夢で三退を勧められ、現実でも三退を勧められた
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文/中国の大法弟子

 明慧日本2020年3月20日】武漢肺炎が蔓延して以来、私がいる省の道路や村は封鎖され、閉鎖の形式で管理されています。私が住んでいる団地の出入り口も封鎖され、ただ一つだけ、町内会の人や都市管理職員、公安局局員等の守衛をしている検問所が設けられ、出入りをする際には、必ず、身分証明書と通行証を必要とていします。

 毎回私が検問所を通る時に、町内会の主任はいつも「また出かけるのですか? 買い物は多めに買っておいて、次回はもう出ないようにしてくださいね」と言います。私は法輪功を修煉しているため、市の610弁公室の警官らはいつも私を重要監視の対象者として見張っており、町内会の人達は私のことを殆ど知っています。ですが皆は大法の真相が分かっているので、私のことを密かに何回も守ってくれました。ですがそれでもやはり、私がいつも彼らの目の前を出入りするのを嫌がります。

 家に戻ると80歳の父親がリビングの中央にある椅子に座り、仏頂面をして「こんな時にも出かけるのか、今からはもう外出を控えなさい」と私を叱りました。高齢の父を見て、私は何も言い返しませんでした。父は私がウィルスに感染するのを心配するだけではなく、私の身の安全をより一層心配しています。私は今まで何回も迫害されたことがあり、家族には沢山の苦しみを味あわせてしまいました。普段外に出て人に法輪功の真相を伝える際に、修煉をしていない父親までも機嫌が悪くなります。父の身体の調子が悪くて口数も少ないので、家のきまりでいつも母が私に意見するのです。でも母は法輪功の真相が分かっており、私が人を救っていることは良いことだと分かっているため、少し怒りますが、外に出るのを止めたりはしませんでした。

 父を怒らせないように私は一歩下がって、しばらくの間は家でもっと多く学法して、発正念をしようと決めました。それでも毎回、新唐人のテレビ番組で武漢肺炎の死者数を見ると、とても悲しく辛く思います。ちょうどこの日は私の誕生日でしたので、皆は私のために沢山の美味しい料理を作り、祝ってくれました。しかし、沢山のごちそうを目の前にしても、全然喉に通りませんでした。まだ、大法の真相が分からない人達の事を思うと涙が出てきます。外に出たい、人を救いたい、どんなに難しくても、私は早く絶対に衆生に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を心から念じるようにと教え、人々が救われることを伝えたいのです。

 父親が昼寝をしている時に、私は母を説得して外出の許可をもらいました。マンションの下に降りて、ごみをごみ箱に捨てるのを済ませてから、散歩に出かけました。

 静まり返った団地は殆ど人影がなく、ドアと窓はしっかりと閉まっています。やっと1人の女性が横の脇道から、こちらに歩いて来ました。「家にじっとしていられないですよね」と挨拶をしました。彼女は大きい声で「そうね、毎日家の中に居ると息苦しく感じるので、外の空気を吸いたくて」と言いました。私は武漢肺炎について簡単に話をし、すぐに本題に入り「一つ良い方法を教えましょうか。法輪大法は素晴らしいと心から念じて、三退をすれば災難を避けることができます」と教えると、彼女は驚いた顔で、「あなたは法輪功の修煉者ですか」と聞かれました。私は頷きながら、法輪功の真相を伝えました。彼女は「昨夜見た夢の中で、ある人に三退しなさいと勧められました。まさか今日、本当に三退するように言われるなんて!」と驚きました。私もびっくりしました。「あなたは本当に福がある人ね。夢の中にまで、あなたを済度する人が現れたとは」

 彼女は自信満々に「そうです、私は福がある人間です」と言いました。彼女はキリスト教の信者で、以前はある人に法輪功の真相を伝えられ、あだ名で三退をし、その後、中国共産党に騙されて軍隊のような組織に入り、しかも、特別な訓練を受け、赤旗に向けて宣誓したことを話してくれました。私は「それは党員になった証しですよ」と言うと、彼女は「そうかもしれません」と認めました。

 彼女は昨夜見た夢で、ある綺麗な女の人に三退をするように勧められて、「二股かけてはいけません」と言われたそうです。彼女は夢の中でもすぐに三退に同意し、最高のものを選択しました。まさに今日、私と出会って本当に三退を勧められたというのです。彼女は家で居ても立っても居られず、本を読む気にもなれず、仕方なく外に出て散歩でもしようと思い、出るとすぐに私に出会えたので、とても感動していました。私は彼女に前のあだ名で全て加入していた共産党組織を脱退させました。彼女は嬉しそうに同意し、最後に「また機会があったら、お話ししましょう」と名残惜しそうに言いました。 

 現在、私は毎日なるべく外に出て、買い物やごみを捨てに行く機会に、世間の人達に直接法輪功の真相を伝えています。家の中に足止めされて三退する人数が少ないのですが、その数が多かろうが少なかろうが、縁のある人には法輪功の真相を伝え、三退を勧めます。また明慧ネットに発表されていた同修達の体験談を参考にしながら、毎日発正念をしっかりと行ない、中国共産党が疫病を利用してさまたげる、大法弟子の真相伝えの妨害を排除し、衆生が救われることを妨害する邪悪を排除しました。すると数日も経たないうちに、私の団地はすべての検問所が撤去され、自由に出入りが出来るようになりました。

 衆生が災難に遭っている際、私たちは正念をしっかりと行ない、大法が私たちに与えた知恵を使い、師父が私たちに下さった神通力を使い、旧勢力の按排を取り除き、外に出て多くの人を救いましょう! 神様も焦っておられます。縁のある人達は皆、大法の真相伝えを今か今かと待っているのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/28/401789.html)
 
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