文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年8月7日】私は、レストランの弁当のデリバリーの仕事をしています。2020年3月13日の昼頃、スクーターに乗って弁当を配達していた時、交差点で横から走ってきた車が私のスクーターの後部に接触しました。私は通行人にぶつからないように懸命にスクーターを押さえましたが、結局、スクーターは激しく揺れながら、歩道に乗り上げて転倒し、私はスクーターの下敷きになりました。
この時、車の運転手と通行人が集まって来ました。「大丈夫ですか?」と微かに聞こえたため、私は目を閉じて「しばらくこのままにしてください」と言いました。この時、「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある」 [1]。「運転手がスピード違反をしたことは確かです。しかし、彼もわざと人にぶつけたわけではありません。彼は不注意で事故を起してしまったのではありませんか?」 [1]と師父の法が頭に浮かびました。すると、頭がはっきりとしてきました。
「私は大丈夫です。スクーターを起こしてください。私を立たせてください」と言うと、運転手と通行人は私を支えて立たせてくれました。見ると、弁当がいっぱい散乱して、スクーターも壊れ、靴も破け、私の顔も体もほこりだらけでした。運転手が「病院に送りましょうか」と言いましたが「いいえ、病院には行かなくても結構です。あなたはわざと私にぶつかったわけではないでしょう。大丈夫ですよ」と言いました。その時、連絡を受けた上司が駆けつけて来て「ああ! スクーターはめちゃくちゃじゃあないか? 弁当の配達はもうできないだろう。お客さんに早く電話をして事情を説明し、弁当の配達が遅れることを知らせなさい」と言いました。私はすぐにお客さんに電話をして、事情を説明しました。お客さんは「お弁当はもういいですよ」と言ったため「じゃ、代金を返却します」と言うと、お客さんは理解してくれ納得してくれました。
お客さんに弁当代を弁償する話しを聞いた運転手は「ではこうしましょう。そのお金は私が出します」と言いながら、お金を出そうとしたので「分かりました。お客さんの弁当代100元(約1500円)を代わりに払ってください」と言うと、運転手は「だめです。せめて200元(約3000円)を渡しましょう。あなたのスクーターも修理しなければならないし、お金を払わないと気が済まないのです」と言ったので「余分なお金は頂けません。私は法輪功修煉者です。師父は私達にいつでもどこでも人の為に考えるようにと教て下さっています。安心してください。あなたからお金をゆすり取るようなことはしません」と言いました。
運転手はとてもびっくりして「今まで、法輪功に偏見を持っていました。今日は法輪功を再認識しました。凄いです! さすがです!」と親指を立てて言いました。私は彼に大法の素晴らしさを話し「神は必ず中共を滅ぼす」こと、中共肺炎(武漢新型肺炎)の真相も話しました。運転手はあっさりと三退をして、とても喜んで帰って行きました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』