【明慧日本2020年9月23日】ニューヨークの中国領事館前は、冬は雪に覆われて骨身を刺すように寒く、夏は身体にこたえる炎天下で、また普段は風通りがきつい。ニューヨークの法輪功学習者(以下、学習者)たちは悪条件の天候にも負けず、中国領事館前で法輪功の実態を伝え、中国共産党(以下、中共)の法輪功への迫害に抗議し続けて19年になる。十数年来、学習者は風雨に阻まれることなく、ここで中国人に法輪功の素晴らしさを伝え、中共を悪辣な本性を暴き、人々に迫害の実態を伝え続けている。中共ウイルス(武漢肺炎)が最も流行している期間中であっても、学習者はこの場所で活動を続け、これらの行為はニューヨークの人々を感動させた。
ニューヨーク中国領事館前で中共の法輪功迫害に抗議する学習者たち |
学習者が法輪功の実態を伝える場所は、マンハッタンの12番街と42番街にある中国領事館の向かい側の歩道上である。すぐ横には観光客向けのクルーズ船の桟橋があり、感染症が流行するまでは、多くの観光客がクルーズ船に乗船していた。
真相を知って感動する観光客
中国領事館前で法輪功迫害の実態を伝え続けて、7年になる学習者の黄燕さんの話によると、多くの観光客が美しい煉功音楽に惹かれ立ち留まり、煉功を見物していたという。その際、学習者は彼らに法輪功の素晴らしさを紹介し、これらの活動は中共による法輪功迫害の停止を呼びかけるものだと伝えている。
真実を知った観光客の多くは喜びと感動で涙を流す人、学習者とハグする人、お金を無理やり寄付しようとする人、自分に何かできる事はないかと尋ねる人、地元の人と友人に伝えると話す人、その場で煉功を習い始める人、煉功の様子や横断幕を撮影する人、学習者と記念撮影を求める人、合掌して学習者に感謝する人などがいるという。
ある日、西洋人男性が法輪功の真実を理解し、黄さんに「なぜ中国領事館の正門前で真相を伝えないのか?」と尋ねた。「中国領事館前での資料配りは許可されていないのです」と黄さんは答えた。その男性は走って行き、中国領事館の警備員の警官2人に、興奮して何かを訴えていた。その後、男性は黄さんにジェスチャーでこちらに来るように言った。黄さんは指示された通りに行ってみると、警官から「今後、この曲がり角で法輪功の資料を配ってもよい」と言われたという。この場所は領事館の正門から、わずか2歩の距離であった。
さらにある日、黄さんはいつものようにある西洋人男性に法輪功の資料を配った。資料を受け取った男性は驚いた様子で、「今日、ある人から資料を渡される夢を見ました。それが、あなただったのですね」と話した。黄さんの話を真剣に聞いて、しばらく考えて、別れを告げた。
感染症の流行中にもかかわらず、西洋人女性が法輪功の功法を学ぶ
ニューヨークで中共ウイルスが最も流行っている時でも、学習者は中国領事館前で迫害の実態を伝えることを休まなかったという。いつものように早朝から領事館前で、「真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」、「法輪功への迫害を停止せよ」などの横断幕を掲げた。往来する人は以前より減少したが、この人通りの少ない所では学習者の煉功する姿が人々に注目された。イタリアとイギリスから来た数人の観光客は説明を聞いて、「帰国後、法輪功を学びたい」と言った。
2020年の4月に入っても気温が依然として低く、学習者の李さんはダウンジャケットを着ていても寒かった。この日、李さんは寒い中で横断幕を持って立っていた。一台の乗用車が窓を開けて李さんに向けて、「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ! また、クラクションを鳴らして親指を立て、学習者に声援を送る運転手もいた。
ある日、西洋人の女性が法輪功を学ぶために、ニュージャージーから車で中国領事館まで訪ねてきた。黄さんは法輪功の素晴らしさを紹介した。女性はこれに感動して、「真面目に法輪功の功法を学びたい」と言った。その後、煉功が終わっても、黄さんの手を握り、別れたくないそぶりをした。
黄さんは、「今はコロナ禍で、人との接触を避けたがる時期ですが、私のようなごく普通の修煉者でもすぐに信頼してもらえたのは、法輪大法や真・善・忍の純粋さのおかげだと思います」と話した。