情勢に心を捕らわれないように
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文/カナダの大法弟子 新生  

 【明慧日本2020年12月14日】最近、米大統領選は膠着状態になっていて、大法弟子として、私はこれが善と悪の戦いであり、ほかの空間の邪悪を排除するための正念を多く発するべきことははっきりと分かっており、変化している情勢に心が動かされてはならず、三つのことをしっかり行うべきことも随時自分に言い聞かせてはいます。しかし、選挙に関するニュースや同修が作成した番組を見ていくうち、どんどんそこにはまってしまい、気がつけば2~3時間も経っていました。ときには更新情報がないことを知りつつ、結果を早く導き出そうとして、ちょっとした手がかりを見つけるためにずっとネットに留まっていたり、1時間の抱輪(第2式功法)を短縮しようとの考えが浮かんできたりしました。

 これらの状態が正しくなく、自分にはきっと修めるべき部分があると気づいた私は、内に向けて探してみました。そこで、自分には選挙が早く終わってほしいという焦る心が深く隠されていることが分かりました。最初、その心はうまくコントロールされていましたが、時間が経つにつれて、安逸心とともにその心も次第に大きくなっていき、別の空間でよくない物質が形成され、私を学法煉功から遠ざからせ、ネットに留まらせたと思わせました。しかし、深く掘り下げていくと、やはり自分は着実に修煉しておらず、心が容易に動じてしまうのが原因だという認識に辿り着きました。

 問題の根源を見つけたので、私はさっそく自分を正すことにしました。まず、選挙情報などを見ないまたは少なく見ることを自分に課しました。次に、学法や法の暗記を強化し、煉功を毎朝欠かさずに行い、煉功をさぼろうとする良くない念が出てきたらすぐに排除するようにしました。また、発正念の時間を延長し、米大統領選のために正念を発する際は、自分自身の空間場を清めることも強化しました。今週になって、ネット上の情報を見ようとする考えが薄れていて、普段の修煉状態に戻り、1日に1~2ページほどの法の暗記も心を静めて行うことができるようになりました。

 この間に自分に現れた正しくない修煉状態を考えてみると、私は修煉の厳粛さ、そして進まなければ後退してしまうことを今一度実感しました。特に法を正す時期の最後になった今、どれだけ高くまで修めていても、ほんの少しの油断ですべてが台無しになってしまうかもしれません。常に法を師とし、一歩一歩を着実に歩み、必ず師父がおっしゃった「執着を一つも漏らすこと無く、修めれば」[1]通りに行い、はじめて圓満成就の基準に達することができます。

 上記はあくまでも自分の次元での悟りであり、不足の部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「迷いの中で修める」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/11/416307.html)
 
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