文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年7月31日】しばらく前、同修Aさんは懲役1年の拘禁刑を終え、家に帰って来ました。しかし、Aさんはずっと610の人、民間パトロール隊員、住宅地の警備員などによって監視されていました。そして、見知らぬ人やガスの点検、宅急便の配達員と自称する人もよくドアを叩いたりしました。買い物に出かけても、いつも尾行されているように感じ、少しでも間違った行動があれば、すぐに逮捕されるような雰囲気でした。
Aさんは内に向けて探しました。そこで、自分が監視されている実態を同修に文章にしてもらって、明慧ネットに投稿したことを思い出しました。「その文章の内容を伝えた時、自分の慈悲心と優しい気持ちが足りず、警察からの嫌がらせをうまく阻止した後の顕示心や歓喜心があり、旧勢力にその隙を乗じられた結果、610の人と警官が連携して自分を迫害しようとした」とAさんは思いつきました。
その後、Aさんは自分を監視する警官とコミュニケーションを取るように試みました。そして、警官が真面目な人で、今まで窃盗や麻薬常習犯等の案件を担当し、法輪功が濡れ衣を着せられた事実をあまり知らないことが分かりました。Aさんは「自分がしっかり修めておらず、言葉を慎まず、慈悲心と優しさが足らないため、その結果、相手の警官が邪悪に利用され、自分を監視するようになった」と反省しました。
それからというもの、Aさんは警官に、以前自分の体が悪かったが、修煉してから、健康状態が大きく改善されたこと、「天安門の焼身自殺」は自作自演であること、大法は世界の100以上の国と地域で広められたこと、善悪には報いがあり、大法弟子を迫害すれば必ず悪報に遭うこと、功労者を見捨てるのは中国共産党の一貫とした手口であることを話し、くれぐれも邪悪の610の手先にならないよう、政治闘争の犠牲者にならないようにと話しました。
Aさんは警官に、「あなた達の派出所の事務室には、『中国共産党に忠実に従おう』というスローガンを貼ってあるが、しかし、中共は昨日誉め讃えたことを、翌日になれば、批判するかも知れない。例えば、毛沢東が死んでから、鄧小平はすぐに毛を批判し、毛の妻を逮捕して刑務所に入れた。国家主席の劉少奇は文革の中で『裏切り者』として打倒したが、文革が終わると、すぐに偉大なプロレタリア革命家になった。中国共産党はいつも手の平を返すように態度が変わり、白黒を転倒させ、権力をほしいままに振る舞っているから、中国共産党のために働くと、今日の栄誉は明日の犯罪の証拠となるかも知れない。くれぐれも目先の小さな利益のために、大きな損失を招かないようにしてください」と言いました。
警官はAさんの考え方を一部受け入れてくれました。上層部からの迫害の指令はまだありますが、真相を知った後の人は、どうすればいいか分かるようになりました。その後、Aさんに対する迫害はある程度緩和されました。
明慧ネットの文章は修煉者だけではなく、各地の警察官も610の人も読んでいます。もっと多くの人が読んでいるのです。
師父は「顕示心にさらに歓喜心が加わると、魔の心に最も利用されやすいのです」[1]と説かれました。それらの正しくない人心は、旧勢力が修煉者を迫害し、衆生を破滅する口実となります。大法弟子は必ず自分の一思一念、一言一行を厳しく律さなければなりません。明慧ネットに投稿する文章は大法弟子の慈悲と善良を体現し、衆生の善念を啓発し、人々を救い済度することを目標にしなければならないとAさん思っています。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「定論」