【明慧日本2020年8月11日】上海静安区裁判所は2020年7月29日、宝山区の法輪功学習者・姚桂珍さん(60代女性)に懲役4年3カ月、王秋菊さん(47歳女性)に懲役1年4カ月の実刑判決を宣告した。
上海宝山区に住んでいた姚さんは1999年7月、中国共産党が法輪功に対する迫害を始めた際、上海黄浦公園で煉功したとの理由で、1カ月間身柄を拘禁された。2006年1月22日夜、姚さんは10代の息子と共に連行され、不当に家宅捜索を受けた。息子は1カ月間拘禁された後、洗脳班に移送されて洗脳教育などの迫害を受けた。同時に、姚さんは労働教育2年を強いられ、上海女子労働教養所で長い間独房に閉じ込められて、心身共に酷く痛めつけられた。
拷問の再現:独房に閉じ込められる |
2007年7月25日、上海宝山区の警官及び住宅区の警備員らは姚さん宅に押し入り、靴も履いていなかった姚さんを2階から1階に下ろして、パトカーに押し込み、不当に連行して上海青浦洗脳班に入れて迫害した。
2014年3月26日、姚さん、杜さんなど9人の法輪功学習者が連行された。翌日、9人は留置場に入れられて10日間身柄を拘束された。
上海宝山区に住んでいた王さんは、かつて体が弱くて病気がちだったので、法輪功を学び始めた。その後、健康を取り戻した王さんは、2015年7月に実名で江沢民を告発したため、現地の派出所の警官らに何度も嫌がらせや脅迫を受けた。夫も嫌がらせを受け、脅かされた。
2019年4月25日午後、姚さん、王さん、範さんは不当に連行され、上海宝山区留置場に拘禁された。同年5月31日、姚さん、王さんは不当な逮捕状を発付され、範さんは「仮釈放」されて裁判待ちになり帰宅した。
7月24日、姚さん、王さんを誹謗中傷する書類が検察庁に回され、11月に静安区裁判所に回された。公安、検察庁、裁判所は互いに結託して2020年7月29日、姚さんに懲役4年3カ月、王さんに懲役1年4カ月の実刑判決を宣告した。