「陝西省太白山にある劉伯温の碑文」の預言
■ 印刷版
 

文/李揚、景天

 【明慧日本2020年4月9日】明の時代に活躍した劉伯温(りゅう・はくおん)は、清廉潔白な軍師として、皇帝から絶大な信頼を得ていました。劉伯温は、伝染病に見舞われた今日の中国を当時すでに預言しました。1999年ごろ、陝西省太白山で、地震によって倒れた石壁の裏から劉伯温の預言が現れました。この碑文には、「ある亥(い)年と子(ね)年になる時、まるで『因果応報』という言葉をはっきりと示すかのように、巨大な災難が現れる」と記載してありました。

 私は、「陝西省太白山にある劉伯温の碑文」からわかったことや気づいたことをもとに、私の考えをまとめましたので、縁がある方と共有できればと思います。

 • 今回の疫病によって、悪人なら死に、善良な人なら無事に乗り越えられるでしょう。また、悪いものを捨てて、道徳にかなうものに従おうとする者も、この災難を乗り越えられるはずです。

 • ある聖人が現れ、佛法大道を広く伝授します。碑文には、この聖人の名前や海外で行なったことがはっきりと記載されています。

 • 未来(この疫病が終わった時)に、善良な人と修煉者のみが生き残り、その後は人類が幸せに生活していけるでしょう。

 この預言は人々に、「この時、世の人々を救い済度する聖人が現れます。世の人々はこの人を崇めて、この聖人が教えてくださった大法を信じれば、救われるでしょう。逆に、大法や彼の弟子を迫害することに関与した者は、この災難に遭って、悪の報いを受けます。だが、もし危険が訪れた時、直ちに悔い改めて心を善へ導くのであるならば、その者もまた救われるでしょう」ということを伝えていました。ですから、この預言の目的は、もっと多くの人々が救われることにあるのです。

 この預言について、大部分がすでに実現しました。次に、現在、世界で起こっていることに関わる部分を以下で解読していきます。(解読方法:碑文の一言の原文「中国語」の下に日本語の直訳と解読文)

 • 天有眼,地有眼,人人都有一双眼 (中国語原文)

 日本語の訳文:天に眼があり、地に眼がある。人々にも両眼がある。

 解読:人のすべての行為について、天や地が全部記録しています。この時(今、疫病が蔓延している時期)、すべての善と悪に対して応報がやって来る。人々は自分の目でこの災難を見る。

 •  天也翻,地也翻,逍遥自在乐无边(中国語原文)

 日本語:天が翻(ひるがえ)り、地が翻り、悠々自在に無辺である。

 解読:災難によって、天地がひっくり返らんばかりに変化する。善に報いて心を修める人なら、自由自在に楽しめる。

 •  贫者一万留一千,富者一万留二三(中国語原文)

 日本語:貧者の場合、1万人のうちに千人が残り、富者の場合、1万人のうち2~3人が残る。

 解読:今回の災難によって多くの人が死亡する。善良な貧しい人と善良な人を迫害する人(権力があって、身分が高い人)の死亡率が異なる。

 •   贫富若不回心转,看看死期在眼前(中国語原文)

 日本語:貧者も富者も、心を入れ替えなければ、死は目前である。

 解読:すべての人は心を善に向けて入れ替えなければ、淘汰される。

 •  平地无有五谷种,谨防四野绝人烟(中国語原文)

 日本語:平地に穀物はなく、四方に人煙はない。

 解読:疫病によって、穀物などがなくなり、人もいなくなり、土地は広範囲にわたって荒れ果てる。

 •  若问瘟疫何时现,但看九冬十月间(中国語原文)

 日本語:疫病が現れるのは、冬の10月である。

 解読:疫病は冬の10月から始まる。

 •  行善之人得一见,作恶之人不得观(中国語原文)

 日本語:善を行う者は見ることができ、悪事を働く者は見ることができない。

 解読:疫病の起源と全て過程について、善を行う者ははっきり見える。悪事を働く人なら、死んでもわからない。

 •  世上有人行大善,遭了此劫不上算(中国語原文)

 ※これについて、二つの解釈があります。

 日本語:世の中に大善を行なう人がいる。今の時期にこの災難に見舞われたら、とても惜しいことだ。

 解読:

 •  普段大きな善のことを行なってきた人でも、この時期に、もし根本的な善悪を間違って選択し、悪の方に行くと、この災難に見舞われてしまう。これは大変惜しいことだ。

 •  今の時期に、つまり世の中に善の大法を広げる時期に、大法の機縁を逃がしてこの災難に見舞われるのは、とても惜しいことだ。

 •  还有十愁在眼前(中国語原文)

 日本語:まだ目の前に十の愁いがある。

 解読:疫病以外に、まだ10件の愁いごとがある。

 •  一愁天下乱纷纷,二愁东西饿死人(中国語原文)

 日本語:一つ、天下が紛争で乱れる。二つ、世界中で餓死者が出る。

 解読:天下大乱、餓死者が野に満ちる。

 •  三愁湖广遭大难,四愁各省起狼烟(中国語原文)

 日本語:三つ、湖北省や広東省などの地域がまず災難に遭う。四つ、各省から狼煙(のろし)があがる。

 解読:湖北省や広東省、及び香港の地域がまず災難に遭って、各省が乱れて狼煙があがる。

 •  五愁人民不安然,六愁九冬十月间(中国語原文)

 日本語:五つ、人民は不安になる。六つ、10月の冬を超えられない。

 解読:人々は安全安定な生活がなくなり、中国の旧暦10月が関である。この関を乗り越えられるかどうか。

 •  七愁有饭无人食,八愁有人无衣穿(中国語原文)

 日本語:七つ、ご飯はあるが食べる人がいない。八つ、人はいるが、衣服を着ていない。

 解読:死んでいる人が多すぎて、ご飯があっても食べる人がいない。また、経済の景気が悪く、衣服さえない人もいる。

 •  九愁尸体无人捡,十愁难过猪鼠年(中国語原文)

 日本語:九つ、死体を埋葬する者はいない。十、亥(い)年と子(ね)年を超えるのは難しい。

 解読:死んでいる人が多すぎて、片付けて埋葬する者がいない。亥(い)年と子(ね)年に疫病だけでなく、また、いろいろな災難が現れるので、乗り越えられるのは難しい。

 •  若得过了大劫年,才算世间不老仙(中国語原文)

 日本語:もし大災難の年を乗り越えれば、ようやく世間の不老不死の仙人になれる。

 解読:すべての人がこの災難に遭うことになるが、荒波は砂を洗って、金を残す。真の修煉者ならこの災難を乗り越えて、不老不死の仙人になる。

 •  就是铜打铁罗汉,难过七月初一十三(中国語原文)

 日本語:銅を打ち、羅漢を鋳(い)ても、7月13日を乗り越えるのは難しい。

 解読:体がいくら元気で、丈夫であっても、心が善でなければ、中国の旧暦の7月1日から7月13日までの間の災難を乗り越えられません。

 •  任你金钢铁罗汉,除非善乃能保全(中国語原文)

 日本語:金剛の身体でできた羅漢に任せても、非を退け、善を持っていなければ安全とはいえない。

 解読:この災難を乗り越えるポイントは真の「善」である。

 •  谨防人人艰难过,关过天翻龙蛇年(中国語原文)

 日本語:人々は必死に難から身を守り、辰年と巳年を過ぎて初めて大難が過ぎ去る。

 解読:亥(い)年と子(ね)年の災難を乗り越えて、子(ね)年から、丑(うし)年、寅(とら)年、兎(う)年の間、世間には天地を覆すほどの大きな変化が起こり、辰(たつ)年と巳(み)年になると、初めて落ち着くようになる。

 •  幼儿好似朱洪武(中国語原文)

 日本語:幼児は朱洪武のように。

 解読:朱洪武とは、明の始祖である朱元璋(しゅげんしょう)で、年号は洪武帝(こうぶてい)である。この碑文の作者劉伯温は朱元璋の軍師である。

 幼児について、中国の伝統文化によると、十八子は一番小さい子という意味があり、つまり幼児という意味がある。逆に言えば、幼児には十八子という意味合いがある。「十八子」は単純に文字として、文字当てのなぞなぞである。「十八」を組み合わせて「木」という字で、また「子」を下に付けて「李」という文字になる。つまり、幼児ということは「李」という人だ。「李」の人は明の始祖朱元璋のような「志」があるという意味である。

 ここで、この時期に衆生を救い済度する聖人は、「李」という人だという意味である。

 •  四川更比汉中苦(中国語原文)
 
 日本語:四川は漢の中よりも苦しい。

 解読:四川についての筆者の認識としては、今の中国の四川ではなく、四方八方の山と川を指す。つまり中国以外の海外の諸国という意味である。

 漢中については漢民族の中心のことで、ここでは漢民族の伝統文化、つまり中国五千年の伝統文化を指す。

 今、全世界巡回公演している「神韻」は中国五千年の伝統文化を集めて、世の人々に善や正義、良知を啓示し、世の人々を救っている。この面から言えば、世の人々は苦しみの中で神韻の救いを待っているという意味になる。

 •  大狮吼如雷,勝過悼百虎(中国語原文)
 
 日本語:大獅子(おおじし)が雷のごとく吼(ほ)え、倒して百の虎を悼(いた)む。

 解読:獅子吼(ししく)とは佛家の言葉で、獅子は百獣の王のことで、獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力にたとえている、ここでは大法が獅子吼のように広まることである。

 百虎について、百は多いという意味、今の中国には偽り、悪、暴力などが盛んで多く、虎のように善良な人を迫害している。大法の威力によって、百虎が絶滅していく。

 •  犀牛现出尾,平地遇猛若(中国語原文)
 
 日本語:サイが尾を出し、平地で勇猛な獅子と出会う。

 解読:中国に「犀牛望月(さいぎゅうぼうげつ;犀が月を見る)」という熟語がある。伝説によると、サイはもともと天上の神だった。罰を受けてこの世間に落とされたとされている。サイが月を見るというのは天上に戻りたいという意味である。勇猛な獅子と出会うことは、大法を広げる大師と出会って、善良な人たちは「そもそも自分が天国から人間界に降りて来た」ということを思い出し、大法を聞いて、返本帰真しようという意味である。

 •  若问大平年,架桥迎新主(中国語原文)
 
 日本語:太平の時期はいつか、橋を架けて新しい主を迎える。
 
 解読:災難が過ぎ去ったら天下太平となり、人々は海外(橋をかけて)から来られる救世主を出迎える。
 
 •  上元甲子到,人人哈哈笑(中国語原文)
 
 日本語:甲子(きのえね)の年の上元(じょうげん)に至り、人々は笑っている。

 解読:次の甲子年は2044年のことで、上元というのは中国旧暦の正月15日である。2044年の正月15日、その頃になると、人々は本当の幸せな生活を送っている。

 •  问他笑什么?迎接新地主(中国語原文)
 
 日本語:彼らは何を喜んでいるのか? 新しい主を迎えたからである。
 
 解読:人民の新しい主が現れる。
 
 •  上管三尺日,夜无盗贼难(中国語原文)
 
 日本語:上は三尺の日、夜は盗賊もいなくなった。

 解読:この時期になると、人々の道徳基準は高く、天人合一(てんじんごういつ)の理屈がわかっているので、夜になっても盗賊が出ない。

 •  虽是谋为主,主坐中央土,人民喊真主(中国語原文)
 
 日本語:謀(思想、精神)が大事で、主が中央に座す、人民が真の主に向かって叫ぶ。
 
 解読:思想や精神を通して、国家を管理する。
 
 • 银钱是个宝,看破用不了,果然是个宝,地下裂不倒(中国語原文)
 
 日本語:お金など、実は無用だと悟った。本当の宝の場合は、地下が裂けても倒れない。

 解読:道徳基準が高い社会の中で、人々は金銭を大事にせず、心を修めることを大事にすれば、どんな災難に遭っても無事である。

 •  七人一路走,引诱进了口 (中国語原文)
 
 日本語:七、人、一があり、口の中に弓をひく。

 解読:これは文字当てのなぞなぞである。答えは「眞」(「真」の古代文字)である。上部に「七」、下部に「一」と「人」がある。「口」の中に「弓」の文字をぴたりと入れると、中部の「目」ができる。「引」の右側(縦の直線)を左側につければ、「眞」となる。

 •  三点加一勾 (中国語原文)

 解読:これも文字当てのなぞなぞである。答えは「忍」である。「勾」という文字を分解して、勹(つつみがまえ)に一を加えたら、「刃」になる。「勾」の中の「厶」に三点を加えれば、「心」になる。「刃」と「心」を組み合わせて「忍」になる。

 •  八王二十口(中国語原文)

 解読:これも文字当てのなぞなぞである。答えは「善」である。八を逆さまにした文字が上部にあり、中部に「王」があり、下部に「廿」(にじゅう)(中国語で二十の意味)を入れ、底辺(ていへん)に「口」を加えて、「善」になる。

  以上の三つの文字当てのなぞなぞは合わせて、法輪大法の「真・善・忍」という意味です。

 中国共産党は法輪大法への弾圧をすでに20年あまり続けています。この20年間に、大法弟子は命の危険を冒して、世の人々に、「三退(三退とは中国共産党、共青団、少年先鋒隊などの組織から脱退することです)すれば、平安を保つことができる」と伝えています。今回の疫病はすでに全世界に広がっています。預言からわかることは、この災難を避ける唯一の方法は、中国邪党の組織から脱退して、心を善へ導くということだと思います。私は世の人々が中国邪党から離れて、心を善に向かわし、すべてのことが平安を保てるよう、お祈りします。     

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/9/402179.html)
 
関連文章