10日間も戻ってきませんでした。悲しさと寂しさに苦しんだ私は、発正念をしても落ち着きませんでした。同修と交流したところ、同修は「他の人が修煉しなくても、あなたはこんな気持ちにはならないでしょう?」と言い、これは私の情による結果なのだと指摘してくれました。冷静になって内に向けて探して見ると、人を変えようとすることこそ、中国共産党の党文化ではないか? 夫自身が修煉したくないのではなく、旧勢力が阻んでいるからです。20年余り修煉して来た私が、自分の基準で夫を強要しているのでなないか? 強制によるものは修煉ではなく、この焦りの心こそ執着心で、 取り除くべきものだと気づかされました。私は情に振り回されて夫を反対の方に向かわせ、悪い事をしているのに等しかったのです。また、夫はすでに法を得ており、師父に見守られており、私は他人の運命を変える権利も能力もありません。師父は「あなたは他人の生活に干渉し、他人の運命を左右することができるはずがありません。妻や子供、親、兄弟などのような家族の人たちの運命も含めて、他人の運命があなたの思い通りになることがありえるでしょうか?」[5] と語られました。私は夫が戻ってきたら必ず謝ろうと考えていました。

 その後、夫は家に帰ってきました。私は夫に「ごめんなさい。私が悪かったのです。私は自分の基準を持ってあなたを律しようとしたことは自分勝手なやり方で、あなたを傷つけてしまったかもしれません。このままならあなたに害を与えるだけではなく、私自身もダメになるので、これから自分を直します。師がおられ、法があるので、自然に従いましょう」と言いました。

 それ以降、私はいつも師父の詩「名利情を修し去り 圓満して蒼穹に上る 慈悲をもって世界を見れば 今し方迷いの中から醒める」[6] を暗唱し、自分の言動を大法に基づいて照らし合わせて、たくさんの執着心を放下するようになりました。私が変わると、夫にも変化が現れてきました。現在、夫は基本的にテレビを見なくなり、自ら学法をするようになり、『論語』を暗唱し、ほとんど毎日煉功を続けています。夫は大法の真相を人に伝えるようになりました。ある時彼は農村に行って、村の人に法輪功学習者は皆善い人なので、迫害をしないようにと伝えました。時には夫は笑いながら「君がいないと、たぶん僕はダメだと思う。大法が素晴らしいので絶対にやめることはないけれど、君のように精進がまだできていないのだから」と私に言いますが、ある面では夫の方が私よりよく修めています。大法はすべての人心を変えることが出来、学法しさえすればおのずと変化が現れるのです。

 いろいろな機会を利用し、心から人々を救う

 大法弟子の使命は大法を実証し、衆生を救い済度することです。大法の真相を伝えて人を救うことはすでに私の生活の一部となり、すべての機会を利用して、心をこめて人々を救っています。例えば、買い物をする時には買い物で困っている人を助けてあげたり、見返りを求めず、店員の方には「ご苦労様です」などと、あいさつをすることで相手との距離を縮め親しくしくなってから、自分は法輪功学習者ですと話し、自然に大法の真相を伝えた上で「三退」を促すようにする事で、ほとんどの人は喜んでそれに同意してくれました。

 ある時、私は朝市で買い物をしている時に、隣で野菜を売っている人が「お腹が空いてたまらないけど、家の人はまだ仕事の交代に来てくれない」と言うのが聞こえました。私はすぐ市場で蒸しパンを買ってきてその人に渡しました。その人は喜んで「買って来てくださってありがとうございます。いくらですか?」と私に聞きました。私は「さっき、『お腹が空きました』と聞こえました、どうぞ食べてください、お金はいりません」と言うと、その人はとても感謝しました。「私は法輪功学習者です」と伝え、大法の真相も伝えました。その後で、「ぜひ『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と言ってください」と言うと、相手は「分かりました」と笑顔で答えてくれました。

 またある日、市場で野菜の詰め放題をやっていました。買い物客はみんな野菜を選びながらできるだけ多く袋に詰め込んでいました。私は野菜を順番に取って適当に袋に入れました。お金を払う時に、店員は私に「あなたは他のお客さんとは違いますね」と声をかけてくれたので、私は「そうですか? 私は法輪功学習者です。野菜を売るのは苦労が多く大変ですね」と言った後で、「法輪功学習者はみな真・善・忍を修める善い人です。中国では平和的に法輪功を修煉する人々を理由も無く弾圧していますが、現在世界中で100以上の国々と地域で広まっています。中国共産党はこれまで起こした数々の運動で、すべて嘘偽りの宣伝をして国民を騙しているのです」と伝えました。店員は私の話に賛同して、「三退」に応じてくれました。

 ある時、私はバスに乗っている間に、3回、人に席を譲りました。実は私も60歳を過ぎていますが、私より年上の人が立っているのを見て席を譲りました。次のバス停に着くと、乗客が降りて席が空いたので、再び座りました。しばらくすると、新たに乗客がバスに乗り、その中に小さな子供連れの女性がいました。私はまた席を譲りました。次のバス停になると、他の乗客が「席が空いたよ」と教えてくれました。私は感謝しながらその席に座りましたが、今度は足が不自由な人が乗って来ました。私は結局、3回席を譲った事になります。それを見たある乗客の一人は私に「あなたはとてもやさしい人ですね。人に3回も席を譲ったのを見ました」と褒めてくれました。私は周りの乗客に「私は法輪功学習者です。大法の師父は私たちにどこに居ても良い人になり、どんな時にも人のことを先に考えるように教えてくださいました。テレビで放送された『天安門焼身自殺』事件は捏造されたニュースなのです。考えてみてください。あれほど大きな天安門広場で、数分の間に十数個もの消火器を持つ警官が現場に駆けつけて来て火を消すことは可能でしょうか? それは国民を騙す宣伝に過ぎません。それに佛を修める人が殺生などするでしょうか?」と伝え、「三退」を促しました。真相を知った乗客は「三退」をしました。

 このような例はまだ沢山あります。大法弟子の善い行ない自体が大法の真相であると思います。師父は私たちにより多くの衆生を救い済度するように教えてくださったので、私は心を込めてそれを実践しています。私はいつも大法のお守りと真相伝えの小冊子をバッグに入れて持ち歩き、真相を伝えたうえで小冊子やお守りを渡しました。私は真相を伝える人数にこだわらず、1人でもしっかりと分かるようにして、人々が生きた媒体となれば、それがより多くの人々に伝えることになると思います。

 私は8年前から携帯電話を使って真相を伝えています。最初のSMS、MMS、自動通話から直接通話するようになりました。真相伝えの電話をかける過程は自分自身の心性を高める過程にもなりました。感謝する人もいれば、汚い言葉で罵る人もいて、さらに自然災害と人災の前で身を守るように「三退」することを伝えると、相手から「お前が死ね」と逆に言われたこともたくさんありました。最初はそういう話を聞くと心が惑わされ、怨恨する心、戦う心、焦る心で心中穏やかではありませんでした。逆に、相手が私の話を受け入れてくれたり、感謝してくれたりすると、私に歓喜心と顕示心が生じてしまいました。また、同修が私より「三退」を多くさせた場合には、嫉妬したり争ったり見栄をはったりする心までありました。私はこれらの良くない心を見つけては、様々な執着心を取り除くようにしました。現在、もし相手が私を罵ったり、電話を切ったりしても私は怨むことなく、逆に相手が救われないことを心配し、かわいそうだと思うようになり、再度電話をかけ、「あなたを怨む気持ちは全くありません。あなたも中国共産党の嘘偽りの宣伝に騙された被害者なのです。あなたは良い人なのでこの真相を聞くことができます」と誠意をもって話すと、相手も最後まで聞き、真相を知った上で「三退」することが多々ありました。真相を伝える過程で、私に感謝する人もたくさんいましたが、私はいつも「感謝するなら、大法の師父に感謝してください。師父が私たちに人々を救うように教えてくださいました」と伝えました。

 ある時、真相伝えの電話で一人の女性に話をしました。しばらく伝えていましたが、何の反応もなかったので、私は「聞いておられますか?」と聞くと、相手は低い声で「続けてください」と言いました。またしばらく伝えた後「分かりましたか?」と聞くと、女性はまた「どうぞ、続けてください」と言いました。相手が真剣に聞いていると分かり、私は江沢民がなぜ法輪功に対して迫害を画策したのか、天安門焼身自殺事件の真相とは何か、また、法輪功は今、世界中で100以上の国々と地域で広まっている状況である事と江沢民が告訴されていること、それに3億以上の人々が「三退」をした事実などを伝えました。最後に、この女性は「三退」を決めました。

 お年寄りの場合には、私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を常に念じれば、健康と無事を守る宝物なのだと伝えました。そして相手が覚えるまで何度も一緒に念じました。

 私は安全のために真相伝えの電話を外でかけています。寒い冬でも残暑でも、雨の日でも風の日でも私は長年続けてきました。ある時、雨の中で傘をさしながら真相伝えの電話をかけましたが、終わった時にはズボンも靴もびっしょり濡れてしまいました。私は会える人には直接真相を伝え、会えない人には電話をかけて真相を伝えています。同修の皆さん、人を救う時間はそれほど多くないと思います。師父は焦られています。大法弟子の私たちはさらに緊迫感を持たなければなりません。人を救おうとすれば、師父が縁のある人を按排して私たちの所に来て大法の真相を聞かせるのです。私たちは皆、師が法を正すことを手伝う使命のある大法弟子です。師父は「どのような生命が宇宙大法に済度されるほどの資格を持っているのでしょうか?」[7] と語られました。同修の皆さん、共に精進して自分を良く修め、より多くの人々を救い済度し、私たちの大きな使命を果たしましょう!

  注:
  [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「真修」
  [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「目覚めよ」
  [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「退職した後に修煉する」
  [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「いかに輔導するか」
  [5] 李洪志師父の著作:『轉法輪
  [6] 李洪志師父の詩:『洪吟』「功成って圓満する」
  [7] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「私からの棒喝」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/27/403032.html)
 
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