明慧法会|80歳代の同修が師が法を正すことを手伝う(下)
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文/中国の大法弟子・凱旋 

 【明慧日本2020年12月14日】(前号より続く)

 3、皆を引っ張って真相を伝える

 私は音声電話をかけて数年が経ちましたが、効果が以前と比べてあまりよくなくなり、受話器を取った相手は直ぐ電話を切ります。2018年ごろから携帯電話用のプリペイドカードも売らなくなり、カードに対する封鎖は厳しくなりました。そこで私は音声電話で真相を伝えることを止めて、直接、相手に電話をかけるか、または個別に会って法輪功とは何かを伝えるやり方に切り替えました。大法弟子は一体であり、皆が参加すればより多くの人に伝えることができると思いました。

 私は同修の甲さんと交流して、表に出て真相を伝えるように、そして同修たちを引っ張って伝えるように勧めました。私は甲さんに伝える内容をまとめて書きだすように頼み、自分の親しい友人に伝え、レベルの高い話をしないように言いました。2019年旧正月の前、私は甲さんと相談して旧暦12月の期間中、福を届ける名目で一軒一軒の家を回り、この機会を利用して法輪功とは何か、また共産党からの三退を勧めることにしました。私は「福」という文字を準備して、2人一組の三つのグループに分かれ、効果がとても良かったのです。10日ぐらいで「福」の文字を全部配り終え、500人以上を三退させました。皆はこの期間中、自分を鍛えることができました。

 2020年3月、中共ウイルス(武漢肺炎)のパンデミックにより、ウイルスは迅速に世界に広がり、感染者と死亡者が日増しに増え、人々は危機に陥りました。私は甲さんと相談して、『劉伯温碑記』(りゅう・はくおんひき: 明の時代に活躍した劉伯温は 、清廉潔白な軍師として皇帝から絶大な信頼を得ていた。彼は、伝染病に見舞われた今日の中国を暗示するような予言を残している)を印刷して各家に配り、真相を伝えることにしました。私は500部を印刷して、甲さんの夫が車を運転して隣の町村に配りに行きました。甲さんと同修の乙さんは協調がよくできて、2日で40~50人を三退させました。他の同修は地元で「福」の文字を配りました。

 ある日、私と一緒に動いている同修は用事ができ、私は1人である村に行き、十数人が踊りをしていたグループに出会い、そのうちの2人は私のことを知っていたので、この2人に真相を伝えて三退をさせた後、他の人達も続けて三退しました。近くにいた人たちは私が何を配っているのだろうと思い、何人かの人が近寄って来て、彼らにも三退を勧めました。この日、私は42人を三退させたのです。

 4、同修たちの最近の真相伝えについて

 感染症によるロックダウンの解除により、8月8日、当地の観光スポットも開放されました。当地には風光明媚な湖があり、7月になると湖に蓮の花が咲き乱れ、休暇になると周辺の県の人達が観光に訪れます。木造の橋は湖の中心に向かって引かれ、湖岸には、あずまやがあり、湖の周りは樹木に囲まれています。ここに踊りのグループが数組と、楽器の演奏や歌うグループが何組かいました。ここは地域にとっても大きな憩いの場であり、多くの人が訪れます。

 そのため、同修たちはこの湖で多くの人を三退させました。観光客に真相を伝えるため、私は8月15日の土曜日、この湖に行って20人以上を三退させました。夜、付近の村で大衆演劇の舞台があり、そこでも20人以上を三退させました。8月16日の日曜日、私は再び湖に行き、45人を三退させた後、大衆演劇の舞台がある村に行き、さらに20人ぐらい三退させました。

 当地区の同修は「福」の文字などを配ることを通して鍛えられました。その後、甲さんはよく夫に車の運転をしてもらい、同修たちを乗せて市場や観光スポット、公園などに真相を伝えに出かけ、当地の同修たちを励まし、引っ張って行く役割を果たしました。表に出て真実のことを伝える同修はますます多くなり、今では1日に三退する人数は、以前の真相電話かけによる人数の、数カ月の合計人数より多いのです。

 2日おきに私は甲さんの家に行き、三退の名簿を受け取りネットで発表しています。私はパソコンでの入力が遅く、一文字一文字を入力していますので、毎日、時間に追われて忙しくしています。

 5、真相を伝える中でのエピソード

 師父は説法の中で、「師父の法身や、正の神、大法が世間で配置した巨大な場は、縁のある人、救い済度できる人を各種の環境を利用して、あなたの前に連れてきて、その人に真相を知る機会を提供しますが、皆さんがこのことを行なうべきであり、行なわなければ、それもいけないことです」[5]とおっしゃいました

 甲さんは、「ある日、私はある男性に三退をさせた後、彼は2人の女性を連れてきて、2人に三退させてほしいと言いました。さらにある日、1組の男女に出会い、その女性は、私の職業を知っていますか? 私は警察官であなた達の(迫害)を担当している。2年前の状況であれば、私は警官を呼んでいたことでしょう。今ではあなた達が良い人であることが分かっています。安全に注意してくださ!」と話してくれました。

 8月16日の日曜日、私は湖に行き東の方向で4人のグループに出会いました。どこから来たのですか? と尋ねると、某市から来たと言いました。前方にトイレがあるので、彼らはトイレに行くのではないかと思い、留まりました。しかし、彼らはトイレには行かず、駐車場のある南の方向へ歩いて行きました。彼らは師父が連れてきてくださった縁のある人だと思い、見逃してはいけません。私は急いで後を追って、100メートルあたりで急な坂に差し掛かりました。彼らは木の棚の下で立ち止まっていました。おそらく三退を勧められるのを待っていたようです。私は顔色を変えることなく、呼吸を整え、「私はこんな年なのに、何故ここまで追っかけて来たと思いますか?」と彼らに声をかけました。1人の若い男性は「あなたは何歳ですか?」と聞き、私は「もう82歳だよ」と答えると、「本当に若いですね」と言ってくれました。「あなた達4人はとても良い人だと思います。良い人には好い報いがあり、一生が平安なのです。あなた達と家族が災難から無事に乗り超えられるように、教えなければなりません」と話しました。

 私は続けて彼らに聞きました。「共産党の党員と青年団員に加入したことは?」、2人が団員で、1人が少年先鋒隊だと自ら教えてくれました。私は3人の三退を行い、3人は「ありがとうございました」と感謝してくれました。「もう1人は共産党員です」と三退した1人が教えてくれました。私はその若者に「共産党から脱退するのは、あなたの思想から脱退するだけで、会社に行って脱退を申し込む必要はなく、給料のベースアップや昇進にも影響しないのだから、こんなにいい事はないでしょう? 『平安』という偽名で、一生平安に過ごせるように三退しましょう!」と勧めましたが、彼は返事をしませんでした。私は続けて「人の行いは天が見ておられる、あなたが返事をしなければ、私の話は無駄になったのではありませんか?」と言うと、彼は慌てて「いいですよ! ありがとうございます!」と言葉を発したのです。

 私は最後に彼らに、「心からの九文字を教えます。災難がやってきた時、この九文字を念じれば災いが転じて福となり、危険に晒されることなく、そして皆さんは災難を無事に乗り越えることができます。それは『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!(中国語では九文字)』という九文字なのです」と彼らに伝えました。彼らは「どうも、ありがとうございます」と感謝の言葉を言って、手を振って去って行きました。私は坂道を下り始めていると、彼らが、「あのおじいちゃんは80歳を過ぎているのに、脚が元気だね! コミュニケーションや交流もでき、本当に素晴らしい!」と話しているのが聞こえました。

 午後1時過ぎて人が少なくなり、私は帰りました。私は電動三輪車で帰り道で1キロ走行したところで、2人の若者と出会いました。若者2人は「湖の北の方向へ行くには、どのように行けばいいのですか?」と聞いてきました。私は2人が来た方向に指を指しながら、「あの橋のところを北の方向に行けばいい」と教えました。そこで私は考えました、若者2人はなぜ湖の入り口で聞かずに、1キロ離れたところでわざわざ私に聞いてくるのか? これは2人が三退したいのではありませんか? このような縁のある人に三退を勧めて、三退させなければなりません。犯罪をして業を作った多くの人が、真相を聴くためにわざわざ私を訪ね、そして三退したのです。

 私は真相を伝える時、服装や言動にも注意を払っています。私はいつも満面の笑みで、どの人に対しても善をもって接しています。大法弟子の態度と外見は法を実証しており、重視しなければなりません。言葉を発する前に相手に好感を持たせることが大切です。

 8月23日の日曜日、私は湖岸で真相を伝えていた時、一組の夫婦に出会い、男性は50歳代で私と話が意気投合しました。私は2人に青年団員に加入したことは? と聞くと、その男性は手を横に振りながら、「おじさん! 何も言わないで、私は分かっています。ありがとうございます!」と話し、「私はもう82歳です。あなたを騙すと思いますか? 良い人は好い報いがあり、良い人には一生が平安なのです。老人の話を聞かなければ、損をするのはあなたですよ」と説明すると、彼の態度が変わり、「あなたはもう82歳なので、あなたの話を聞き入れましょう!」と言いました。

 私はその夫婦を三退させた後、2人に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を覚えるように伝え、「この心からの九文字は普通の文字ではなく、あなたの災いが転じて福となり、危険から逃れることができます。武漢肺炎に感染した人が、この心からの九文字を念じたことで元気になったのです。これは妙薬であり、必ず覚えて下さい」と説明しました。2人は「ありがとう、ありがとうございます!」と言って、その男性は九文字を繰り返して念じ、私に聞かせました。

 6、三つのことをすべて行なうべきで 学法は最も重要である 

 師父はこのようにおっしゃいました。「法の勉強はやはり最も重要で、最も重要なことであり、あなたが行おうとするすべての根本的な保障なのです。法の勉強がついてくることができなければ、すべておしまいなのです」[6]

 この前ある期間、中共ウイルス(武漢肺炎)の重症化に伴い、村がロックダウンされ、街には歩く人がほどんどいませんでした。私は師父の各地での説法を読み直し、1日数冊を読み、受けた恩恵は言葉では表現できません。夜ベッドに横たわると、見える所、すべての壁や天井に法が現れ、これは私の脳裏に法がいっぱい詰め込まれていることを物語っています。法はすべてをよく行うための基礎であり、根本的な保障なのです。

 最近、日々、法を実証し人を救う事が多く、これは歴史的な使命なのです。師父は私を励まし、大衆演劇の舞台で真相を伝える帰り道、頭部は金色に輝いていました。そこで私は思いました、邪悪がこのような私を見れば、頭を抱えて逃走するしかないでしょう! 師父に感謝を申し上げます。

 この度の法会での投稿は、下書きはせず、直接パソコンに文字を入力して作成しました。真相の文字を入力した時、真実のことを伝えている場面が脳裏に現われました。時には朝早くから原稿を書き始め、10時ごろにやっと朝食を摂りました。夜は正念を発する12時前まで書いていました。そして三つのこともしっかりと行ないました。

 三、師と法を真に信じていれば 最も安全である

 師父はこのように「本当に信じるとは何でしょうか? あなたは口先だけで信じると言って、実は心の中では信じていません」[7] と説かれ、「しかし、皆さんは私本人に会えないのですが、実は修煉さえすれば、私は常にあなたの身近にいます。修煉さえすれば、私はあなたに最後まで責任を持つことができ、しかも私は時々刻々皆さんを見守っています」[8]と説かれました。

 ある時、私は台所で食事を作っていたところ、突然、目まいに襲われ、地震が起きたようにまな板が傾いているように見え、立っていられなくなり、倒れそうになりました。私は瞬時に「師父、助けてください!」と叫ぶと、体が直ぐ正常に戻りました。私は感激で涙が溢れ、助けて下さった師父に感謝を申し上げました!

 私はご飯を作り続けましたが、この時、もし、師父が身近におられることを信じず、師父が助けて下さると信じなければ、想像を絶する結果になっていたかもしれません。この時、私の脳裏に現れた師父の説法は、「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[9]だったのです。この出来事で悟った事は、私が対応する天体が更新され、大きな変動が起きたのです。

 さらにある時、朝食を食べ終えて、突然、お腹が下りそうになり、トイレに走っていき座った瞬間、いっぱい下りました。見てみると、黒い血が混じったドロドロしたもので、この状態は3日続き、嬉しくなりました。私は分かっていました。師父が私の体を浄化してくださり、私が対応している天体はさらに壮観になり、さらに美しくなりました。師父に感謝を申し上げます。

 私たち古い同修は知っていますが、修煉者には病気がなく、師父は私達の体をとっくに浄化してくださいました。もし、それが病気だと思ってしまえば、それは自ら煩わしい事を求めていることになります。旧勢力は以前に病気をした場所に業力を集め、病気が再発したと思わさせ、あるいはある部位に難病を発病させ、あなたは恐れますか? もし、あなたが恐れてしまえば、それはとても危険なのです。一部の同修はこのようにして命を奪われ、悔しい事ではありませんか?

 最後に、師父の法をもって同修の皆さんと交流したいと思います。師父は「最後の時刻がやってくる前に、救い済度される衆生の人数がまだ予定に達しておらず、一部の大法弟子がまだついてきていないので、これがまだこのことが完成できないことの理由です」[10]、「先ほど話したように、最後まで歩んだからこそ、行なうべきことにさらにしっかり取り組まなければなりません。なぜなら、最後になればなるほど肝心だからです」[11]、「千万年、億万年の機縁と待ち望んだこと、歴史上に耐えてきたすべては、皆今日のためです」[6]とおっしゃいました。

 次元が限られており、不適切なところがあれば、ご指摘をお願いします。

 師父に感謝いたします!

 同修の皆さんに感謝します!

 注:
 [5] 李洪志師父の著作:『各地での説法七』「米国首都法会での説法」
 [6] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」
 [7] 李洪志師父の経文:『ヨーロッパ法会での説法』
 [8] 李洪志師父の著作:『米国法会での説法』「ニューヨーク法会での説法」
 [9] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒恩」
 [10] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「さらなる精進を」
 [11] 李洪志師父の経文:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』

 (明慧ネット第十七回中国大法弟子修煉体得交流会)

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/11/414815.html)
 
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